TRIBE NINE(トライブナイン)のあらすじ
いじめられっ子の白金ハルと、最強のXBプレーヤーを目指すタイガ。ふたりの少年は、ミナトトライブのリーダー、神谷瞬と出会う。神谷に連れられてミナトトライブのアジト「Lovely Ocean」にやってきたふたりは、トライブ同士の決闘・XBが始まる瞬間に偶然居合わせた。何を思ったか神谷は、XB初心者であるハルとタイガに、自身の代わりにXBのゲームに参加するよう告げる。
国王である天心を殺害し、新国王となった王次郎は、即位して新たなXB法を制定する。内容は「対戦相手の殺害や、敗者への残酷な命令も容認する」という常軌を逸したものだった。過激さを増した新たなXBは一部の民衆に支持され、見世物として世に広がってしまう。かつてのXBを愛したミナトのメンバーたちは、新たなXBを受け入れられずに、悶々とした日々を過ごしていた。そんなある日、ミナトはチヨダの神木から、XBを申し込まれる。
混迷するオオタとの戦いのさなか、園田の口からカズキの真の目的が告げられる。「ミナトトライブを利用し、自分の左腕を壊した王次郎に復讐する」というものだった。それを知ったハルたちは、戦いを継続する意義を見出すことができなくなり、ゲームを放棄しようとするが、修行から帰ってきたタイガだけは、戦意を失っていなかった。