明日ちゃんのセーラー服のあらすじ一覧
体育祭の練習が続いたある日。後夜祭で小路がダンスを披露する事を知った江利花は、もし、小路が踊る曲をピアノで演奏する事ができたら…と妄想するが、胸の内にしまいこんでしまう。一方で、バレーボールの練習に励む小路。しかし、大切な団体種目だというのにチームワークはバラバラ。「休日に皆で合宿できる場所が見つかればいいんだけど」という透子の一言に、小路はかつて通っていた小学校を思い出す。
体育祭の買い出し係に選ばれた小路。休日に江利花、透子、智乃の4人でショッピングモールに出かける。地元民の小路は張りきって店内を案内するが、流行やおしゃれに興味がある透子の方が詳しい。そんな中、本屋へ立ち寄る一同。江利花が手にした1冊の小説は智乃がお気に入りの作者の本だった。来る途中に読み終えたばかりだという智乃は、江利花に本を貸そうとするが、挟んでいたはずの栞が見つからない。
体育祭の出場種目を決める学級会が開かれる。水泳のアンカーに抜擢された水上りりだが、江利花の推薦で小路もその候補に選ばれ、アンカー対決をすることに。りりは水泳部で全国大会に行った事があるという強者だが、小路はライバルであるりりに対して闘争心がない。そんな中、りりは「うちがアンカー対決で勝ったら、小路のセーラー服とうちのブレザーを交換して」と、持ち掛ける。
放課後、クラスの皆が部活へ向かう中下校する帰宅部の蛇森生静。音楽やバンドに興味はあるが、ヘッドフォンから流れるロックミュージックと、好きなアーティストが載っている音楽雑誌を眺める…それだけで十分だった。しかし、小路の勘違いからそんな生静の日常が崩れ始める。「私、本物のギターの音、ききたい!今度、演奏聴かせて!」
今度の休みに江利花を家に誘おうと決心する小路。しかし、家に友達を招いた事がない小路は、どうやって誘えばいいのか分からず、1週間が過ぎようとしていた。挙動不審な小路の様子に違和感を持った江利花は、話を聞こうと小路を図書室に誘う。江利花の読む釣りの本に興味を持った小路は、よく家の近所の湖で自作の竿を使い、釣りをしていたと話す。
大熊実は研究ノートをつけるほど、生き物に興味がある女の子。その興味はクラスメートである小路にもひっそりと向けられていた。小路も田舎育ちで生き物に詳しく、興味がある事はメモを取るなど、共通点があると知った実は、小路と一緒にクラスメートを観察する事に。生き物観察には隠密能力が大切だという実だが、校内で唯一セーラー服を着ている小路は、隠密には不向きだった。
写真部に所属した景から誘いを受け、写真のモデルを引き受ける事になった小路。さっそく撮影に挑むが、景は「自分のイメージする小路の姿とは少し違う」と話す。「私のイメージってなんだろう?」と、思い悩む小路だが、とある事がきっかけで透子たちの下宿先「満月寮」に行くことに。透子の作ったお菓子に感動する小路は、透子に教わり挑戦する。
50m走でクラストップの成績を納めた小路に、運動部からの勧誘が殺到。しかし、やりたい事が多い小路は、どの部活に入るべきなのか悩んでいた。ひょんなことから、クラス一の秀才である谷川景と連絡先を交換する小路。景もまた、部活選びに悩んでいたのだ。なかなか答えが見つからない小路は、すでに文芸部に決めたという智乃と一緒に部活見学をしてみることに。
初めての自己紹介に初めての給食。同級生のいない小学校時代を送っていた小路にとって、すべてが新鮮で、楽しいことばかり。同じ班の木崎江利花、兎原透子、古城智乃と机を囲んで給食を食べる小路。そんな中、校内放送から聴こえてきたのは福元幹の曲だった。小路が幹に憧れていると知った透子は、リップを手渡し、小路にミュージックビデオの幹のまねをしてほしいと頼むが…。
母親・ユワの母校である?梅(ろうばい)学園中等部に入学が決まった明日小路は、憧れのアイドル・福元幹がセーラー服を着ていた事から、自分もセーラー服を着たいと夢見ていた。真新しいセーラー服に袖を通し、ついにドキドキの入学式。「友達いっぱいできるかな」と、期待に胸を躍らせる小路だが、周りを見渡せばブレザーの生徒ばかり。学園の制服は、セーラー服からブレザーに変わっていた。