映像の世紀バタフライエフェクトの放送内容一覧
死者3000万を超える史上最悪の犠牲者を生んだ、ナチス・ドイツとソ連が戦った独ソ戦の記録を伝える。不可侵条約を結び、開戦前日まで助け合っていた両国だったが、突如ヒトラーが奇襲を仕掛け、対するスターリンは全人民を動員して徹底抗戦した。二人の独裁者の激突は、次第に憎悪と復讐心のままに敵の絶滅を叫ぶ、地獄の戦場と化していった。
夢と狂気が渦巻くアメリカ・ハリウッドの100年の物語に迫る。20世紀初頭、高額な特許料を求められた映画人たちは、自由に映画を作れる場所を求めてハリウッドにたどり着く。小さな田舎町は映画の都となり、1930年代には黄金期を迎える。しかし、成功を夢見て集まった若者たちを、彼らの夢を飲み込み肥え太るモンスターが待ち構えていた。
1945年4月30日、ソ連軍の猛攻を受けてヒトラーが自殺。その日を境にベルリンでは、正と悪が逆転する。連合軍の豊かな配給を受けたユダヤ人が安息の日々を送る一方で、ドイツ人は飢餓に苦しむ。ドイツの支配下にあった国々でもドイツ系住民や兵士は激しい報復を受けた。しかし絶望の淵から、ドイツは経済復興を成し遂げていく。
1932年、「五族協和」と「王道楽土」のスローガンを掲げ、日本のかいらい国家「満州国」が建国され、100万人を超える日本人が渡った。その地では、幻のユダヤ人移民計画、新興財閥を使った重工業開発、アヘン密売などが行われ、多くの夢が交錯。わずか13年で世界地図から消えた実験国家「満州国」の夢と挫折の物語に迫る。
国家と表現の自由との間で葛藤した芸術家たちに迫る。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者・フルトヴェングラーは、ユダヤ人楽団員を守りながらもドイツに留まり、戦後ナチ協力者の疑いをかけられた。作曲家・ショスタコーヴィチは、スターリン体制下で意に沿わない作曲を続け、独ソ戦では反ファシズムの象徴となる交響曲を生み出す。
“愛の自由”のために勇気をつないだ恋人たちの物語に迫る。マリリン・モンローは男性が求める理想の女性を演じる一方で、真実の愛を求め続けた。また、1950年代のアメリカで、白人と黒人の結婚は法律違反だとして逮捕されたラビング夫妻は、裁判で無罪を勝ち取る。その判決は50年後、同性婚訴訟にも道を切り拓く。
1950年に勃発した朝鮮戦争をきっかけに核兵器の恐怖と誘惑に取りつかれた権力者たちに迫る。韓国を支援した国連軍の指揮官・マッカーサーは、戦局打開のため核兵器の大量使用を主張。対する北朝鮮・金日成を支援したソ連・スターリン、中国・毛沢東も核兵器に固執する。また、この戦争が日本の体制も一変することに。
香港の伝説的アクションスター、ブルース・リーと、彼に心を動かされた人々の物語をひもとく。リーは香港とアメリカの両方の社会で疎外されながらも、自らの信念を貫き国籍・人種の壁を越えて大成功を収める。死後も彼の残した言葉はさまざまな人に影響を与え、分断された世界のヒーローとなっていく。
世界最高水準の性能を誇りながら、最後は特攻という悲劇的な作戦に使われた戦闘機「零戦」の技術者たちの戦後の功績を紹介。平和国家となった日本のためにできることを模索した彼らは、世界初の胃カメラの実用化、新幹線の高速運転を可能にした技術、そして日本の宇宙開発の基礎を築いたロケットなどを実現していく。
2001年、東京・JR新大久保駅のホームで転落者を助けようとして命を落とした韓国人留学生イ・スヒョンさんが与えた影響に迫る。実は6年後の同じ日、再度転落事故が発生していたが、スヒョンさんの本を読んだ人が同じように転落者を助けようと線路に飛び込み、救出したという。危機の中での勇気の連鎖を描く。
第二次世界大戦時、命懸けで活躍した女性兵士たちを紹介する。309人を仕留め、“死のエンジェル”と呼ばれたソ連の女性狙撃兵リュドミラ・パブリチェンコ。ナチスの急降下爆撃を生み出した天才飛行士ハンナ・ライチュ。彼女たちの奮闘と兵器の進化がきっかけとなり、その後の女性兵士は増え続けていくことになる。
第2次大戦下でホロコーストに関与した元ナチス党員を見つけ、裁判にかける“ナチハンター”の思いに迫る。2022年6月、100歳になるまで逃げ延びていた元ナチの男に禁錮5年の有罪判決が下された。ナチスの罪を許さないナチハンターたちの執念は、「忌まわしい過去は忘れたい」というドイツ国民の空気を変えていく。
超大国・ソ連を崩壊に導いた、指導者とロックシンガーの知られざる物語をひもとく。アフガニスタン侵攻によって始まった西側諸国の経済制裁と戦費拡大でソ連が危機に瀕する中、登場したのがゴルバチョフだった。一方、若者たちの絶大な支持を集めるロックバンド・キノーが誕生。彼らは自由を求める人々を鼓舞していく。
1929年10月24日、ウォール街を襲った株価大暴落に人生を左右された人々に迫る。「ブロードウェイの父」と呼ばれた演出家は破滅し、人気作家のF・スコット・フィッツジェラルドも転落。一方、市場崩壊を見抜いた相場師ジョセフ・ケネディは巨万の富を築き、やがて大統領の父となる。人々の欲望と破滅の物語をひも解く。
なぜジェノサイドを止められないのか、人類の悲劇と失敗の物語に迫る。第二次大戦後、世界はナチスのユダヤ人大量虐殺を二度と起こさないため、「ジェノサイド」という概念を戦争犯罪に認定。ジェノサイドを駆逐する条約に世界が賛同したが、ルワンダではジェノサイドと闘った現地指揮官も孤立するなど、悲劇は繰り返されていく。
逆境からはい上がり、共に連邦議員としてアメリカで自由と平等のために戦ったロン・デルムスとダニエル・イノウエを特集。面識のない二人は議員として知らぬうちに助け合い、自由を保障する法律を実現。その波は南アフリカのアパルトヘイト撤廃に結実した。アメリカを変えた友情の連鎖の物語をひも解く。


























