モブサイコ100 IIIのあらすじ一覧
エクボに言われた一言にモブの様子が一変。モブは、「モテ期が来た」などと浮かれ、調子に乗ってエクボの話に耳を貸さなかったことをわびるのだった。お互いの真意を語り合い、和解した二人。力の使い過ぎで気を失ってしまったモブを背負い、家路につこうとしたエクボの前に、おびただしい数のサイコヘルメットが立ち塞がる。モブを奪おうとするサイコヘルメットに対し、必死に対抗するエクボ。真実の友情をかけた壮絶な闘いが始まる。
サイコヘルメットの出現と時期を合わせるように、街中に増殖していく植物の根。危険を感じた霊幻、律とともに神樹を破壊しに行くモブだったが、サイコヘルメット教に身を委ねる街の人々に飲み込まれるように、律、霊幻も洗脳されていく。その頃、街の異変の原因が神樹にあるとにらんだテルは、単身ブロッコリー内部に乗り込んでいくが、そこに現れたサイコヘルメットの力はあまりに強大だった。洗脳された霊幻と別れたモブは米里やトメ、信者たちに見送られるように一人、神樹へと向かう。
久しぶりにツボミと会話して上機嫌のモブ。町を歩いていても周囲の女子の視線が熱い、モテ期到来では…と調子に乗っている。それを勘違いといなしたエクボは、今こそ教祖になろうと提案するが、モブの返事は冷めていた。姿をくらましたエクボの一方で、サイコヘルメット教の会員数に目をつけた霊幻に勧められ、モブは一張羅を買いにテルと町へ出かける。買い物を終え、米里たちと約束の場所へ赴くモブだったが、約束の時間になっても二人は姿を現さない。モブが待ちぼうけをしている同じ頃、多くの人でごった返す神樹では、ステージに突如サイコヘルメットが現れる。
2週間後に控えた文化祭の準備で忙しいモブ。一方、芹沢は一念発起し、夜間の定時制学校に通う予定だという。そんなとき、「霊とか相談所」に一人の男が現れる。自称妖怪ハンター・天草晴明。この世に巣くう魔物、百鬼を倒す手助けをしてほしいという。そのいでたち、話の内容にうさんくささを感じる霊幻だが、天草が提示した謝礼の金額を聞いて色めき立ち、一緒に妖怪退治に出掛けていくことに。半信半疑の霊幻たちだったが、たどり着いた廃ビルで強力な力を持った妖怪が現れる。
街の真ん中にそびえる巨大なブロッコリー“神樹(しんじゅ)”が見下ろす調味市。塩中学校では進路希望を提出する季節になり、生徒たちはさまざまな思いをめぐらせている。それぞれが夢や希望を語る中、何も浮かばない自分の進路に悩むモブ。そんな折、除霊に訪れた依頼人の語る半生を聞き、モブと芹沢はどこか自分を重ねて不安になっていく。やがて、依頼人の怨念は街中にまん延、生霊が巨大化し家を破壊してしまう。除霊に躍起になる霊幻。一方、モブと芹沢はさらなる不安に襲われる。