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『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(アニメ)』のシリーズ一覧を見る
2023年7月6日-2023年12月14日 毎週木曜深夜0:55-1:25/フジテレビほか
【最終回】剣心に一を仕向けたのは、元薩摩藩の志士にして内務省のおさ・大久保利通であった。彼は人斬り抜刀斎の実質の後継者だったある男が京都で暗躍しており、止めてほしいという。そしてその男は10年前、彼を危険視した同志の手により抹殺されたはずだった。
赤末有人との戦いを制した剣心は、神谷道場で斎藤一と再会する。警官・藤田五郎として訪ねてきた一のことを、薫たちは警戒することなく招き入れてしまっていた。一は剣心たちの甘さを糾弾し、剣心が人斬りから退いた10年間、殺し屋として殺意と腕前を研ぎ澄ましてきた刀が牙をむく。
剣心はかつて維新志士として敵対した新撰組を夢に見る。新撰組は、人斬り抜刀斎だった彼が決着をつけられぬほどの手練だった者たちであった。なぜ今こんな事を思い出したのかと剣心はいぶかしむ。そんな折、剣心・薫・弥彦が留守の間にある男が神谷道場にやってくる。特徴的な目をしたその男は、たまたま居合わせた左之助に、薬売り・藤田五郎と名乗る。
人斬りの過去を断ち、平和な世を願う剣心は、奇異な目で見られようとも健やかな世を望む医師エルダーの思いに共感していた。その頃、無報酬で治療するエルダーを商売の邪魔と感じていた医者・石津泥庵が、西洋剣術の使い手・エスピラールを雇う。泥庵は彼にエルダーの始末を依頼するが、エスピラールには依頼とは別の目的があった。
茶を飲んで団らんのひと時を過ごす中、剣心は面白い旅の話でもないかとせっつかれる。皆の希望をまとめると、「珍しく、楽しく、悪人を成敗した話」だった。そう言われた剣心は、外国人の慰留地としてにぎやかな横浜で出会ったエルダーという名の、常に仮面を被った外国人医師との物語を語り始める。
10年越しに赤報隊の無念を晴らそうとする津南の思いに同調した左之助は、内務省に攻撃を仕掛ける津南と行動を共にする。だが、建物の中にはそれを食い止めるべく剣心が待ち構えていた。赤報隊の頃と同様に立ちはだかる元・維新志士に対し闘志を燃やす津南による、さく裂弾の攻撃が剣心を襲う。
左之助はいつもツケにして食べている牛鍋屋“赤べこ”の妙から錦絵の買い出しを頼まれる。絵草紙自体には興味がなかったが、店で彼は1枚の絵を見つける。それは赤報隊時代に師と仰いだ相楽隊長が描かれた絵だった。それを見た左之助は目の色を変え、その絵を描いた絵師に会いに行く。
雷十太の剣を受けた由太郎は右腕に重傷を負い、二度と剣が振れなくなってしまう。由太郎とけんかばかりしていた弥彦だが、彼の剣術に懸ける思いは誰よりも知っている。弥彦は由太郎の手を取り、剣心と雷十太の決闘を見届けに診療室を出る。夜の林道で、怒りの剣心と雷十太の対決が始まる。
“殺人剣”としての剣術を再興したい雷十太は、それを否定する剣心を敵とみなす。真剣での勝負を仕掛けるが、剣心の一撃が雷十太の刀を折ったことでその場は収まる。日が変わり、雷十太の弟子を名乗る少年・由太郎が神谷道場へとやって来る。犬猿の仲である弥彦に勝負を挑むためだと言うが、由太郎の竹刀の持ち方はなぜかでたらめだった。
薫と剣心、弥彦は出稽古として前川道場にやって来る。薫の稽古は他流の門下生にも好評で、道場は活気付いていた。そこへ石動雷十太という剣豪が乱入してくる。真剣しか持たぬその男は、剣術の行く末をうれいていると言い、竹刀での試合では話にならないと見下す。道場破りをさせまいと、師範の前川が雷十太の相手をする。
神谷道場唯一の門下生である弥彦が、時々稽古を抜け出すようになった。本人は「ただの散歩だ」と言うが、剣術の修練には真面目に打ち込んでおり、さぼりとは思えない。気になる剣心、薫、左之助は尾行して理由を突き止めようとする。
観柳は剣心を殺すべく、配下だった御庭番衆もろとも狙ってガトリングガンで銃弾の雨を降らせる。その凶行を前に、御庭番衆はおのおのの能力を駆使してガトリングガンに対抗。この一時において、目的が1つになった剣心と御庭番衆は手を組み、圧倒的な力を持つ近代兵器に挑む。
剣心はついに御庭番衆の頭・四乃森蒼紫とたいじする。幕末、無血開城によって戦えぬまま役目を終え、異形の戦闘狂たち“御庭番衆”は存在意義を失う。その無念を持て余し、ひたすらに最強の称号を追い求める蒼紫と、かつての維新志士として大義なき争いを許せない剣心。幕末に殺しをなりわいとした二人が、プライドをかけて激突する。
剣心、左之助、弥彦は観柳邸で恵を奪回すべく奔走する。彼らの前に立ちふさがったのは、御庭番衆の密偵方・般若だった。拳法家としての実力と“伸腕の術”で剣心は踊らされるが、戦いの中で術の秘密を暴いた剣心は見事攻略してみせる。勝負ありかと思われた時、般若は自らの面を外し、驚きの素顔を見せる。
御庭番衆の追っ手が1週間以上現れず、恵も神谷道場の一行となじみ始める。だが左之助だけは友を死なせたアヘンの作り手が恵であった事実に納得がいかず、いらだっていた。そんなある日、恵が自らの意思で去った旨を書いた置き手紙を残して突然いなくなってしまう。不自然と踏んだ剣心らは恵を狙っていた武田観柳邸へと向かう。
恵をかくまっていた神谷道場を御庭番衆のひょっとこが急襲し、口から火を吐く必殺“火炎吐息”で剣心と左之助を攻撃する。強力な“中位隠密”の登場に剣心らの負けを予期した恵はその場から逃げようとするが、そんな恵を薫が引き留め、剣心の強さを信じるよう話す。
左之助の友人がアヘンの過剰摂取で命を落としてしまう。しかしアヘンは禁止された麻薬である上、買うにも高価で一般人には手が出ない代物だった。なぜ、といぶかしがる剣心と左之助の前に、謎の女・高荷恵が現れる。恵を捕まえようとする武田観柳の私兵を撃退する剣心たちだったが、恵はアヘンを持っていた。
人斬り抜刀斎だった頃の剣心の強さを知る刃衛は、薫を人質にして剣心の怒りをあおる。壮絶な戦いを繰り広げる二人だが、刃衛はまだ剣心がかつての力を取り戻していないと踏み、薫に対して二階堂平法“心の一方”をかけ、呼吸を封じてしまう。薫が窒息死するまであと2分、剣心の怒りは頂点に達する。
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2024年10月6日12:00
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