アルスの巨獣のあらすじ一覧
クウミの記憶。メザミの研究はカンナギを改造し、その命と引き換えに破壊をもたらす兵器の開発であった。クウミと同じ姿、同じ顔をした実験体と殺し合う毎日を送らされていたクウミ。うつろな日々を当然のものとして受け入れていたクウミだったが、一人の研究員との出会いがきっかけとなり、要塞から脱出。そして、ジイロと出会うことに。己の過去、自分と同じ実験体と出会ったクウミは殺すことも殺されることも拒否し、救おうと手を差し伸べる。
ナギモリとカンナギ。それが世界の理(ことわり)である。契約を交わしたことにより合体するクウミとジイロ。クウミのナギモリとなったジイロは、その強大な力で巨獣を打ち払う。合体が解けたクウミは、自分がカンナギと呼ばれる力を持つ存在であることを知らされる。カンナギの力はすさまじく、町を消滅させるほどの力を持つ。その力が暴走しないよう“器”となるのが、ナギモリと呼ばれる戦士であると。引退したナギモリだったジイロは、不承不承、お守りを引き受けるが、二人の前にクウミを捜す帝国の追手が立ちはだかる。