冰剣の魔術師が世界を統べるのあらすじ一覧
エヴァンの正体がレベッカの力を狙う偽物だと突き止め警戒する一同。さらにレベッカの妹・マリア=ブラッドリィから相談を受けたレイは、エヴァンと戦うことを決意する。それから数日後、アーノルド魔術学院の文化祭がスタートし、アメリア念願のメイド喫茶は大盛況。そんな中、にぎわうクラスを抜け出したレイはレベッカの元へ。2人で文化祭も見て回り、楽しい時間を過ごす。しかし、文化祭の裏では不穏な存在が彼女に迫りつつあった。
マギクス・シュバリエから季節は流れ秋。文化祭の出し物で盛り上がるレイたちの元に、レベッカが上流貴族のエヴァン=ベルンシュタインと婚約したという知らせが届く。さっそくレベッカの元を訪れ祝福するレイだったが、どこか余所余所しい雰囲気の彼女に違和感を覚える。さらに、この婚約を怪しむディーナ=セラから、レベッカを託されたレイは、エヴァンの調査を開始。だが、この一件の裏にはレイが予想もしない大きな思惑が絡んでいた。
アリアーヌの猛攻を前に敗北を覚悟するアメリア。そんな彼女の耳に届いたのは会場に駆け付けたレイの声だった。彼の声援に奮起したアメリアは、新たな魔術でアリアーヌの攻撃をしのぎ始め、ついに反撃を開始。彼女を追い詰めていくが、アメリアの体力も限界を迎えようとしていた。そして死力を尽くして戦う二人の少女に決着の時が訪れる。一方、本戦の決勝戦へと進出したレベッカは、今大会のダークホースと評されるルーカス=フォルストと対峙(たいじ)する。
上流貴族の子女を狙い、マギクス・シュバリエの会場に侵入した暗殺組織・グリムリーパー。レイは、そのことを感知したアビーから会場の警備を命じられる。一方、アリアーヌの圧倒的な強さを目にしたアメリアは完全に自信を喪失。レイはそんな彼女の心にいつもより踏み込み、そっと背中を押すのだった。迎えた決戦当日、仲間たちの声援を受けて、アメリアはアリアーヌとの因縁の対決に挑む。彼女たちの戦いを見届けようとするレイだったが、不穏な知らせが届く。
カフカの森での実技演習中、襲い掛かる巨大な魔物を倒したレイ。しかし、謎の魔術師によって、魔物はより狂暴な姿へと変貌しよみがえってしまう。再び攻撃を仕掛けるレイは、アメリアやエリサ、エヴィ=アームストロングと協力し、今度こそ撃退に成功。激闘のかいもあり、4人は実習でトップの成績を収める。その後、実習から帰還したレイは先代“冰剣(ひょうけん)の魔術師”で自身の師匠・リディア=エインズワースの元を訪れる。
貴族主義の洗礼を受けながらも、学院生活をスタートさせたレイ。やりたいことは徹底してやろうと意気込むレイは、環境調査部と園芸部の掛け持ちを希望する。しかし、園芸部からは一般家庭出身であることを理由に入部を断られてしまう。そんな彼に園芸部の部長で学院の生徒会長・レベッカ=ブラッドリィが救いの手を差し伸べ、レイは入部を懸けてテストを受けることに。時を同じくして、学院には帝国からの密偵が侵入していた。
世界最強とうたわれる“冰剣の魔術師”の称号を受け継いだレイ=ホワイト。3年前、心に深い傷を負い、戦場を去った彼は正体を隠してアーノルド魔術学院に入学する。だが、学院唯一の一般家庭出身(オーディナリー)であることを理由に、貴族出身の魔術師から侮蔑のまなざしを向けられ、入学早々に孤立しかけてしまう。そんな時、三大貴族の筆頭であるローズ家の令嬢・アメリア=ローズやハーフエルフのエリサ=グリフィスと出会い、新たな仲間と学園生活を始める。