私の百合はお仕事です!のあらすじ一覧
リーベを象徴する学園の花、ブルーメ・デア・リーベ。そんな“ブルーメさま”を決める1年に1度のブルーメ選挙が始まる。設定を理解できず戸惑う陽芽だが、人気投票と聞きがぜんやる気になる。ブルーメ期間ということもあり盛り上がるサロンで、投票をアピールする陽芽をほほ笑ましく見ている果乃子だが、事あるごとに純加が自分に絡んでくることに気付き困惑する。果乃子は陽芽への秘めた思いを純加に気付かれたのでは、と動揺し、純加はそんな果乃子の様子をうかがう。
舞と純加の助言もあり、陽芽はリーベで美月と出会ったころの素直な気持ちを思い出す。2人はもう一度仲の良い姉妹を演じることができるようになるが、2人の不仲を見ていた来校者たちがネットで始めた口論によって、陽芽が美月に無理矢理シュヴェスターをやらされているといううわさが広まってしまう。舞は陽芽には気にしないように伝えるが、そんなうわさがあることを知れば真面目な美月は気に病んでしまうと考え、彼女には知らせないことに決めた陽芽だったが、純加から「美月を助けてあげて」と託される。
小学生の時のすれ違いから、陽芽と美月には取り返しの付かない溝ができていた。かたくなな2人の態度は、サロンでの演技にも悪影響を及ぼし、2人のシュヴェスターを楽しみにしていた来校者たちにも動揺が広がっていく。仲のいい姉妹を演じられなくなった陽芽と美月を心配する舞は、このままではクロイツを返してシュヴェスターの契りを解消することになる、と2人に選択を迫る。姉妹をやり遂げたい美月に対して、美月に裏切られたという思いが強い陽芽は気持ちが揺れ動く。
高校に入学したばかりの白木陽芽は、誰からも愛される天使のような女の子。しかし、陽芽のかわいい振る舞いは全て“演技(ソトヅラ)”で、夢である億万長者との玉のこしのために、誰にも素を見せることはなかった。そんなある日、陽芽は不注意から中学生のような女の子・舞にぶつかり、けがをさせてしまう。舞の代わりに仕事をすることになった陽芽が連れてこられた店は、一見すると普通の喫茶店。しかしそこは、店員がお嬢様学校の生徒にふんして接客を行うという、コンセプトカフェ“リーベ女学園”だった。