2.5次元の誘惑のあらすじ
夏コミ2日目。リリサたちのコスプレは大好評を博す。前日とは打って変り、SNSには彼女たちの写真があふれていく。漫画家・日枯陽一はその写真を目撃し、アリエルにふんしたコスプレイヤーの正体が娘のアリアだと気が付く。成長した我が子に一目会おうと彼は夏コミ会場へ急行する。だが、日枯はいざアリアを目の前にすると昔、彼女を傷つけてしまった罪悪感にさいなまれてしまう。そしてそのまま、何も言わずに会場を立ち去ろうとする。そんな彼に奥村が声を掛ける。
夏コミ1日目。囲み撮影の人数をなかなか増やすことができず、リリサたちは苦戦する。原因が4人のコスプレイヤーの目線やポーズがそろわず、カメラマンたちの心をいまいちつかみ切れていないからだと判明する。だが、すぐに解決策を見出せず、リリサたちはギクシャクしてしまう。そこで、奥村が自身を目印にして目線をそろえることを提案する。その作戦が見事にハマり、徐々にカメラマンたちの心をつかんでいく。そんな中、夏の日差しが容赦なくコスプレイヤーたちの体力を奪い、ついにリリサが倒れてしまう。
アリアの父親が数年前に亡くなっている可能性が浮上する。さらに、母親が父親に対する愛情をすっかり失っているように感じてしまい、アリアはショックを受ける。そんな彼女にリリサとノノア(乃愛)、美花莉は寄り添い励ます。3人のおかげで落ち着きを取り戻したアリアは、父親への気持ちを最後までコスプレで形にすべく、衣装作りを再開する。一方、アリアの父親が本当に亡くなっているのか半信半疑の奥村は調査を開始する。するとアリアだけではなく、奥村やリリサに関わる衝撃の事実が判明する。