政宗くんのリベンジRのあらすじ一覧
【最終回】自身の気持ちと向き合い、信州に居る政宗の元に駆け付けた吉乃は、勢いのまま政宗に告白をする。それから迎えた新学期、吉乃の態度から自身の失恋を察した愛姫は、気持ちを切り替えようとするが、進級のクラス替えで政宗と同じクラスになる。授業中や休み時間、さまざまな場面で政宗から話しかけられ、ついつい彼のことを意識してしまう。そのせいでもんもんとした学校生活を送る中、ある日の放課後、吉乃から旧校舎に行くように告げられる。
ホワイトデーデートの日、愛姫から別れを告げられた政宗は翌日から学校を無断欠席してしまう。心配して自宅を訪ねる吉乃たちだったが政宗の姿はなく、8年前の幼少期を過ごしていた信州に向かったことを知る。その帰り道、吉乃と二人きりの時間を作った愛姫は“主と付き人”という関係を捨てて、話すことを決意。今までの出来事を振り返る二人だったが、途中で話題は政宗の話題になる。吉乃は必死に彼に対する恋心を否定するが、愛姫に背中を押されたことで政宗の元に向かう決心をする。一方、政宗は一人、8年前のある出来事に思いをはせていた。
政宗は、過去の思い出に縛られ、本当の気持ちを押し殺して愛姫と付き合っていた。一方、愛姫は政宗の幸せを願う寧子から彼と別れるように言われてしまう。愛姫自身は、以前目にしたリベンジ帳から政宗が自身にふくしゅう目的で近づいたことに気が付いていたため、彼への恋心が一方通行であることを痛感し、涙を流す。そんな彼女に吉乃は8年前の出来事や“デッド・オア・ラブ作戦”に関する真実を告白する。全てを知った愛姫は“とある考え”のもと、政宗をホワイトデーデートに誘う。
バレンタインが1カ月後に迫り、男女一同は色めき立つ。各々が好きな人にチョコレートを渡そうと準備する中、吉乃に励まされた愛姫も政宗に手作り菓子を渡すことを決意する。苦戦しながらバレンタイン前日に見事チョコクッキーを完成させ、迎えた2月14日の放課後、政宗と愛姫は久しぶりに顔を合わせる。愛姫からプレゼントを手渡された政宗は大喜びする。バレンタインをきっかけに再び二人の距離は縮まったかに思われたが、政宗はとある違和感を覚えていた。
政宗は、買い物中の吉乃と鉢合わせる。すぐさまその場を立ち去ろうとする吉乃だったが、足を捻挫していたこともあり、二人は公園で休憩することに。久しぶりに二人きりの時間が訪れるが、吉乃は政宗と距離をとってしまう。一方、政宗は愛姫の恋人として楽しく過ごしていることを明かすも、とある感情が心に引っかかっていた。その頃、親衛隊に政宗と付き合っていることを告白した愛姫だったが、自身の気持ちに迷いが生じていることに気が付く。そんな時、“とある人物”に再会する。
政宗は吉乃から協力関係の解消を告げられる。彼女の最後のアドバイスとして12月24日が愛姫の誕生日だと聞いた政宗は愛姫をクリスマスデートに誘い、愛姫はまんざらでもない表情を見せる。当日、二人は以前のデートと同じく映画館を訪れるが、ギスギスしていた以前とは異なり、恋人として甘酸っぱい幸せな時間を過ごす。だが、その後はスケジュール通りに進行できず、政宗の家でお茶をすることに。政宗たちは当然、家には家族がいるものだと思って帰宅する。
吉乃から真実を告げられた政宗は兼次と愛姫のデート現場に駆け付け、その場の勢いで愛姫に告白する。さらに兼次ともみ合いのけんかをしながら、自身が8年前に愛姫と出会ったデブでいじめられっ子の“マサムネ”だということも告げる。その言葉で政宗こそが思い出の少年だと気が付いた愛姫は彼の告白を受け入れ、二人はめでたく恋人となることに。しかし、政宗は復しゅう対象ではなくなった愛姫に恋愛感情とは別の複雑な感情も抱いていた。そんな彼の気持ちに反応するように彼の体に異変が起こり始める。
政宗は8年前に自身を“豚足”呼ばわりしたのが吉乃ではないかという疑念を抱く。彼から真相を問われた吉乃は、政宗を突き放したことを告白する。“デッド・オア・ラブ作戦”の根幹を揺るがす真実に政宗は動揺を隠せない。そんな彼に対して吉乃は幼少期の自分が愛姫と政宗に抱いていた感情や、高校で再会した政宗に協力していた真の理由を明かす。一方、時を同じくして兼次は政宗を愛姫から遠ざけるべく、愛姫の親衛隊を味方につけていた。
政宗と愛姫の大げんかで幕を下ろした修学旅行。帰国後も2人の関係は修復されず、“デッド・オア・ラブ作戦”は中断を余儀なくされる。作戦を進行すべく、なんとか愛姫と仲直りしようとする政宗だったが良い方法が思いつかず手詰まりな状況になってしまう。そんな時、彼の元にミュリエルの兄、フランク・ベッソンが現れ、政宗と愛姫をモデルにミュリエルが描いた漫画を置いていく。その漫画をきっかけに政宗は自身が“豚足”呼ばわりされた8年前の出来事について、とある1つの可能性にたどり着く。
政宗の復讐作戦を陰から協力してきた小岩井吉乃だったが、ついにそのことが愛姫のいいなずけ・雅宗兼次にばれてしまう。厄介な存在である吉乃の動きを封じるべく、兼次は彼女のことを脅す。そんな彼を最初は相手にしない吉乃だったが、代々、安達垣家に仕える家庭の事情があだとなり、身動きが取れなくなってしまう。一方、政宗と愛姫はミュリエルの兄、フランク・ベッソンから頼まれて、日本人高校生カップルの見本として擬似デートをすることに。カップルとは程遠いぎこちないやり取りをする中、不意に愛姫が8年前の出来事を話し始める。
様々なハプニングに見舞われた文化祭から月日は流れ、真壁政宗たちは修学旅行でフランスを訪れる。政宗は修学旅行中に安達垣愛姫に対する復讐“デッド・オア・ラブ作戦”を次の段階に進めようと意気込む。一方、愛姫から「ずっと考えてたの、一度あなたとゆっくり話をするべきだって」と意外な言葉を掛けられた政宗は、彼女の真意が分からず困惑する。そんな中、2人は日本のアニメや漫画に興味を持つフランス人のオタク少女、ミュリエル・ベッソンと出会う。