機動戦士ガンダム サンダーボルト シーズン2のあらすじ
密林に入ったアッガイ小隊は、南洋同盟のダーレ部隊に苦戦する。目的の諜報員との接触を断念するか否か、追い込まれていくダリル。一方、南洋同盟国境守備隊は、グフとド・ダイの部隊を展開し、スパルタンの行く手を阻もうとする。自爆攻撃を仕掛けてまで、艦内への潜入を試みようとする彼らの目的とは何か?イオは、クローディア・ペールと名乗る南洋同盟守備隊隊長の正体を確かめるため、ジム改陸戦型に乗り込み、ビアンカが操縦するコルベット・ブースターと連携。グフとド・ダイに接触しては、撃墜していく。
一年戦争末期の戦いで精神と記憶の後退を起こしたカーラ。彼女の回復のため父親役を引き受けるダリルだが、病状はなかなか改善しない。海底基地を後にしたダリルたちは、諜報員との接触を図るためアッガイで出撃。南洋同盟の支配地域でダーレ部隊の迎撃に遭う。一方、イオとビアンカは前回の戦闘でアトラスガンダムとガンキャノン・アクアを破損。修理のため待機任務を命じられる。2人の乗務するスパルタンはサンダーボルト作戦を続行してインド洋に向かうが、グフとド・ダイからなる南洋同盟国境守備隊に進軍を阻まれる。その守備隊指揮官の声にイオはがくぜんとするのだった。
U.C.0080、南半球の冬。アッガイ小隊を率いて、新たな任務に就くダリル。一方、モニカ参謀が指揮する「サンダーボルト作戦」が開始され、スパルタンは南洋同盟が実効支配する海域へ進軍。偵察の揚陸艇を出撃させる。報告を待つ間、音楽の趣味で意気投合しセッションで盛り上がるイオとビアンカ。しかし、揚陸艇がジオン残党軍のゴッグとズゴック部隊に襲撃される。ビアンカは、ガンキャノン・アクアで出撃するが、海中戦を得意とするカウフマンのゴッグに翻弄(ほんろう)され、アトラスガンダムのイオも、グラブロの攻勢に苦戦を強いられる。
一年戦争が終結して7ヶ月後の地球。ジオン公国軍の残党組織は、共和国とされた本国を公国として復権するための戦いを続けていた。戦争末期にサンダーボルト宙域でムーア同胞団の艦隊を全滅させた驚異のモビルスーツ、サイコ・ザクのパイロットだったダリルは、サイコ・ザクを失ったあと地球に降り、連邦内部の軍閥である南洋同盟を探る諜報任務に就いていた。一方、ダリルと死闘を繰り広げたイオは、試作モビルスーツ、アトラスガンダムのパイロットに選ばれ地球に向かう。その新たな戦場は、コロニー落としの爪痕が残るオーストラリア大陸を抱く南洋だった