キャプテン翼 シーズン2 ジュニアユース編のあらすじ
【最終回】翼はジュニアユースではなく、今度はA代表に抜てきされる。パラグアイ代表チームを迎えた国際試合にベンチ入りし、出場の機会を今か今かと待ちわびていた。試合はパラグアイが躍動し、前半に2点を決め、後半も開始直後に追加点を上げる。すると観客からは翼の投入を期待する声が沸き起こり、スタジアム中に翼コールが響く。大声援に後押しされた翼はジャージを脱いでユニフォーム姿になる。“10”の数字を背負った翼がついにA代表デビューを飾る。
国際ジュニアユース大会から1カ月がたち、選手たちはそれぞれの道を歩みはじめていた。翼は卒業までの間、浜名クラブの選手たちと練習をすることに。翼の実力はプロレベルに達しており、クラブの監督も太鼓判を押すほど。ドイツの若林は、ハンブルクからオファーを受けて、いち早くプロ入りを果たす。一方、日向と若島津は東邦学園高等部のレギュラーを目指し、すでに高校生との練習に参加する。そして、岬がフランスから帰国する。
フランスから帰国した翼は、南葛中サッカー部のコーチ役として後輩の指導に当たっていた。ある日、マネージャーの杉本久美からずっと好きだったと思いを告げられる。彼女は翼と早苗が両想いだと気付いていたが、それでも本心を伝えたかったのだと言う。そして早苗に対してきちんと告白をしてほしいとお願いされてしまう。中学卒業後ブラジルへ旅立つ翼にとって、早苗と過ごせる時間はあと半年しか残されていない。そのさなか、新たなライバルが現れる。
国際ジュニアユース大会決勝戦の最終スコアは3対2、日本がドイツを下して世界制覇を成し遂げる。ピッチ上に集まった日本代表メンバーは思い思いの感慨にふけり、スタジアムは割れんばかりの声援で優勝をたたえる。戦いを終えたばかりのシュナイダーも翼に歩み寄り、キャプテン同士で握手を交して再戦を誓う。大会MVPを受賞してインタビューに応じた翼は、世界中の人たちに向けて子どもの頃からの夢を語り始める。
シュナイダーのシュートでスコアは2対2の同点となり、残り時間はあと7分に。試合は日本とドイツが一歩も譲らない総力戦となる。翼はドリブルでの突破を試みるが、ジャンプでかわした瞬間を狙われて、カルツの空中タックルにあい、そのまま頭から落ちて倒れ込んでしまう。無情にもドイツボールでプレーが続行する中、けがで交代した石崎は翼に向かって「おれたちの夢をかなえるのは、おまえしかいないんだ!」と叫ぶ。