HIGH CARD Season2のあらすじ
【最終回】サンガルガノはジョーカーを斬ろうと戴冠式が行われているトラプラ宮殿へ向かう。強い力同士がぶつかり合えば宮殿も無事では済まないため、ウェンディはサンガルガノを足止めしようと門前で抗戦。その隙にレオとヴィジャイが王都内の国民や参列者の避難を行う。フィンとクリスはカードを封印する儀式を進めている国王を助け出すために宮殿の地下へと走る。
サンガルガノに飲み込まれたフィンは幼少期の夢を見ていた。それは断片的に記憶が残っている、あの悲劇へとつながる夢だった。その頃、レオたちはセオドールを伴って国王に戴冠式の中止を忠告するが、王家は聞く耳を持たない。クリスは「フィンはまだ生きている」とバーストから聞いて車を走らせる。ヤングの敵を討ちたいシュガーも加わり、クリスたちはフィンの元へ駆けつける。そしてそこで明らかにされたのはティルトの衝撃的な事実だった。
セオドールを救出するため、フィンたちはバンが潜伏している廃虚に潜入するも、逆に捕らえられてしまう。セオドールと決別した原因を語るバンは、乱入してきたティルトもねじふせ、自身と同じ苦しみを与えようと“ラウンド&ラウンド”でレオの体を痛めつける。苦痛にゆがむ息子の顔を目の前で見せられるセオドール。このままだとレオの命はない。王家のため、ピノクルのために冷酷な態度を貫いてきたセオドールは決断に迫られる。
クロンダイクを皆殺しにしようとするオーウェンの介入によって、ゼノンとティルトはひん死の状態でレッドラビリンスへと閉じ込められてしまう。セオドールの復讐に燃える彼はバーストの命も狙うが、フィンたちは彼女を助け出してオーウェンを制圧する。一方、レッドラビリンス内ではゼノンが冥土の土産としてティルトの隠された記憶を復活させる。自身に何が起きたのか悟ったティルトは怒りに任せてサンガルガノとなり、剣を血に染める。
フィンの前に現れたのは、有名なおとぎ話に出てくる魔術師ララ・ヴァルデンクライン本人だった。ララはカード誕生の隠された真実、サンガルガノの目的、そして初代フォーランド国王自身がいざという時にカードと人の絆を断ち切られるように53枚目の秘匿とされるカード“ジョーカー”に魂を宿していたことを教える。そしてララはカードによってこれ以上血が流れなくて済むよう、フィンにある申し出をする。