魔都精兵のスレイブのあらすじ一覧
【最終回】八雷神の壌竜にココと波音がさらわれてしまう。紫黒は自身の毒で一本角を強化暴走状態にさせる。仲間たちを守るため、そして京香の故郷の敵を討つため、二人は力を合わせて一本角を撃破する。そして、陰陽寮を黙認している総組長に対し、京香は自分が総組長になることで非道の行いを正すことを青羽に誓う。それまで青羽はココと波音を助けるために単独で動くことに。一方、優希は青羽を元の人間に戻すという新たな戦う理由を見つける。
ココと熊童子との戦いはサハラが小さくなった朱々を投げ、熊童子体内から大きくなり撃破、その牙でココも撃退する。湯野波音とアクラとの戦いでは日万凛の新技“フルバースト”で敵をあぶり出し、八千穂のプライムタイムで撃退する。青羽と一本角との戦いは、天花が青羽の隙を作り出すも優希のことが頭をよぎり、攻撃できず反撃を受け倒れてしまう。ココと波音、朱々や日万凛たちも合流し、互いににらみ合う。そこに突如、醜鬼たちを束ねる八雷神と名乗る者たちが現れる。
天花からの優希の人事異動を拒否した京香は、プライベートまでは口出ししないと天花に伝える。天花は早速能力を使い優希の部屋に忍び込み猛アタックをかけるが、朱々に見つかってしまう。早朝訓練の日、京香は他の組員にスレイブ能力の貸出を試みることに。寧は索敵特化、朱々はパワー特化と特性に合わせた変身ができるが、京香の消耗が激しいことが判明する。学校へ行く寧を送ることにした優希は、寧の千里眼能力“きっと見つける(プロミス)”」について聞く。
出雲天花は雷煉と対じし、雷煉の狙いは組長だと知る。天花は空間を操作する能力“天御鳥命(アメノミトリ)”を使い、大量の醜鬼ごと雷煉を空間の断裂に飲み込んでしまう。醜鬼掃討後、寧が千里眼で見つけた別の人型醜鬼のこともあり、魔都交流戦は中止になり、後日、改めて六番組寮で作戦会議をすることになる。京香が会議をしている間、優希は六番寮管理人の仕事を手伝うことに。そんな中、会議終了後、京香は天花から人事に関して「奴隷クン私に頂戴」と言われてしまう。
魔都交流戦第二回戦は、朱々対若狭サハラの肉弾系のバトルになる。サハラの能力“怒れる羊(クレイジーシープ)”は、あらかじめ定めた分数だけ自身を強化するもので、巨大化した朱々の攻撃は避けられ手痛い反撃を受ける。朱々は奮戦するもサハラの隠しモードにより敗れてしまう。その時、突如人型醜鬼“雷煉”が大量の醜鬼を引き連れ襲撃してくる。優希は、京香と日万凛の同時スレイブ化で“無窮の鎖・戦雲”という新たな形態になり大量の醜鬼をなぎ払っていく。
魔防隊は、人型醜鬼に備えるため各組の連携を密にすることに。京香は、六番組組長“出雲天花”に戦力把握のため魔都交流戦を提案する。一方、日万凛に何かと絡んでくる六番組副組長“東八千穂”を見返すためでもあった。日万凛は、他人の能力を使用できる能力“青雲の志(ラーニング)”により、優希をスレイブ化することに。そして、スピード特化に変身した優希は、時を操る能力者の八千穂に勝つために最速の一撃必殺技“烙印破”を編み出す。
魔都のクレーターに大量の醜鬼たちが集まっているという報告を受けた七番組は壊滅作戦を実行し、スレイブ状態の優希と共に順調に醜鬼を減らしていた。そこに突如、京香の故郷を滅ぼした醜鬼“一本角”とそれを従える人型醜鬼が乱入し、日万凛と朱々が負傷してしまう。優希は人型醜鬼に襲われるがそこに姉の面影を感じ取り、人型醜鬼も優希を見るなり動揺し撤退する。残った醜鬼たちを掃討し、寮に帰った優希は姉に似た醜鬼や強力な一本角と新たな問題に直面することになる。
異空間“魔都”に通じる門“クナド”が各地に発生した日本。魔都には人間を襲う“醜鬼”と女性のみ特異な能力を与える“桃”が存在していた。ある日、和倉優希は、突如として出現した門により魔都に迷い込んでしまう。そこで、魔都の脅威に対抗するための組織“魔防隊”の七番組組長、羽前京香と出会う。他者を奴隷にする“無窮の鎖(スレイブ)”の能力で、優希を強化することにより二人は窮地を脱する。そしてその能力の代償として優希は“ご褒美”をもらえることになる。