はたらく魔王さま!! 2nd Seasonのあらすじ一覧
【最終回】オルバ・メイヤーの勝ち目がなくなる。ガブリエルのわなにはまったと思われた鈴乃とアルバートが、セント・アイレで異端審問に掛けられていたエメラダを救い出す。そして彼女たちはゲートを開いて蒼天蓋に駆け付け、天使とオルバの動きを全て知る統一蒼帝と人質とされたノルドの安全が確保される。後顧の憂いがなくなった今、残すは全ての黒幕である天使たちを倒すのみ。真奥と恵美は天使を討つべく、イェソドのかけらが輝く聖剣を振りかざす。
人と悪魔を守るため、魔王と勇者たちはエフサハーンの皇都・蒼天蓋に集う。鈴乃とアルバートは統一蒼帝との接触を試み、待ち構えていたガブリエルと相対する。芦屋はマレブランケと八巾騎士団を操り、恵美とオルバ率いる義勇軍を迎え撃つ。彼らは真奥がたどり着くまで互いに持ちこたえようとしていた。そして真奥とアシエスは今まさに始まろうとする蒼天蓋の争乱に、フルスロットルのスクーターで殴り込みを掛ける。
エンテ・イスラに捕らわれた恵美を救うべく、真奥と鈴乃は地獄の門を通ってエンテ・イスラに向かい、聖剣としてアシエスも同行する。真奥たちは何回もの野宿を挟みつつ、恵美の元へスクーターでエフハサーンの森を駆けて行く。その道中で鈴乃は真奥に「なぜ魔王として民を率い、エンテ・イスラに攻め入ったのか」と尋ねる。そんな中、オルバは恵美を担ぎ上げてエフハサーンをむしばむ悪魔狩り“二度目の蒼天蓋奪還作戦”を決行する。
恵美と連絡が取れなくなってから数日後、千穂が通う笹幡北高校に突如悪魔が出現する。千穂は覚えたての聖法気を使って悪魔の気を引き寄せ、これまでと同様に対話で相互理解を試みる。一方真奥は、運転免許センターでアラス・ラムスの妹と称する少女、アシエス・アーラと、恵美の父、ノルド・ユスティーナと知り合う。そんな中、鈴乃から笹幡北高校で起きた千穂の緊急事態について連絡を受け、二人を伴って笹塚に戻る。
魔王城で食卓を囲む真奥たちの平穏な日常は、「私しばらく、実家に帰らせてもらうわ」という恵美の言葉で破られる。聖剣やイェソドのかけら、天界と悪魔との繋がりについて手掛かりをつかむため、一週間ほどエンテ・イスラに戻るのだという。恵美は千穂との合同誕生パーティーがある12日には遅くとも戻ると言い残して旅立つ。しかし、前日の昼になっても恵美は帰らず、真奥たちは恵美の身に何かあったのかと心配する。
アラス・ラムスを魔王城に泊まらせたいと真奥は恵美に提案したが、かたい畳の上に寝かせるつもりかと即座に却下される。しかし、一緒に寝たい気持ちは分かるため、恵美が半額負担して布団を買うことになる。真奥と恵美はシフトの休みが重なる日、聖蹟桜ヶ丘にあるショッピングセンターに一緒に行くことに。二人はさまざまな会話をしながら、アラス・ラムスと買い物をしていく。しかし、恵美は真奥との接し方をいまだに悩み続けていた。
突如、新生魔王軍を名乗る悪魔・ファーファレルロとイルオーンと名乗る少年が真奥たちの前に現れる。ファーファレルロは真奥の覇道への意志を疑っていた。そんな中、自身が真奥たちの弱点であると自覚する千穂は、身を守る法術を急いで習得するため、サリエルに協力を要請する。だが、千穂の法術が完成するよりも早く真奥の元に再びイルオーンが出現し、千穂をファーファレルロの元へと誘う。そして千穂も、あえてその誘いに乗ろうとする。
真奥はコーヒーをうまく入れるため、店長の木崎からマグロナルド・バリスタ講習を受けるよう勧められる。魔王城に戻ると、今日も深夜まで隣の部屋では鈴乃が千穂に特訓している。連日のことに、真奥は千穂のことを心配せずにはいられない。しかし同時に、日常とは変わらないものではなく、絶えず動いている時間の中で変化していくものだと真奥は悟る。それは恵美も同様で、父親の敵ではないと発覚した真奥への接し方が変わろうとしていた。