ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜のあらすじ
【最終回】ミーアはディオンたちの助けもあり、アベルとシオンの決闘を止めることに成功する。そして、アベルの無事を確認したミーアは、彼との再会を喜ぶ。その後、今回の騒動はサンクランド王国の諜報部隊“風鴉”の暴走と謎の男・ジェムが招いたことだと判明する。さらにジェムは以前の時間軸で起きたティアムーン帝国の革命にも関係していたことが明らかになる。「全てはギロチン処刑の運命を回避するため」との思いで奮闘してきたミーアは、仲間たちと共に因縁の相手の元へと向かう。
革命軍のメンバー、リンシャと出会ったミーアとシオンは、彼女から革命軍を率いる自身の兄を止めてほしいと頼まれ、二人は革命軍のリーダー、ランベールと会談することに。話し合いは穏やかな空気のなか進むが、母国、サンクランド王国を革命軍側に引き込もうと画策するランベールにシオンは警戒心を高める。一方、ミーアはランベールのもてなしに満足し、すっかりリラックスモードに。そんな中、アベルがレムノ王国の兵を率いて出撃したとの知らせが入る。
ルードヴィッヒは、ミーアが革命中のレムノ王国へ向かったことを知り、彼女の身を案じ、ディオンを連れ自らも入国への準備を進める。一方、ミーアとシオンは食糧集めに苦戦していたところを王国の猟師、ムジクに助けられる。腹ごしらえを終えた彼女たちは、はぐれてしまったキースウッドたちと合流するために移動を試みるが、その矢先、ミーアが何者かに誘拐されてしまう。さらに時を同じくして、今回の騒動の黒幕が戦禍をサンクランド王国まで広げようと画策していた。
ミーアは「突然、消滅した日記帳はギロチン処刑の運命を回避した結果」だと解釈し、大喜びする。ギロチン処刑に怯える必要がない、新たな生活への期待を胸に、ミーアは新学期を迎える。学園に登校するとラフィーナやクロエと再会し、一同は夏休み中の出来事など他愛のない話に花を咲かせる。友人たちと楽しい時間を過ごし、ミーアの新生活は順調かに思われたその時、レムノ王国で革命が起きたとの知らせが入る。だが、以前の時間軸ではなかった危険な出来事に、ミーアは最初は関わろうとしないでいた。
ミーアは新月地区で暮らす少年からもらったかんざしを失くしてしまう。静海の森でかんざしを落としたと考えたミーアは、帝国軍最強の剣士、ディオン・アライアを連れて探しに行くことにする。だが、森ではかんざしを拾ったルールー族の族長や兵士たちが2人を待ち構えていた。かんざしに部族が大切にしている森の木が使われていたことで、ミーアは敵意のまなざしと武器を向けられる。一触即発の空気になり、撤退か交戦かの判断を迫られる中、とある人物が現れる。