BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-のあらすじ
【最終回】偽の霊王宮に仕掛けられたおりから独り抜け出したユーハバッハは、真の霊王宮を守る兵主部と向かい合う。巨大な筆のような斬魄刀を振るい、兵主部は気安く名を呼ぶなと言う。続けて発現させた巨大な平手が、ユーハバッハを参道からたたき出す。一方、“産褥”の中では、ナックルヴァールの能力が王悦を苦しめ、麒麟寺は激しくハッシュヴァルトに斬りつけていく。そんな中、雨竜は修多羅とたいじする。
ユーハバッハはついに霊王宮・表参道へと足を踏み入れ、大内裏を見上げる。ハッシュヴァルトと雨竜を連れた滅却師の王を出迎えたのは、零番隊・修多羅千手丸だった。“霊王の刃”に命じ戦闘を開始するが、影より現れたニャンゾルの能力により攻撃は通らない。だが、修多羅の表情は変わることはなかった。一方、旧十二番隊隊舎の地下では、設けられた砲台を利用し霊王宮へ上がろうとする一護や織姫たちの前に、岩鷲が現れる。
一角と弓親は、破面たちとも共闘し、ジゼルの操るゾンビと戦っていく。だが、次なる手駒としてジゼルが用意していたのは、十番隊隊長・日番谷だった。ゾンビ化した日番谷の情け容赦ない攻撃の前に、一角たちは倒れてしまう。さらに、日番谷はマユリにも斬りかかるが、マユリはものともせず「試したい薬がある」と言い放つ。一方、ロバートたちと戦っていた白哉のもとに、檜佐木がやってきて刀を振るう。
一護らは、ユーハバッハの狙いが霊王宮にあると知り阻止しようとするが、そこに雨竜が立ちはだかる。死神と滅却師という互いの立場は分かりつつも、予期せぬ再会に一護は動揺する。虚圏から駆け付けた織姫やチャドと語らいながら、雨竜と共に戦った日々を思い起こした一護は、ひとつの決断に至る。その頃、ルキア・恋次はバズビーと、一角・弓親はジゼルと対じしていた。