弱キャラ友崎くん 2nd STAGEのあらすじ
【最終回】庭園に暮らす少女クリス、鍵屋の少年リブラ、王国の姫アルシアの飛竜を巡る物語、クラス全員で作り上げた舞台“私の知らない飛び方”の幕が上がる。自分の生き方に悩み、自ら選び取る物語に観客は引き込まれていく。やがて物語はクライマックスを迎え、拍手をしようとした友崎の手が思わず止まる。“クリスからの手紙”という、友崎の知らないシーンが始まる。それは友崎にとって、風香からのメッセージに他ならなかった。
本格的に演劇の練習が始まり、葵の演じるアルシアは風香のイメージそのものだった。「その心の真ん中は空っぽなのかもしれない。」そう思う風香もまた、この演劇を通して自分を変えたいと思っていた。一方、漫才の打ち合せに向かう友崎は、みみみとの時間は心地よいと思っているからこそ、付き合うことと友達でいることの違いが分からなくなってしまう。そんな中、風香はついに物語の結末を書き上げるが、それは友崎が思い描いていたものとは異なる結末だった。
演劇の準備は着々と進む中、配役が決まったことで風香は「アイデアがどんどん出てきた」と喜ぶ。一方、友崎はみみみと漫才の打合せへ。先日の告白が気になりぎこちない二人だが、自分の気持ちにまっすぐ向き合おうとする。翌日、友崎は風香が手直しした脚本を読み始める。3人のメインキャラクターは以前よりもぐっと等身大の人間として描かれていたが、友崎はアルシアのキャラクターに引っ掛かりを覚える。