実は俺、最強でした?のあらすじ一覧
【最終回】ハルトとイリスフィリアはティアリエッタの研究室への所属が決まり、新人歓迎会で温かく迎えられる。この研究室に入ったことで強くなれるかもしれないとイリスフィリアに感謝され、ハルトは照れる。実は彼女は魔法レベルが低いまま止まってしまったことを気にして古代魔法に懸けていたのだった。 しかしその裏では、シュナイダルが先日の復しゅうをしようとハルトたちを狙っていた。そんなある日、円卓会議のメンバーと熱い議論を交わすシャルロッテたちの姿があった。
入学して初めてのクラス分けでCクラスとなったハルトは、最初のテストでいきなり高得点を叩き出してしまい早々にAクラスへの昇格が決定する。 早速、属性論を専門とするオラトリア教授による講義が始まるが、ハルトのひょんな発言から、ここでも自身の優秀さが露呈し再び注目を集める結果となってしまう。しかしハルトは自分が優秀なのではなく、いつも時間を共にしているシャルロッテが優秀すぎるが故に、自分も優秀になりつつあることに気付いてしまう。
シュナイダルの一件以降、ハルトは学院内でもうわさとなっていた。そんなある日、ティアリエッタやライアスたちからのしつこい勧誘に苦悩しているハルトの元に、偶然にも謎の少女が通り掛かる。「こいつと約束がある」という口実で何とかその場から逃れたハルトは、謎の少女と初めて面と向かって言葉を交わすことに。彼女の話によるとハルトと同様に生まれた時に捨てられ、閉鎖的で孤独な生活を送っていたという。そして彼女は“イリスフィリア”と名乗る。
理想の引きこもりライフとは程遠い学院生活を送ることになったハルトは、入学早々に退学の道を模索し始める。 そんなハルトの魔法に興味を抱き、自分の研究室へとしつこく勧誘する教授のティアリエッタは、古代魔法の研究者としてとても有名だった。ハルトはティアリエッタによるしつこい勧誘から逃れるさなか、以前王都で出会った少女が学院の上級生に絡まれているところを目撃する。
ライアスとマリアンヌは、ハルトの入学が決まり内心うれしく思っていた。そんな二人のもとにギーゼロッテが現れ、ライアスに“とある任務”を課す。それは「ハルトから黒い戦士・シヴァに関する知り得る限りの情報を聞き出す」というもの。ライアスは、自分のせいでハルトを大変なことに巻き込んでしまったのではないかと罪悪感を感じる。その頃、王都に着いたハルトは、シャルロッテが提案した“調査”という名のデートへの付き添いで王都内を巡っていると、そこで謎の少女と出会う。
リザはハルトの計らいによりゼンフィス家のメイドとなる。 真面目で優しくメイドとしての仕事も完璧にこなすその姿は、ハルトの従者として最も適した存在だった。 しかし、従者にしてしまうと王都まで同行させなければならず、仲良しなシャルロッテとリザを離れ離れにしてしまうことになる。「かわいい妹とリザを傷つけるわけにはいかない」という葛藤を抱く中、ハルトはある秘策を思い付く。
ハルトが通うことになった魔法学校では、従者を一人連れていく必要があったが、適した従者を見つけることにハルトは苦戦していた。 一方その頃、国境付近で手負いのドラゴンが出現したという情報がハルトの元に入る。 ハルトとフレイが急いで現場へ向かうと、そこには兵士に襲われて負傷したブリザード・ドラゴンが倒れていた。 その後、ハルトたちの手により無事保護されたドラゴンは、“リザ”として新たな仲間に迎えられることになった。
シャルロッテ暗殺失敗に怒るギーゼロッテの前に、反撃をもくろむシヴァが現れる。シヴァは強大な魔法力で圧倒し、ギーゼロッテの首に簡単には外れない、屈辱の証でもある特殊な首輪を付ける。その後、ギーゼロッテの一件も落ち着いて5年がたったある日、ハルトはゴルドから王都の魔法学校に通うよう言われる。夢見る引きこもりライフとはかけ離れた提案に戸惑うハルトだったが、自身を拾い大切に育ててくれた父親への恩返しとして学校に通うことを決意する。
ある日、シャルロッテが王子・ライアスの視察に同行することに。それを心配したハルトが視察ルートを監視していると、なにやら怪しい召喚士部隊がいることに気が付く。シヴァとして召喚士部隊に接触したハルトは、リーダーらしき男から衝撃の目的を告げられる。それは王妃・ギーゼロッテの命令でシャルロッテを暗殺するというものだった。自分を捨てたうえ、大切な家族の命を狙うギーゼロッテに怒りが込み上げるハルトは反撃を決意する。
帝国兵に襲われた一件からシャルロッテはハルトを慕い、常に一緒にいる仲良し兄妹となっていた。そんなある時、ハルトはシャルロッテに“アニメ”の存在を教える。見てみたいと言われ、ハルトは苦労の末、現代日本のネット世界と転生後の世界をつなげることに成功する。そしてそこには、初めて目にしたアニメに夢中になるシャルロッテの姿があった。一方でハルトは、アニメに影響されたシャルロッテの願いで正義の味方・シヴァとして活動を始めることに。
近頃、ゴルド辺境伯領内で盗賊による被害が多発していた。領内で不穏な空気が漂う中、シャルロッテと母・ナタリアが謎の集団に襲われる。家族を狙った敵に怒り狂うハルトは、間一髪でシャルロッテとナタリアを救出する。そんな中、この事件をきっかけにハルトとシャルロッテの距離は一気に縮まることに。 そしてハルトは、盗賊被害やシャルロッテたちを襲った敵の正体について、領内に裏切者が存在することに気付き始める。
現実世界では引きこもりだった主人公は異世界の王子・ハルトとして転生を果たす。転生の際に女神から強大な魔力を与えられたものの、強大すぎるが故に魔力が測りきれず“魔法レベルが低い”と勘違いされ、転生早々森に捨てられてしまう。その後、森で出会った魔族のフレイと共にゴルド・ゼンフィス辺境伯に拾われたハルトは、不自由のない引きこもり生活を送ろうとするが、そこには“強大な魔力を有する”ハルトの秘密に迫ろうとする妹・シャルロッテの姿があった。