最高の教師 1年後、私は生徒に■されたのあらすじ一覧
1年前、突如2周目の人生を与えられた九条(松岡茉優)は、生徒に突き落とされた自らの死の未来を変えるため、“何でもする”覚悟を決め、この世界を「変えよう」とただひたすらに駆け抜けた。そして再び迎える“あの卒業式の日”。九条は一年前と同じ場所で、“あの人物”と対峙する。
「鵜久森(芦田愛菜)の事件の日、なぜ学校にいたのか」と迫田(橘優輝)から問い詰められた浜岡(青木柚)は、「3年D組の“ある生徒”に頼まれたから」だと答える。迫田らの報告を受けた九条(松岡茉優)は、翌日、その“ある生徒”から直接話を聞こうとするがその人物は登校せず、“最悪”の状況が頭をよぎる。
九条(松岡茉優)と3年D組の本気がもたらした学校の記者会見は、美雪(吉田羊)の心にしっかりと届く。しかし、浜岡(青木柚)が鵜久森(芦田愛菜)の事件の日に学校に来ていたこと、その浜岡と相楽(加藤清史郎)がつながっていたことが露見した教室内で、相楽はクラス全体を凍り付かせる衝撃の一言を口にする。
鵜久森(芦田愛菜)が非業の死を遂げて以来、休校が続く鳳来高校。校内の立ち入り禁止区域で起こった悲劇は世間の注目を集めるが、死の真相は分からないままだった。運命を変えられなかった自分を責めながら鵜久森の葬儀に出かけた九条(松岡茉優)は、そこで出会った鵜久森の母・美雪(吉田羊)から意外な言葉をかけられる。
東風谷(當真あみ)から不意な思いを吐露された鵜久森(芦田愛菜)は、その言葉を受けて何かを返そうとするが、東風谷は漏れ出てしまった自身の思いに戸惑って立ち去ってしまう。一方、九条(松岡茉優)は、いつものように鵜久森と昼食を共にしている際、「鵜久森さんも…同じですよね?」と“二周目の人生”を打ち明ける。
2学期が始まり、鳳来高校は1カ月後に文化祭を控えていた。そんな中、九条(松岡茉優)は文化祭でのある催しの責任者に瑞奈(詩羽)を指名。学外でプロとして音楽活動をしている瑞奈は文化祭に参加する意欲もなく担当を断ろうとするが、九条は文化祭が中止になる未来と、それを瑞奈だけが止められることを告げる。
九条(松岡茉優)は、離婚の話を撤回してくれた夫・蓮(松下洸平)に“2週目”の人生を打ち明ける。すると、蓮の口から意外な言葉が飛び出す。一方、3年D組には静かな時間が流れていた。そんな中、西野(茅島みずき)からの指示にミスをしてしまった江波(本田仁美)は、常に友人の顔色をうかがって過ごす。
3年D組の黒板に九条(松岡茉優)への殺害予告が書き込まれ、学校は騒然となる。D組の面々は相楽(加藤清史郎)たちを疑うが、相楽はそのことを否定。生徒たちも、犯人については誰も分からない様子だった。そんな中、相楽らは「九条里奈担任はく奪」の嘆願書を取りまとめ、九条を教室から追放することに成功する。
九条(松岡茉優)は、夫・蓮(松下洸平)から離婚届を突き付けられる。理由も分からないまま離婚を受け入れた前回と同じ轍は踏みたくないと思い悩む九条を、突如、目出し帽をかぶった男たちが襲う。そんな中、親の借金に苦しめられている瓜生(山時聡真)が気になった九条は、家庭訪問と称して瓜生のアパートに乗り込む。
教師と生徒の関係が希薄になった時代に、死ぬ気で生徒と向き合う教師の姿を描く。生徒に寄り添うことを諦めた化学教師・九条(松岡茉優)は、卒業式の日、担任生徒の誰かに突き落とされる。気が付くと、九条は1年前の始業式の日に戻っていた。九条は未来を変えるため、生徒たちと本気で向き合う覚悟を決める。