ざつ旅　-That's Journey-

乗るバスを間違えたちからは、地元の親切な乗客に助けられ、何とか美保関行きのバスに乗る。だが、りりからの返事はいまだに冬音に届いておらず気になってしまう。ちかも不安になる中、美保神社で思いがけない人物と出くわす。

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ちかと冬音は、寝台特急に乗って島根を目指していた。しかし、冬音から一緒に行きたいと急に言い出したのだが、なぜか列車の中では神妙な顔をしていた。さらに、りりの話題を出すとますます落ち込んでしまうという状況に、ちかは二人の間に何かあったのではと思い始める。

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潮岬で初日の出を拝んだちかは、バスで熊野川沿いの道を行き、初詣のために熊野本宮大社へ向かう。そこでちかはあることを願う。 1月末、暦と岩手県の新花巻駅を訪れたちかは、元気のない暦の様子が気になる。

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ちかはアンソロジーの仕事が来たものの、筆が進まない。そんな中、ちかは気分を変えようと青森県に向かう。八甲田山では天気の移り変わりに驚き、日本三大秘境の谷地温泉ではとろけるような心地で癒やされる。そんな旅で得た感覚を漫画に活かそうとする。

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ちから3人は深夜バス、新幹線、フェリーを乗り継いで広島・宮島を目指す。その道中、ちかは冬音に“漫画を描くときに大事にしているもの”を尋ねる。ご当地グルメや温泉を満喫するちかは、日本三景最後の場所を前に漫画のアイデアをつかもうとする。

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伊勢湾に行く予定のちかは、りりから「神様に会いにいこう」と誘われ、三重・伊勢市へ。伊勢神宮で英気を養い、グルメも満喫する。夜、酒を飲んで赤らんだりりに見ほれていると、りりは酒との出会いを語り出す。

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粟島の温泉で癒やされたちかと暦は、翌日、未踏破の北ルートへ。ジリジリ照らす真夏の日差し、最後に待ち受ける800mの上り坂に奮闘しながら、二人は粟島を踏破する。そして、「真夏の大冒険旅激闘編」は、ゆいも加わった「東京編」へと舞台を移す。

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久しぶりの一人旅は、栃木・那須烏山市へ。烏山線に乗車したちかは、“滝駅”の名前に引かれ、途中下車をする。無人駅な上に次の電車は約2時間後。雨の中、“滝”探しに行くと、思いがけない出会いがあった。

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先輩の漫画家・糀谷冬音に誘われ、ちかは冬音の友人の少女漫画家・天空橋りりと3人で京都へ。大人っぽいりりと妄想力あふれる冬音、魅力的な先輩たちに感心していたちかだが、徐々にりりが“本性”を現し始める。

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宇奈月温泉にやってきたちかと暦は、露天風呂を満喫しながら翌日行こうと予定している黒部峡谷鉄道トロッコ電車に思いをはせる。しかし、まさかの予期せぬ事態が二人を待ち受けていた。

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またしてもネームがボツになったちかは、悪循環を断ち切るために再び旅に出ようとする。アンケートの結果、今回の旅先は宮城県の松島に決定する。

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新人漫画家の鈴ヶ森ちかはなかなか連載を持てず、行き詰まっていた。ふいに旅に出たいと思い、SNSで旅先のアンケートを取ってみると、思わぬ反響がある。行き当たりばったりの“ざつ旅”、最初の行く先を福島・会津若松に決める。

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