この素晴らしい世界に祝福を!3のあらすじ一覧
【最終回】アクセルで一番大きな教会で、婚礼衣装に身を包んだアルダープとダクネスが結婚の誓いをしようとしたそのとき、プリーストの変装をして紛れ込んでいたカズマとアクアが現れる。ダクネスがアルダープと結婚することになった本当の理由を知ったカズマは、アルダープにたんかを切り、花嫁ダクネスを強奪する。教会から逃げ出そうとするカズマたちに、めぐみんとゆんゆんも合流するが、アルダープの護衛たちに阻まれてしまう。
アルダープとダクネスの結婚式の日取りが決まり、アクセルの街はお祭りムードになる。アクアがダスティネス邸の前で宴会芸を披露してダクネスの気を引く作戦を敢行してみたり、めぐみんが結婚を取りやめるよう脅迫状を送り付けてみたりと、結婚を妨害しようとするが不発に終わる。業を煮やしためぐみんがカズマにダクネスを取り戻すよう発破をかけても、カズマは相変わらず屋敷で商品開発にいそしむばかり。そしていよいよ結婚式当日がやってくる。
「パーティから抜けさせてほしい」と置き手紙を残して、ダクネスが屋敷を去ってしまう。しかし、そんな手紙ひとつで納得できるはずもない。カズマ、アクア、めぐみんはダスティネス邸の前で抗議活動をするが、すげなく追い返されてしまう。姿を現さないダクネスにごうを煮やしたカズマは、商品開発に精を出したり新メンバーの勧誘をしたりともんもんとする日々を送っていた。そんな中、「カズマの力を貸してほしい」とダストが真剣な顔で訴えてくる。
アクセル近郊の湖に潜む大物賞金首クーロンズヒュドラの討伐に繰り出したカズマたちだったが、あっけなく失敗してしまう。低レベル冒険者では太刀打ちできないと、王都から派遣される騎士団をあてにしていたところ、王都で盗賊騒ぎがあってしばらく来れないという。しかも、その盗賊に懸賞金が懸けられ手配書が出回っていると聞き、身に覚えのあるカズマは屋敷にひきこもることを決める。
王都からアクセルへ帰還したカズマたちは、魔王軍幹部シルビアの討伐報酬3億エリスを手に入れる。カズマとアクアは高級料理店をはしごしたり、アクアはドラゴンの卵を買ったりと、念願のセレブ生活を悠々自適に満喫。さらに、ウィズの魔道具店を訪れたカズマは、新商品の開発に協力した報酬までをも手にし、もう笑いが止まらない。そんな時、バニルがダクネスを占ってやろうと言い出す。
王都に魔王軍襲撃警報が鳴り響く。冒険者ギルドはレベルの高い冒険者たちに参戦を呼びかけ、王城からは騎士団が出撃。王都は緊張感に包まれていた。アルダープの屋敷で義賊の捕獲に失敗し、王都に居残る言い訳をなくして大ピンチなカズマは、名誉挽回のチャンスとばかりに参戦を決意する。嫌がるアクアを引きずり、ノリノリなめぐみんとダクネスを連れて戦場へと繰り出したカズマの目の前に現れたのは、1匹のコボルトだった。
アイリスのため、なんとかして王都に残る方法を考えたカズマは、義賊を捕まえると宣言。義賊が狙うのは素行の悪い貴族。ならばと、張り込みをすることになったカズマたちの滞在先は、アクセルで因縁のできた貴族・アルダープの屋敷だった。苦い顔をするアルダープを尻目に、カズマ、アクア、めぐみんは貴族ライフを満喫しようとやりたい放題、ダクネスは恐縮しながら過ごしていたある夜、屋敷に怪しげな人影が現れる。
ダクネスの屋敷で食事し別れるはずだった王女アイリスは、カズマを帰還のテレポートに巻き込み王城まで連れてきてしまう。最初は驚いたものの、王女の護衛兼教育係のレインに事情を聞いたカズマは、アイリスの話し相手になることを承諾する。カズマが披露するあんな話やこんな話に目を輝かせて聞き入るアイリス。護衛兼教育係のクレアは話を止めようと必死になるが、そんな中、王都に魔王軍警報が鳴り響く。
カズマたちは王女アイリスから手紙をもらう。食事をしながら冒険譚を聞きたいと願う王女は一体どれほどの美少女かと胸を高鳴らせるカズマとは反対に、ダクネスは粗相があっては首が飛ぶと心配でたまらない。そんな中、カズマたちはカズマが考案した新商品が並ぶウィズの魔道具店を訪れる。新商品のおかげで魔道具店が繁盛するという世にもめずらしい日々が過ぎていき王女との対面の日がやってくる。
紅魔の里で魔王軍幹部・シルビアを討伐し、無事にアクセルに戻ったカズマたちは、「討伐の報奨金が入れば過酷なクエストとも縁を切れる」と、意気揚々と過ごしていた。悪夢にうなされたり、妙な気配を感じたりと、カズマだけは時々様子がおかしいものの、「そういうお年頃」と温かく見守られる日々を送っていた。そんなある日、昼間からギルドで飲み食いしていたカズマたちに背後からダストが声をかけると、なぜかカズマが絶叫する。