結婚するって、本当ですかのあらすじ一覧
タクヤがリカに告白したことを後悔していると、権田が家にやってくる。権田はマッチングアプリにハマっており、オタ活目的で知り合った人とオフ会をするため一緒にきてほしいと言う。当日、権田の前に現れたのはカオリーという女性だった。タクヤが間に入る必要もなく、二人はすぐに意気投合する。権田は育った家庭環境からちゃんとした家庭に憧れがあり、カオリーとの結婚を意識するようになる。権田は結婚前提で付き合ってほしいとカオリーに告白する。本気なのかと尋ねたカオリーは、権田をある所に連れていく。
タクヤとの接し方が分からなくなってしまったリカの元に、阿蘇から上京してきたナオが現れる。ナオが働くガラス工房に行ったリカだったが、半ば強引に誘われて、リカの家で飲み会をすることに。二人はナオが作った阿蘇への思いがこもったガラスで酒をくみ交わし、お酒が進んだリカはタクヤへのもどかしい思いがあふれてしまう。リカの思いを聞いたナオは、本人に直接聞くのがいいとタクヤを呼び出す。急に呼び出されて困惑するタクヤがリカの家に到着すると、出迎えたのは泥酔したリカだった。
リカはタクヤを意識していることを自覚し始める。しかしタクヤの幼なじみ・ナオと出会い、二人が仲良さそうな姿を見てモヤモヤしてしまう。そして、良い雰囲気だったリカの態度が急に冷たくなってしまい、何かしてしまったのかとタクヤは悩む。一方JTCでは、社内で一番キッチリしている同僚・進士さんは毎日愛妻弁当を持ってきており、幸せそうな様子だった。しかし、その進士さんが急に仕事に来なくなってしまう。大騒ぎしているJTCに進士さんの息子・英夫がやってきて、原因が奥さんとの離婚話だと分かり社内に衝撃が走る。タクヤは英夫と一緒に進士さんを探しに行く。
タクヤとリカは、タクヤの実家がある阿蘇に到着する。偶然空港で出会ったタクヤの祖母の家に行き、メロン収穫の手伝いをしていたリカだったが、疲れすぎで倒れてしまう。そこへ耕一が現れ、共に介抱する中でタクヤは結婚がウソであると伝える。耕一にはこっぴどく怒られ、タクヤは実家にいる母と姉にも謝りに行く。倒れていたことで実家の謝罪までタクヤに任せっきりになってしまい、リカは落ち込む。二人は夜の散歩に行き、リカはタクヤと出会ってから楽しいと感じていること、タクヤはリカからもらった石を見るといつもリカのことを思い出すことを伝える。
クラウディアとの一件で、タクヤはリカに対する気持ちの変化を感じ始め、リカはタクヤに対する自分の言動に困惑する。そしてなぜか社内でタクヤが実家に帰ることが知られてしまい一緒に帰るのかと騒がれるも、タクヤは野暮用だとかわす。しかし、リカの元へ以前タクヤに脅迫電話を掛けたと思われる人物から非通知着信があり、一緒に実家へ行くのが当然だと言われ、リカもタクヤと共に阿蘇にあるタクヤの実家へ行くことに。帰省当日、阿蘇に向かう飛行機の中で、タクヤから熊本に行った経験はあるか尋ねられたリカは、タクヤに自分の家族の話をし始める。
タクヤが結婚するとのうわさを聞きつけた、タクヤの父・耕一が熊本の阿蘇からやってきてしまう。リカは、自分の生まれ故郷である熊本への思いを話す耕一に共感するが、タクヤは自分にはどうにもできないとうんざりする。結局タクヤは説明をするために実家に帰ることになり、リカは自分が口を出すことができないところまで問題が大きくなっていることに悩む。そんな時、タクヤは旅行代理店から人気の国であるリヒトブルクの王女・クラウディアのアテンドを依頼される。男好きといううわさがあるクラウディア王女だったが、彼女にはある秘密があった。
ウソの結婚への決意を新たにするタクヤの元に、結婚がウソであることを知っているという人物から非通知で脅迫電話が掛かってくる。タクヤとリカが会社内に犯人がいると話していると、後輩の権田がタクヤの家にやってくることになり、二人は権田が犯人ではないかという疑念を抱く。絶対ばれないように協力する二人だったが、権田だけでなく小宮と伊槻も家にやってきてしまう。権田・小宮・伊槻から結婚について聞かれたタクヤは、「結婚ってそんなにすごいものなのか?」という率直な思いを口にする。
旅行代理店・JTC錦糸町支店の企画部に勤める大原拓也(タクヤ)と本城寺莉香(リカ)は、共に人付き合いが苦手で社内では目立たない存在だが、充実した一人生活を送っていた。しかし、アラスカ支店開設により1年後に独身者優先で海外派遣されることになってしまい、タクヤとリカは困る。そんなある日、リカはタクヤに「私と、結婚しませんか?」と提案する。驚くタクヤだったが、それは今の生活を守るために、結婚するふりをするという計画だった。順調にスタートしたと思われた二人の計画だが、思いがけず周りを巻き込んでいく。