コタツがない家のあらすじ
深堀家にクリスマスが近づいてきた。今欲しいものは、7万円のダウンコートという順基(作間龍斗)に、自分の部屋という達男(小林薫)。悠作(吉岡秀隆)は家族からの尊敬が欲しいとねだる。万里江(小池栄子)の欲しいものは明かされないまま、クリスマス当日は独り身の師島(河野真也)を呼んでパーティーをすることになる。
スナックのママと駆け落ちした達男(小林薫)が、捨てられて戻ってきた。達男はお騒がせしたことを謝罪し、悠作(吉岡秀隆)には卑屈に頭を下げる。ひとまず安心する万里江(小池栄子)だったが、別人のように様変わりした達男は、悠作の酒やつまみの買い出しに行ったり、順基(作間龍斗)にまで敬語を使ったりするようになる。
順基(作間龍斗)が、悠作(吉岡秀隆)の実家である和菓子屋「深堀」の手伝いを内緒で始める。店を継いでいた悠作の弟・謙作(豊本明長)は、順基をゆくゆくは後継者にと考えているらしい。そのことを知った悠作は猛反対するも、万里江(小池栄子)は、順基が本当にやりたければ反対はしないと話す。