戦国妖狐 世直し姉弟編のあらすじ
【最終回】断怪衆四獣将、そして泰山を失った野禅は“精霊転化”で迅火に対抗する。九つの尾を持つ野禅は、霊力も戦闘能力も迅火を上回っていた。追い詰められた迅火は、泰山の肉を食らい、霊力を極限にまで高めていく。だが、人間としての自分を顧ない迅火は、正気を失い闇の意識に飲み込まれていってしまう。野禅は迅火の暴走を好機と見て、幻術で戦いを支配する。そんな中、たまや真介は、迅火の正気を取り戻すべく、必死に呼び掛ける。
断怪衆総本山で迅火vs道錬、真介vs烈深の死闘が繰り広げられる。妖精眼で攻撃を見極めていた迅火だったが、道錬が繰り出した荒技・千尋拳(せんじんけん)の威力は圧倒的だった。迅火はもうろうとした意識を払うべく、霊気の塊の手を頭に突っ込む。一方、烈深の轟震海(ごうしんかい)をかわした真介は、憎しみの果てに自分が目指すべき境地にたどり着く。そして戦いの行く末を見守っていた野禅は、ついに泰山を起動させることに。