精霊幻想記2のあらすじ一覧
アマンドに到着したリオは、セリアたちと合流し、リーゼロッテの手配した宿でしばらくアマンドに滞在することを告げる。その夜、レストランで食事をしていたリオたちの個室に、学院時代に同級生だったアルフォンスがスティアードと女性たちを連れてやって来る。貴族の身分をかさに着てリオたちを部屋から追い出そうとする二人に、リオは素直に従い退室しようとするが、突如アルフォンスがその出口をふさぎ、立ちはだかる。
リーゼロッテたちの窮地を救ったリオは、一行の中にベルトラム王国の学院で旧友だったフローラとロアナがいることを知り、ハルトと名乗って正体を偽る。だがフローラは、名前も髪の色も違うハルトにリオの面影を感じていた。リオは成り行きで一緒の馬車に同乗してアマンドに向かうことに。一方、精霊の里では、亜紀が子供の頃を思い出し、一人立ちすくんでいた。それはかつての兄、天川春人との悲しい別れの記憶だった。
ワイバーンに遭遇したリーゼロッテ一行は、近くの都市ノワへ降り立つ。そこにはユグノー公爵の飛行船も避難していた。陸路を使うというリーゼロッテに、坂田は自分たちもついて行くと告げ、馬車でアマンドへ同行することに。その道中、一行は突如無数の魔物に襲われる。アリアを筆頭に侍女たちの活躍で何とか耐えしのぐ戦闘のさなか、さらに強力な伝説の魔物ミノタウロスが現れ、フローラとリーゼロッテに襲い掛かる。
精霊の民の里にやって来たセリアと美春たちの歓迎会が催される。リオにとって大切な存在である彼女たちに対し、ラティーファは自分にも日本人だった前世の記憶があることを打ち明け、美春たちのシュトラール語の先生になると宣言する。それから数日後、リオはセリアの手紙を両親へ届けるため、故郷のロダニアへ行くことを提案する。里に美春たちを残し、リオはセリアとアイシアと共にセリアの生家へと旅立つ。
リオは、セリアと美春たちを預かってもらうため精霊の民の里へ戻り、長老に彼女たちのことを相談する。そこで、自分に前世の記憶があることを告白する。そんな彼にラティーファはそっと寄り添う。翌日、受け入れを承諾されたリオは、すぐに美春たちの元へ向かう。一方リーゼロッテは、坂田の元へ勇者をお披露目する夜会の招待状を届けに来ていた。同じ頃、リオの帰りを待つ美春たちの元に謎の魔物・レヴァナントが迫っていた。
リオたちはセリアと美春たちの日用品を買うため、交易都市のアマンドにやってくる。初めての異世界に戸惑いながらも、美春はセリアと共に試着をするなど、存分に買い物を楽しむ。一方ベルトラム王国のフローラ王女の元には、勇者として坂田弘明が召喚されていた。突然の出来事に初めは驚く坂田だったが、持ち前の知識で瞬く間に状況を理解していく。少しずつ運命の歯車が動き出す中、悪しき者たちは静かに暗躍を始めていた。
結婚式からセリアを救出した直後、リオは6本の光の柱を目撃する。アイシアの指示で向かった先には千堂亜紀、雅人、そしてリオの前世、天川春人の初恋の相手である綾瀬美春の姿があった。奴隷商人から3人を救出したリオは、岩の家を出現させ、合流したセリアたちと共に避難する。その夜、食事を終えた一行に、リオはシュトラール地方に伝わる“六賢神の伝説”について語り出す。さまざまな運命が交錯し、リオの新たな物語が幕を開ける。