ハイガクラのあらすじ
【最終回】自分の正体を教えてくれと詰め寄る一葉に対して、白豪は鎮守の森へ行くように進言。そして白豪は、「鎮守の森の賢者に会い、国と龍王の目的を知り、一葉の正体が分かる時、この国の運命が決まる」と告げる。一方、日本に潜入した渾沌の捜索のため、歌士の日本への派遣が決定する。しかし、自分の正体を知ると心に決めた一葉は、藍采和を説得して鎮守の森へと向かう。やがて、森の奥に分け入った一葉らを封印木のおんじが待ち受けていた。
一葉と白珠龍は、歌士官長補佐室で再会を果たす。白珠龍は、「今だけは西王母ではなく白珠龍でいたい」と一葉の胸の中で涙を流す。一方、一葉は「なんでお前が西王母なんだ」と悔しさをにじませる。そして、一葉は白珠龍から「山烏に借りていた書物を代わりに返してきてほしい」と頼まれ、山烏が捕らわれている牢獄に赴く。禁術の影響で変わり果てた姿の山烏は、黙秘を貫き通していたのだが、一葉と対話するうちに渾沌との出会いを話し始める。
大切な物を取り戻すため、仙人の支配による世界を破壊する。その考えに捕らわれた山烏は、八仙を打倒することを一葉に提案。しかし、一葉が山烏の誤りをとがめて誘いを断ると、逆上した山烏は禁断の呪法を駆使して一葉らに襲いかかる。山烏の従神・矢之王が繰り出す攻撃で一葉らが追い詰められる中、山烏は自分が渾沌の手下であることを打ち明ける。一葉は、仙桃盗難事件やウサギ仮面の襲撃に山烏が関わっていことを知る。
一葉らは丙閑を従神にすることを条件に、地上に戻ることを許される。一葉の正体は何なのか、テン紅は本当に相柳なのかなど、深まる謎を抱えた一葉は、事のいきさつを報告するため孫登を訪ねて歌士官府に赴く。首の羽根と甘い匂いから一葉が月の卵、あるいはそれに近い存在であると推察した孫登は、渾沌の狙いが一葉なのではと危惧し、一葉が歌士の仕事をすることを禁止してしまう。さらに八仙の命令でテン紅も連行されてしまう。
テン紅とはぐれた一葉は、迷い込んだ部屋で春睨に遭遇する。春睨との会話の中でテン紅の正体に考えを巡らす一葉は、四凶の一柱・共工の部下である相柳が頭に浮かぶ。一方、一葉を探し歩くテン紅はたどり着いた牢獄で比企と対面する。荒れ狂う比企に食事を供しに来た鎧糸は、立ち入り禁止の牢獄に足を踏み入れたテン紅に怒りを見せる。そして、なぜかテン紅の正体を知っている比企に対し、テン紅は自分の正体を聞こうとする。


























