BEYBLADE X

黒須一族との次なる戦いに備え、Xタワーでトレーニングを行うペルソナの元をシグルとシエルが訪れる。銀狼からウルフハントを託されたものの、バランスタイプのベイしか使えないというシグルに、シエルがマルチにカスタマイズを依頼しようと提案したからだった。しかしマルチを前にしたシグルは、なぜかお願いすることを頑なに拒む。そんな中、万獣キングが突然の生配信で、敗北を糧に立ち上がれと全プロブレーダーに熱く呼びかける。

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龍宮クロムはエクスとの激闘の悪夢にうなされ目覚めるが、突然現れた刃威斗に挑発され意識を失ってしまう。再び目を覚したクロムは、真Xタワーの一室にいた。クロムを介抱したという黒須ワンは、クロムにある実験への協力を持ちかける。実験のテーマは人類史上最高のＸダッシュ。必要なものは全く新しい未来のスタジアムと未来ベイ。未知の力を秘めた新ベイを渡されたクロムは、誰も成し遂げたことのない未来のXダッシュに挑む。

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ぱっくんは、真Xタワーに単身で乗り込む様子を自ら実況しながら生配信する。待ち受けていた黒須ファイブに、未来のベイを徹底分析して作り上げたというコピーベイで勝負を挑む。一方、ファイブは最新ベイの実験台にしてあげると告げ、誰も見たことのない謎のベイを取り出す。黒須一族を倒し、Xシティの未来を守ると意気込むぱっくんは、黒須一族の天才ベイクラフタ―、ファイブの最新ベイに挑む。

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黒須一族の動きが激化する中、カルラを呼び出した不死原バーンは黒須一族との戦いについて尋ねる。バーンはゼロの掲げる、破壊の先にある未来に心を揺さぶられる。そんな中、ユグドラシル製薬に黒須ワンが突如現れ、ゆにとゾナモスにトリプルバトルを仕掛ける。そして、バーンに会いに来たと言うワンは、未来を体験できるという新型スタジアムでの対戦を申し出る。

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今までにない設計思想で作られた新機軸のベイ“エンペラーマイト”を手にしたペルソナは、黒須一族との対決を前に特訓を重ねる。そして迎えたＸタワーでのバトル当日。大観衆が見守る中、仮面Ｘはスリーとフォーにまさかの二対一のトリプルバトルを提案し、Ｘシティの命運を懸けた戦いが幕を開ける。

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Xシティのプロブレーダーたちは、迫りくる黒須一族との戦いに備える。黒須一族に対抗するため、マルチとナインが開発してきた新ベイも完成間近だった。一方、バードはエクス相手に特訓に励んでいた。そんな中、駒刃寿司にペルソナ宛のメッセージ動画が届く。内容を見て驚くバードらだったが、その動揺を打ち消すかのようにマルチとナインが新ベイ完成を宣言する。

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銀狼らの元に現れた黒須スリーとフォーが、バトルを申し込む。2人が使うベイ、ソルエクリプスはまるで日食の太陽のように姿を変幻自在に変える、未来技術の結晶のようなベイだという。対する銀狼は熱きベイ魂を宿した新たな相棒、ウルフハントで迎え撃つ。一方、駒刃寿司では熱いベイ議論を戦わせていたマルチとナインの関係に思わぬ展開が起きる。

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エクスは、黒須一族の一人のエイトと激闘を繰り広げる。エイトのベイ、クロックミラージュは従来のスタミナタイプとは設計思想が根本から異なり、時をも止めるとエイトが豪語する未来技術を搭載していた。その夜、ナインは黒須一族のベイは最先端にして最高であると語る。さらに、マルチが作るベイが通用するとは思えないと断じる。一方、銀狼らの元にも黒須一族が現れ、新たな戦いの予感が漂う。

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駒刃寿司に突如現れた黒須ナインは、黒須一族を倒さなければXシティは滅亡するとペルソナに忠告する。その直後、店は激しい揺れに見舞われ、外へ飛び出した一行が目にしたのはXシティ全体を震撼させる衝撃の光景だった。さらに空には黒須ゼロを名乗る人物の巨大ホログラムが出現し、ベイブレードは滅亡すると宣言。自身の壮大な計画を実現するため9人の子供を派遣したと明かす。

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白星決闘が幕を閉じ、Xシティは日常を取り戻す。再び3人となったチームペルソナのファンミーティングには多くのファンが詰めかけていた。イベントの目玉企画、ペルソナに挑めるチャレンジバトルで挑戦者を次々と倒す仮面Xだったが、100人目に現れたのは一筋縄ではいかない強者だった。一方、巷ではプロのイベントに現れては挑戦を仕掛けるプロブレーダー狩りの噂が広まっていた。

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• 宮下兼史鷹
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白星最終決闘は、緊張感と熱気に包まれたまま、いよいよ最終局面を迎える。観客や特別席のブレーダー仲間、関係者たちもかたずをのんで見守る中、思いがけない人物がペルソナのファイナルブレーダーとして登場。会場は驚きと歓声に大きく揺れ、ファイナルセットが開戦する。過去の因縁、揺るがぬ信念、仲間との約束が交錯し、かつてない激しいぶつかり合いと、限界を超えた力が火花を散らす。

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オメガと戦いたい気持ちを抑えるテンカは、ペルソナが絶対に勝つためにエクスへオメガとの対戦を促す。しかし、テンカの本当の思いを知るエクスらの後押しを受け、テンカは新ベイ“サムライカリバー”を手に、自らオメガとの直接対決に挑む決断をする。一方、オメガも新ベイ“ペガサスブラスト”を投入して桁違いの実力で立ちはだかる。白星流の元師範代と現師範代による至高の親子対決が、ついに始まる。

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白星最終決闘のペルソナ対ゾディアックのセカンドセットは、バードとランツによる因縁の対決。バトル前、ランツは過去にわざと負けてやったことを持ち出してバードを見下すように挑発する。しかし、バードはベイをなめている奴なんかに絶対に負けないと宣戦布告。実力では到底かなわない超頂上の相手に、誰も予想し得なかった驚きの奇策で挑む。熱き激闘の火ぶたが切って落とされる。

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ついに迎えた超頂上決戦の日。ペルソナ対ゾディアックのバトルを前に、観客は大興奮。しかし、仮面Xのドランブレイブに不正改造の疑いがかかり、仮面X自身も試合出場を停止されてしまう。白星流は絶対に負けない、そのためだったら何だってするはず。オメガの仕業だと直感するテンカだが、ある策略を胸に不敵に笑う。

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ありし日の白星流道場。白星テンカ、露地ランツ、三頭ミリオンは白星訓の下で日々修行に励んでいた。テンカは、白星流最強ブレーダーの証、サムライセイバーを自在に操る師範代であり自身の母、オメガに憧れていた。オメガはXタワーのプロと戦い白星流の強さを証明すべきと訴えるが、掟に背くとして師範から叱られる。そしてある日、道場から突如姿を消してしまう。

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九尾ヨウコは、ペルソナが白星100個を到達できた本当の理由を知っているとほのめかす。さらに、その秘密をバラさない代わりに超頂上挑戦者決定戦のサードセットをペルソナに要求する。ソリダスタワー99階チーム「ナインテイルズ」に所属するヨウコは実力的に格上の相手だが、ある奇策を携えたマルチがその勝負を受けて立つ。互いをだまし、化かし合いが交錯するバトルが始まる。

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超頂上挑戦者決定戦、ファーストセットは仮面Xと一心リュウの対決。リュウはクインを破った仮面Xに勝利することで、クインより上位のブレーダーであることを世に知らしめたいと意気込む。仮面Xの無神経な発言にあおられその闘志はさらに燃え上がる。続くセカンドセットでは悪名高い腐飾ドクガを前に、テンカがバトルの決まり手を堂々と宣言。互いの戦略を読み合う攻防戦の末、相手よりさらに先を見通して勝利を目指す。

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Xタワーの頂上決戦でペルソナは敗北し、黒須エクスは龍宮クロムと戦うという宿願を果たして目標を失ってしまう。だが、二人の死闘はXシティに大きな影響をもたらし、ベイブレード界に同時多発的な変革が起き始める。

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