BEYBLADE X

オメガが白星決闘の開催を宣言し、Xシティ各地でプロアマ問わずブレーダーたちが意気込んでいた。テンカはオメガを倒すために力を貸してほしいとエクスに持ち掛ける。乗り気のエクスに対し、バードは不満げな様子だが、ゾディアックへの挑戦権を得るためペルソナも参戦を決める。そして、テンカが最初の対戦相手として選んだチームの中には見覚えのある顔があった。ある悲劇がエクスを襲う中、ペルソナの初戦が幕を開ける。

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新スタジアムのプロモーションのため、B4とゾナモスハウスのコラボイベント“恐怖の謎迷宮”が開幕する。バード、仮面X、テンカもお化けに変装し、イベントを盛り上げる。そんな中、監視カメラに幽霊の姿が映る。そして後日、ついに超頂上決戦が開催され、真のXタワーチャンピオンの座を懸けてペンドラゴンとゾディアックが激突する。

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銅田産業は龍宮クロムの失踪により混乱が続く。仮面Xに敗北してクロムは終わったとあざ笑う戯画谷専務に対し、シグルとシエルは反論する。一方その頃、クロムは白星オメガと向き合っていた。オメガから禁断の力を持つ謎めいたベイブレードを手渡されたクロムは、そのベイを扱うにふさわしいブレーダーであるかを試される過酷なチャレンジに挑む。

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エキシビションマッチを翌日に控え、シグルとシエルは特訓に励んでいた。新しいベイで憧れのクロムを超えると改めて決意するシエルは、シグルにある頼みごとをする。そして迎えた当日、クロムとの大事な接点である仮面をかぶり、シエルはバトルに挑む。自分なりの最強への道を歩み始めたシエルの前に、刃威斗が突如現れ、魔龍の力で誘惑する。一方その頃、ソリダスタワーでも、今後を揺るがす重大な局面を迎えていた。

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銀狼一行は廃倉庫に到着する。中をのぞくとベイマシンに囲まれて作業するぱっくんの姿があった。勝利すればぱっくんを連れて帰るという条件で裏プロ集団とのバトルがスタートする。エクスが次々に裏プロの黒服たちを倒す一方、銀狼はシエルに憧れのクロムと同じベイを渡し、裏プロ界のトップブレーダーと戦わせる。シエルは、クロムになりたいのではなく超えたいと言う。しかし、その戦いぶりにいら立ちを募らせたぱっくんは、意外な行動を取る。

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黒服二人を派手に吹っ飛ばした銀狼は、裏プロから世界を守るための戦いにエクスを誘う。エクスを裏の世界に行かせるわけにはいかないとテンカが阻むと、エクスの進退をトリプルバトルで決めることに。さらにバトル直後、意外な人物が銀狼に「師匠！」と声を掛けてくる。そして裏プロに関わる組織に誘拐されたぱっくんを探し出し、その組織のたくらみを阻止すべく、ぱっくん救出作戦が始動する。

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仮面Xとバードが特訓のためぱっくんを訪ねると、ぱっくんは新たなうわさのコピーベイを披露するため、コラボ動画撮影の準備中だった。ぱっくんいわく、最近Xシティで妙に精度が高い模造品が流通しているという。翌日、ぱっくんちゃんねるには不穏な動画が投稿されていた。一方、仮面Xは、自分の師匠をバードとテンカに紹介したいといい、二人を連れ出す。

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取り上げられたみんなのベイを取り戻そうと、バードが取った少年の前に立ちはだかる。ベイバトル未経験にもかかわらず勝つしかないと言うバードを見て、ツバサは少年とバトルをする決意を固める。ベイバトルに勝っても楽しくないと言うツバサの心には、過去の経験や母の期待も関係していた。勝つことを恐れるツバサに、バードは「本気でやれよ！」と叫ぶ。そして、バードがプロブレーダーを目指すきっかけになった物語が明らかになる。

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バードはツルやスザキと地元にいた日々を思い返し、テンカにベイブレードを始めたきっかけを語る。ある日クラスにやってきた転校生の鷹野ツバサにバードは気さくに声をかけ、次第にみんなで遊ぶようになっていく。スポーツも勉強もできて友達からも頼られていたバードだったが、いろんなことをやってもなんかしっくりこないと言う。そんな時、思いがけなくベイブレードに触れる機会を得たバードの反応は、今とは対照的だった。

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ベイクラフトに励むマルチは、休憩がてらキングの母ジョカとベイバトルをすることに。ベイブレードの新時代への不安を吐露するマルチは、ジョカにアドバイスをもらう。一方、実力原理主義と言われるソリダスタワーに電撃移籍したファランクスは、デビュー戦を迎える。観客や選手から厳しい意見が飛び交う中で、石山は堅実なバトルをする。

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ベイクラフトの修行をすべくマルチが訪ねたのは、万獣一族が住むアニマルキャッスルだった。キングやクインの家族の手厚いもてなしにマルチは圧倒される。クインが言っていた、ベイクラフトの本物の天才は意外な人物だった。始めは半信半疑だったマルチだが、その人物が作ったベイの設計図を見て敗北感を感じる。確かな実力を理解し自分の現状を打ち明けたマルチは、自身の作ったベイを率直に評価してほしいと願い出る。

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ベイクラフターとしての壁にぶつかったマルチは、かつてベイクラフターの資格を取るために通っていた私立ベイアカデミーを訪ねる。そして、当時ベイクラフトの技術や知識に対するマルチの自信をへし折った恩師の目ヶ岡先生に、もう一度ベイクラフトを教えてほしいと頼む。マルチの願いに応じて目ヶ岡が開催したベイクラフターの神髄を教える特別授業で、マルチは戸惑いながらも徐々にベイクラフトの大事な基本を思い出していく。

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仮面Xは、勝負に自分が勝ったら命令を聞いてもらうというテンカの条件をあっさり受け入れ、手配してきたダブルエクストリームスタジアムでバトルに臨む。仮面Xの勝利を期待し前のめりなバードに対し、マルチは自分が作ったベイが通用するかと不安げにバトルを見守る。ブレーダーとしてもベイクラフターとしても全く足りてないというテンカの指摘に、何も言い返せずうつむくことしかできないマルチは“ある決断”を下す。

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新時代への突入を確信するバーンは、ゾナモス、ゆにと共にユグドラシル製薬の孤島の研究所に来ていた。突如現れた来訪者は仮面Sの詳細を知っているようだった。一方、駒刃寿司では、テンカがここにいる全員を倒したら仮面Xとバトルをさせてもらえるという以前の約束を再度持ち出し、マルチに宣戦布告する。一番の自信作で来いと挑発するテンカに、マルチが立ち向かう。さらに、張り詰めた空気の中、ついに真打ちが登場する。

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ペルソナからのサードブレーダーは体調不良の仮面Xに代わり、謎の仮面Sが現れる。キングとバーンは、以前二人の勝負に突如割り込んできたそのブレーダー相手に、ランチャーを構える。そしてB4から世界初公開された新スタジアムのテストバトルに、会場は大いに盛り上がる。ワクワクが止まらないバードをよそに、今までのベイの戦い方を覆すギミックを目の当たりしたマルチは焦りをにじませる。

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トリプルバトルのセカンドブレーダーは、マルチ、パン、ゾナモスが選ばれる。ゾナモスはバトルの前にいつものように出そうとしたベイナゾをマルチに断られ、あっさり引き下がるが、せめてと作ったナゾを披露する。一度は断ったはずのベイナゾを、名探偵マルチが推理ショーで解き明かす。迎えたサードセット、大量のあんこクリームずし寿司とのラストバトルに挑んでいた仮面Xに異変が起こる。そして、その様子を見て“ある人物”が現れる。

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ついにペルソナの次の試合が決定する。詳細が不明のままXタワーに向かうと、招集されたのはペルソナ、ユグドラシル、ズーガニックの3チームだった。一方、仮面Xは控室に用意された差し入れと思われる大量のあんこクリームずしを一心不乱に食べ始める。そんな中、発表された初のバトル方式に、会場ではどよめきが生まれる。バトル中、相手を観察し攻撃のタイミングを計るバードだが、思いも寄らないハプニングに見舞われる。

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駒刃寿司に突然、白星テンカが現れる。仮面Xとのベイバトルを目的に来るも、当の仮面Xは不在だった。テンカは、この場にいる全員に勝ったら仮面Xとのバトルを許可してほしいと言う。独特な構えと、未知のベイを使うテンカにペルソナが立ち向かう。警戒するマルチは、仮面Xを倒すだけが目的ではないだろうと問い掛ける。にやけた笑みを浮かべるテンカに、マルチは負けじと強気に振る舞う。

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フェニックスラダーを試したいバーンの要望に応え、石山はユグドラシル製薬を訪れる。ベイバトル後、突如警報が鳴り響き、バーンの新ベイ完成祝いに謎の人物が飛来する。一方、マルチは新ベイの案が思いつかず悩んでいた。ベイから離れてみることや、同じベイクラフターに相談することを勧められ模索する。そんなある日、マルチとシグルは一緒に仕事をする機会を得る。仕事後にマルチを呼び止めたシグルには、思うことがあった。

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戯画谷専務は、クロムが欠けた状態のペンドラゴンに公式戦を許さない。シエルは反抗するが方針は変わらず、まさかの真実も知ることに。追い打ちを掛けるようなクロムやシグルの言葉に意気消沈のシエルは、クロムを探して雨の中をトボトボ歩き、ある場所にたどり着く。雨が止むまで稽古をつけてやると笑みを浮かべるブレーダーに、楽な道を選ぶのは悪いことじゃない、と言われる。

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