BASTARD!!―暗黒の破壊神―地獄の鎮魂歌編のあらすじ一覧
【最終回】四天王、侍軍団、魔戦将軍たちの猛攻は破壊神アンスラサクスが誕生させた変形氷竜を打ち砕く。だが、氷竜の中の破壊神の細胞はさらに活性化し、圧倒的なパワーで襲い掛かってくる。しかし、その時ダークシュナイダーの魔力が火の鳥と化し、破壊神の細胞からもカル=スの魔力が氷の竜となって舞い上がる。呼応し、寄り添う二人の魔力はやがて大いなる力に支えられ、一つになっていく。
四天王のガラ、ネイ、アビゲイルは、ダーク・シュナイダーの危機を救う。だが、破壊神アンスラサクスはカル=スを核に氷竜を形成、分裂させ、辺り一帯を壊滅させていく。何者をも恐れないダーク・シュナイダーに信じる道を見た侍たちはわが身を賭してあらがう。その姿に鼓舞され、魔戦将軍たちもまた自身が信じるカルのために戦う決意をする。
壮絶な戦いの末、カル=スは自らの身体にアイス・ファルシオンを突き刺し、破壊神アンスラサクスの呪縛を打ち破る。だが、カルの肉体には破壊神の細胞がいまだ息づいており、不意を突いてダーク・シュナイダーの体を貫く。カルとダーク・シュナイダーの二人の暗黒の力の衝突によって封印は破られ、ついに破壊神アンスラサクスが復活を遂げてしまう。
復活したダーク・シュナイダー、正体を現したアビゲイルも合流した侍軍団の前に魔戦将軍の5人が現れる。ジオンとシェン、ランとカイ、浅からぬ因縁を持つ者もいる中、侍軍団と魔戦将軍が激突する。そんな中、ダーク・シュナイダーは一人、シーラに迫るカルの元へと向かう。ダーク・シュナイダーVSカルの宿命の対決が始まる。
ダーク・シュナイダーたちは、ボルを退け、シーラ姫がいる神殿へ急ぐ。そこに、破壊神アンスラサクスの封印を解くため、カル=ス自ら、キング・クリムゾン・グローリーに乗り込んで来る。ダーク・シュナイダーとカルがついに対じし、かつての師弟、友であった関係を忘れたかのように、カルはダーク・シュナイダーに敵意を向ける。そして侍軍団や、味方であるボルもろとも消し去ろうと、強力な氷魔法、帝王水龍瀑“アク・シーズ”を放つ。
ダーク・シュナイダーたちは、転移の門“ゲート”でキング・クリムゾン・グローリーに降り立つ。すると、その前に魔戦将軍の一人、操影士“シャドウ・マスター”ボル・ギル・ボルが現れ、影の力で侍たちの動きを封じる。残ったダーク・シュナイダーとボルの一騎打ちが始まる中、ダーク・シュナイダーの体にはある異変が起こっていた。
魔戦将軍の中で唯一シェラのみがジューダス城に残り、カル=スの警護にあたっていた。やたらと冷えるある夜、シェラは子供の姿をしたカルの幻を見る。そしてシェラはカルの悲しい過去の記憶を追体験するのだった。一方、キング・クリムゾン・グローリーに向かった魔戦将軍たちは、空の上でとんでもない怪物に強襲されていた。
魔戦将軍たちは、破壊神の封印をその身に宿したシーラ姫が廃都キング・クリムゾン・グローリーに潜伏していると分かり、飛空艇を使い廃都へと向かう。その事実を知り、廃都へ先んじる方法はないかと思案するヨーコや侍たちは、領主であるマーシ王子に屋敷の地下に呼び出される。そこには400年前に滅んだ旧世界の文明で作られた、ある装置があった。
魔戦将軍マカパインの謀略によって、侍の本拠地である武家屋敷の場所が知られてしまう。マカパインは同じく魔戦将軍のバ・ソリーとスフィンクスの軍団を引き連れて武家屋敷を取り囲む。それを察した侍たちは武士団を率いて応戦の準備を整える。2年前の戦いを胸に、ヨーコも人々を護る側として戦場へと出る決意を固める。
カル=ス軍に各地で反乱を起こす、亡国ア=イアン=メイデの侍軍団たち。侍百人隊長であるヨルグも民を率いて戦いを先導するがそこに現れたのは魔戦将軍の一人、マカパインだった。一人が1個軍隊にも匹敵すると言われている魔戦将軍の力は強大で、ヨルグもひん死の重傷を負う。マカパインはひん死のヨルグから侍軍団のアジトを聞きだそうとする。
メタ=リカーナ消滅から2年、破壊神・アンスラサクスの復活をもくろみ、最後の封印を探し求める“氷の至高王(ハイ=キング)”ことカル=スとその側近である“十二魔戦将軍”たちは、メタリオン大陸の9割をその手中に収めていた。そんな中、カル=スの圧政に反旗をひるがえした民が旧ア=イアン=メイデ王国の侍軍団に率いられ、カル=ス軍の食糧庫を襲撃する。その中にはティア・ノート・ヨーコの姿があった。























