NNNドキュメント’24の放送内容一覧
約20年間実家に引きこもり、高齢の父親に頼って生活してきた45歳の男性や、幼い頃から両親に虐待を受け、家族や社会に絶望する女子高校生など、孤立した人々に居場所を提供する民間施設「第2の家」。利用者が自立への一歩を踏み出し再出発するため、フリースクールなどの自立支援を立ち上げた代表に密着する。
戦時中、山口・宇部市西岐波の長生炭鉱で起きた水没事故の犠牲者183人は、今も海の底に眠る。7割が朝鮮半島出身者で、遺族は遺骨の収集と返還を願い、地元の市民団体は国に対して調査や収集を要請してきた。「見える遺骨しか調査しない」との回答が続いてきたが、念願の掘削工事が決定し、その様子に密着する。
AI技術や戦争体験者との対話を基に、白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」。その取り組みを高校時代から続ける広島テレビの新人記者の元に、被爆者の女性から手紙が届く。原爆で心と体に傷を負いながらも証言活動を続けてきた彼女が、大切な写真からよみがえった記憶を次世代に伝えたいという思いに迫る。
兵庫・尼崎市で清掃業を営む社長の周りには“ドツボ”にはまりそうな人・はまっている人が集まる。親に見捨てられた少年院出身者や借金を繰り返す若者、覚醒剤で刑務所に服役した者。彼らを救いたいと自分の会社で雇用するが、更生への道は一筋縄ではいかない。諦めが悪い社長の更生支援の現実に密着する。
親族や友人とも疎遠になり、一人で静かに亡くなる人たちが全国で増え続けている。遺族は生前のうちにできなかったこと、伝えられなかったことに思い悩む中、そんな人たちの葬儀を格安で引き受け、最期を大切に見送ろうとする夫婦に密着。“死”が社会から見えにくくなっている今、悼むことと人の尊厳を考える。
能登半島地震で被災するも、身を寄せ合って暮らしている石川・輪島市の郊外にある三井町の住民たちに密着。家や家族を失った人々は避難所となった公民館で暮らしており、多くの田んぼで地割れの被害が発生したが、住民は奮起して土を耕し、野菜の収穫を心待ちにする。そんな被災地で支え合って生きる人たちの暮らしを見つめる。
世界中の人々から愛されるサンリオのキャラクターたち。一見、戦争とは無縁なキャラクターに込められた、今年で97歳を迎えるサンリオの創業者の反戦の思いに迫る。山梨の実家で遭遇した甲府空襲の記憶は、79年がたった今も世界中で続く“大義を掲げる戦争”に、正面から「NO」と言う彼の信念を支えている。
1000人を超える元日本兵たちの体験を収録した本や、家族へ向けて送られた手紙が残されている。それらの証言には、戦争の最前線に立たされた者だけが知る悲惨さや愚かさが詰まっていた。世界が戦火に揺れる一方、日本は“戦争体験者ゼロの時代”が近づく。戦後79年を迎えた今、消えゆく証言の尊さを考える。
シンクタンクによるシミュレーションで「台湾有事」が起こった場合、日本の米軍基地も中国の攻撃を受ける可能性が高いと指摘されている。台湾統一を狙う中国と在日米軍基地を強化するアメリカに続き、日本も南西諸島に自衛隊駐屯地を開設した。戦後、在日米軍と共に歩んできた私たちが考えるべき問題と向き合う。
太平洋戦争中の1943年秋、日本は兵力不足を補うため、それまで兵役を猶予していた全国の大学生や専門学校生を徴兵することを決めた。「学徒出陣」した学生たちは突如ペンを銃に替えられ、国のため命を懸けることになった。「戦争ほどバカなことはない」と語る元学徒兵の言葉を若者たちが聞き、感じた思いにカメラを向ける。
探究ゼミがきっかけで原発に興味を持った一人の高校生が、廃炉から出るクリアランス物と呼ばれる金属をリサイクルした街灯を通学路に設置した。福島原発事故の廃棄物処理問題が将来に重くのしかかる危機感から、彼女らは住民の厳しい意見にさらされる。原発問題を自分事と捉え、仲間と共に奮闘する高校生たちに迫る。
原爆で被爆し、生かされた命と向き合う人たちの決意に迫る。多くの仲間を失い、生き残った後ろめたさを抱き続けて生きてきた92歳の被爆者は、「原爆ドームは崩れてしまえばいいと思っていた」と語り、あの日の体験を遠ざける。一方、共に被爆した妹は、忘れ去られてゆく原爆の記憶に危機感を持ち、被爆証言を始める。

























