NNNドキュメント’24の放送内容一覧
「得意なことを見つけよう」をモットーに掲げる一人の男性は、知的障がいと発達障がいがあった。自転車競技に夢中で、昨年知的障がい者で競う世界大会で、銀メダルを獲得した。彼は4人兄弟で、3人に障がいがある。それぞれの個性を伸ばしたいと願う両親が、兄弟4人を優しく包み込む日々の記録を追う。
大阪・熊取町で当時9歳だった女の子が下校途中に誘拐された事件は、未解決のまま20年以上が過ぎた。元捜査員らの証言や大阪府警の内部資料、初動捜査を指揮した警察幹部が初めて語った言葉から見えたのは、浮かんでは消える容疑者を追い続けた捜査の裏側だった。21年の歳月と、未解決事件の「今」を見つめる。
日本では、殺人事件の約半数は親族間で起きている。残された家族は殺人者の身内として社会の目にさらされ孤立し、その姿が伝えられることはない。母親を殺した父親は死刑囚となり、息子はいつ来るかもしれない死刑の執行におびえて生きてきた。事件から24年、親の罪に翻弄された息子がたどり着いた答えに迫る。
新潟・佐渡市に移り住んだ女性に密着。彼女の夢は太鼓芸能集団「鼓童」のメンバーとなることだったが、足を踏み入れた世界で待っていたのは甘くない現実だった。頻発する能登半島での緊急地震速報で、過去に経験した東日本大震災のフラッシュバックに悩むこともあり、もがきながらも自分と向き合う女性に追る。
1966年、静岡県で一家4人が殺害された事件。死刑判決を受け、今も死刑囚の男性の獄中から訴えた無実の声は届かず、去年ようやく再審の扉が開いた。争点は衣類に付着した血痕の色で、再審を決定した高裁は、捜査機関によるねつ造の可能性を指摘している。一人の人生を狂わせた捜査機関の問題、再審制度の課題を問う。
札幌で車いすを乗り回す一人の男性は、先天性多発性関節拘縮症の障がいがあるため、生活のほとんどにヘルパーが必要だ。6年前にweb制作会社を立ち上げた彼は、SNS で“電動車椅子ヤンキー”というネームで活動している。彼の周囲の人たちへの取材を通じて、現代社会におけるSNSの存在意義を考える。
福岡で3年前、男子高校生が自ら命を絶った。高校が設置した第三者委員会は、剣道部の上級生による悪質なわいせつ行為など10のいじめを認定。生徒を無視するといった監督の不適切な指導も、自殺に影響を与えた可能性があるとしている。取材班は大阪のある自治体に密着し、新たないじめ防止法の動向に迫る。
四国の小さな港町の高校に、全国唯一の“水族館部”がある。学校の中を泳ぐ2000匹の魚たちは毎月第3土曜日に一般公開され、多くの客で賑わっている。目玉は高校生と魚がつくり出す世界初のハマチショー。豪雨災害やコロナ禍など、多くの危機を乗り越えてきた魚好きの高校生が小さな町に元気を取り戻す姿を追う。
日本の鉄道史上最悪といわれるJR福知山線脱線衝突事故。乗客106人と運転士が死亡、負傷者560人以上の大惨事となった。事故で二人の家族を亡くし、娘が重体となった遺族の男性は、事故後、私憤を抑え、加害企業・JR西日本に向き合い「安全」理念の構築に携わった。乗り物の安全を求め続ける遺族の信念に迫る。
東日本大震災の津波で娘が行方不明となり、福島・大熊町で捜索を続ける一人の男性。原発事故で立ち入りが制限される中、懸命に捜索を続け5年9カ月後に骨の一部が見つかる。しかし、国や東京電力への怒り、後悔が彼を苦しめる。悲しみを繰り返してはいけないと各地で防災を訴える伝承活動を開始した男性に迫る。
昨年、H3ロケット打ち上げが失敗に終わり、約280億円の貴重な衛星もろとも失った。その1年後の今年2月、見事打ち上げに成功した。国の威信をかけた巨大プロジェクトの舞台裏に取材班は7年間密着。JAXA責任者は打ち上げ成功後の会見で「失敗が技術者を強くする」と語り、H3ロケット打ち上げ成功までの軌跡を追う。
最大震度7を観測した能登半島地震が起こり、多くの住宅が倒壊した石川・輪島市町野地区では、地震後も営業を続けているスーパーがある。「町に住民が戻ってほしい」と夜明け前、軽トラックを運転する一家がいた。今回の地震で住み慣れた町を離れる人も多くいる中、地域のコミュニティーや住民同士の絆の大切さを見つめる。
同性婚を認めないのは憲法で保障される「婚姻の自由」に反するとして、同性カップルが国を相手に同性婚訴訟を起こした。原告の生活は家族そのものだが、看取りや相続など「もしも」のときに相手を守れない現状がある。「静かに、穏やかに、“法の下の平等”のもとで暮らすのが夢」と語る二人にとっての結婚・家族に迫る。
生まれつき聴覚障がいがあり、訪問介護員の資格を持つ女性に密着する。“聞こえないヘルパー”である彼女が支えるのは音と光を失った盲ろう者や、一人暮らしをする知的障がい者などさまざま。聞こえない人同士が支え合う日々から、手話という言葉で生きる人たちとその家族がたどってきた物語を見つめる。
1月1日に31年ぶりに津波警報が発表された新潟。震源から80kmほど離れた糸魚川市では、8分で第一波が到達していた可能性があった。一方、震源から150km以上離れた新潟市では、液状化の影響で多くの住宅に被害が出た。新潟を襲った津波と液状化を検証し、能登半島の対岸で何が起きていたのかを調査する。

























