魔法科高校の劣等生 第3シーズンのあらすじ
【最終回】論文コンペ前日の夜、達也は文弥から周公瑾の居場所を突き止めたと報告を受ける。潜伏場所は国防陸軍宇治第二補給基地だった。国防軍の基地に自分ひとりでは戦力が足りないと考えた達也は、将輝に連絡する。場所が国防軍の基地だと聞かされた将輝は一瞬ためらうものの、十師族の責務を果たすため達也に同行することを決意する。二人は周公瑾に操られた兵たちが待ち構える国防軍基地に侵入する。
光宣の案内で京都にある伝統派の拠点を調べていた達也たちは、伝統派の一派で、清水寺の参道で飲食店を経営している店主と出会う。店主は、奈良の伝統派が大陸の術者に取り込まれてしまっている現状に危機感を抱いていると告げると、達也に情報提供を申し出る。店主の情報から京都の伝統派が潜んでいる場所に目星をつけた達也は、名倉を殺した犯人を捜したいという真由美と、伝統派との戦いに偶然出くわした将輝と共に、嵐山へと向う。
日本魔法協会が主催している全国高校生魔法学論文コンペティション。通称、論文コンペが京都で開催されることに。昨年の論文コンペが大亜連合に襲撃された経験から、「今年は警備を万全にするため事前に会場周辺を下見したい」と風紀委員長の幹比古が生徒会に提案する。達也や深雪、水波、レオ、エリカもそれに同行する。生徒会が終わった後の帰り道、達也はニュースで真由美のボディガードである名倉三郎が京都で何者かに殺されたことを知る。
九島烈から周公瑾捕縛の協力を取り付けるため、達也と深雪、水波は九島家の本拠地である奈良を訪れる。九島烈は達也の申し出を快諾すると、孫の光宣を紹介する。光宣は達也の1年後輩で、体は弱いものの強力な魔法力を備えているという。食事の席で達也たちが伝統派の術者を探していると聞いた光宣は、自分から協力したいと申し出る。翌日、光宣の案内で奈良にある伝統派の拠点を回っていた達也たちは、奈良公園で伝統派の襲撃を受ける。
九校戦が終わり、二学期が始まったある日、亜夜子と文弥が真夜直々の手紙を達也に届けに来る。手紙の内容は、周公瑾を黒羽家が追跡していたが、京都付近で見失ってしまったため、“周公瑾の捕縛について協力を依頼する”というものだった。どうやら、周公瑾の逃亡を長年、九島家と対立している古式魔法師の一派である“伝統派”が手助けしていると見られた。そこで、達也は九島烈の孫である藤林を通して、周公瑾の捕縛に協力を依頼する。