ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまでのあらすじ一覧
【最終回】灯河を探していたイヴは小鳩と彼女を助けに来た聖、樹と遭遇してしまう。イヴは聖に灯河の存在を勘付かれぬよう慎重にその場を離れようとする。その頃、灯河は満身そういながらおおよそ全ての魔物を払いのける。残るは、慎重に戦いを観察していたずる賢い人面種だった。セラスとの誓いを守るため、女神への復しゅうを果たすため、灯河は力を振り絞る。
灯河たちはついに金棲魔群帯にやってくる。そこは強大な力を持つ魔物たちがひしめく危険地帯だった。灯河たちは魔物を倒しながら禁忌の魔女の居場所を目指して進む。その時、スケルトンキングから手に入れた卵がかえろうとする。時を同じくして、桐原たち“2-C”の生徒たちもアライオン城の方角からレベル上げのため金棲魔群帯に入っていた。
イヴとリズを捕らえるため、ズアンは私兵団と呪術集団・アシントを追手として放つ。灯河は策を駆使して森の中でアシントを待ち受ける。しかし、鋭い洞察力を持ち、毒を扱うアシントの首領ムアジは灯河の策を見抜いていた。そして、ムアジは悠然とセラスを追い詰める。だが、灯河はムアジの思考のさらに先を行き、アシントとズアン私兵団の全滅をもくろむ。そこにはイヴとリズを救う以外の、灯河の狙いがあった。
イヴは一人の少女と自由を得るため血闘士を続けてきた。そして明日は自身最後の血闘の日。だが、血闘を運営するズアンは新たなスター血闘士を生むため、毒を用いて公衆の面前でイヴを始末しようと企てていた。うわさをかぎつけた灯河とセラスはイヴと少女を救い出そうと、ズアンの計画をイヴに伝える。だがイヴは信用せず、最後の血闘に挑もうとする。
女神ヴィシスへの復しゅう、セラスはその剣となることを灯河に誓う。セラスを従え、灯河は金棲魔群帯の入り口に近い、ウルザの王都モンロイへ足を運ぶ。そこで灯河たちはモンロイ最強の血闘士、イヴ・スピードが禁忌の魔女の居場所を知っているとうわさに聞く。禁忌の魔女の情報を聞き出すべく、灯河とセラスはイヴに接触を試みる。
セラスの命を狙っていたのは、人類最強と呼ばれるシビト・ガートランドとその配下五竜士だった。そして彼らにセラスを始末するよう頼んだのは、セラスが忠義を尽くしていたネーア王国の聖王オルトラだった。心も折られたセラスを救うべく、灯河はシビトの前に立ちはだかる。一つ選択肢を間違えれば即命を落とす状況の中、灯河は慎重に口を開く。
ミルズの街にやってきた灯河は禁術大全に載っていたスライムの強化を試みるべく、街の領主が主催するミルズ遺跡攻略に参加する。そこで同じく攻略に参加し報酬金を得ようとしていた女性、ミストと再会し、冒険の準備を手伝ってもらうことに。灯河は不慣れな異世界での買い物を終え、いよいよ遺跡攻略に挑む。そして遺跡の中で、ミストの命を狙うドロゲッティを見掛ける。
灯河は“魂食い”を打ち破り、廃棄遺跡を脱出する。遺跡で手に入れたのは膨大な経験値とアングリンが残した禁術大全、そして禁呪の呪文書だった。目指す女神ヴィシスへの復しゅうのために、まずはこの世界の情報を集めるべく、灯河は近くの街を探す。その道中で、灯河は聖なる番人と呼ばれる4人組に狙わる美しい女性と出会う。
廃棄遺跡のモンスターを倒したことで、灯河は奥底に隠していた自身の残虐性を取り戻していく。そこにクラスで空気扱いされていた三森灯河の姿はなかった。灯河は自身のスキル“状態異常付与”の特性を確認しながらレベルを上げていく。全ては女神ヴィシスに復しゅうするため、遺跡脱出を目論む。それを阻むのは、廃棄遺跡の生存率がゼロである原因、異形の魔物“魂食い”だった。
修学旅行の移動中、2年C組のバスは突然白い光に包まれる。C組の教師と生徒は女神ヴィシスによって異世界に召喚されてしまう。女神の目的は、彼らを勇者として育て、大魔帝を倒すことだった。女神の持つ水晶で次々に能力を鑑定されて選別され、クラスメートたちは歓迎される。だが、三森灯河だけは最低ランクのE級判定、いわゆるハズレ勇者の烙印を押されてしまう。