多数欠のあらすじ
二重スパイとして女王のアジトに潜入する頼音は、ごぼうの表示権を活用し、アジトの所在地を絞り込むことに成功する。しかし入賀から情報を得た女王に、現化権の所持者である相馬を連れてくるよう命令されてしまう。危険の伴う行為に悩む偽皇帝陣営だが、蛯名光の脱出を手助けする条件で須藤は相馬を送り込む決断をする。
八木橋のやり方に疑問を持つ頼音が八木橋と須藤を問いただすも、軽くあしらわれてしまう。回収権を再び手に入れた皇帝・陽翔は都内で特権利狩りを始め、抵当権の保持者・葛西甲斐を手下にする。皇帝が前線に出てきたことを知った須藤は、龍太と頼音を皇帝の元へ向かわせる。
作戦の結果に士気の下がるごぼうたちの前に入賀が姿を現し、女王陣営の情報を伝える。そんな中、皇帝の多数欠放送が再開する。絶体絶命のピンチに陥る一同だが、ごぼうの機転で一命を取り留める。一方、女王陣営では、八木橋の仕組んだ騎士へのトラップが波紋をもたらす。そして皇帝と女王の意外な関係が明かされる。
セラフィエルの教会に拠点を移動した女王は総力戦を決意する。そんな彼女の前に、協力者として入賀と深見が姿を現す。臣は東北の旅で得た情報を元に、特権利を呼び出す“イタコ”がいる可能性をみんなに説明する。そして、須藤の指揮の下、東京封鎖作戦が実行される。頼音たちは苦戦するも、敵を撃破する。しかし女王が新たに得た特権利により、形勢が逆転する。
八木橋と須藤は捕らえた睦月を尋問し、情報を得ようとする。巧みな誘導尋問に頼音は本物のブレインが帰ってきたことを痛感し、組織の中での自分の立ち位置を考える。停止権を入手していた八木橋は、睦月とはまた別にある重要人物を保護していた。そして須藤は今までの女王の行動から状況を推論し、新たなる作戦をみんなに伝える。