嘆きの亡霊は引退したいのあらすじ
シトリーの手腕によって、ハンターたちはピンチを脱する。焦った“アカシャの塔”の構成員たちはソフィアの命令を無視してしまい、あえなく自滅する。さらにシトリーは敵の本陣を難なく特定する。ハンターたちは一気に攻勢に出ようとするも、突然、アカシャ屈指の魔導師フリックによる一撃必殺の雷撃魔法が一同を襲う。形勢は逆転し、ハンターたちは全滅してしまうかに思えた。クライもようやく動き出し、戦いはいよいよ最終局面へ。
待望のシトリーが帰還する。だがスライムの件はそこそこに、シトリーはクライに「このままでは調査隊は全滅する」と不吉な予言をする。宝物殿に集結したハンターたちはスヴェンを陣頭に、クライの“千の試練”に対して最大級の警戒心で臨んでいた。そんな中、“アカシャの塔”きっての俊英ソフィアによる、ハンター全滅作戦が着々と実行に移されていた。ハンターvs“アカシャの塔”、総力を挙げた戦いの幕が切って落とされる。
シトリースライムは一体どこへ行ったのか、助言を求めるべく、クライはそれを作った張本人シトリーの帰還を待つことに。その頃、“アカシャの塔”はとある決断を下す。クライにアジトを特定されたと勘違いしたことで、ハンターとの全面抗争の道を選ぶ。そんな事はつゆ知らず、協力を仰がれた“白狼の巣”への追加調査をアーク任せにしようとするクライだったが、その適当発言が曲解され、まさかのハンター大調査隊が結成されてしまう。
リィズの活躍によって依頼を解決したクライだったが、今度は別の災難に見舞われる。預かっていたシトリースライムがいなくなり、その脅威は帝都を滅ぼすほどのもののため、クライは気が気じゃない。だが、考えることをいったん放棄し、面倒なことは全て他人に押し付けて、リィズと共にデートへと出掛ける。一方、今なお異変が続いている“白狼の巣”の地下では、魔術結社“アカシャの塔”による巨大な陰謀が渦巻いていた。