日本へようこそエルフさん。

【最終回】青森で過ごす二日目の朝、おじいさんの朝ご飯を堪能した一廣、マリー、黒ネコは、近所の温泉へ向かう。地元のおばあちゃんたちと仲良くなり、マリーは方言を教えてもらう。その後、弘前城観光に出掛けた二人は、舞い散る桜の中で、瞬間、見つめ合う。二人で過ごす時間が、一廣とマリーにとってかけがえのないものになっていく。

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楽しみにしていた青森旅行が始まる。マリーはウリドラの使い魔である黒ネコと一緒に、東京駅での駅弁選びや初めて乗る新幹線にはしゃぐ。一方、一廣は車窓の風景に幼い頃の寂しい記憶がよみがえる。弘前に到着した二人は、岩木山を望む雄大な景色を眺めながら一廣の祖父の家へ。おじいさんの作るアンコウの肝や白子が入った鍋と共に、マリーは初めての日本酒を楽しむ。祖父の家での温かなひとときに、二人の絆も深まっていく。

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一廣とマリーは、久しぶりに日本で二人きりの休日を楽しむ。スーパーマーケットで買い物をして、マリーがカレー作りに挑戦する。一方、幻想世界では、いよいよ迷宮探索がスタートする。盾役のウリドラを加え、カズヒホたちは「アメシスト隊」として迷宮へと進み出す。大扉を開け広間に到着するとウリドラが突然剣を抜き、「わしが相手してやろう。みっちり鍛えてやる！」と何かに怒り出す。

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幻想世界に戻ったカズヒホたちは、突如、上級魔術師・スヴェンの襲撃を受ける。地下迷宮で巨万の富を得ようとたくらむスヴェンに、カズヒホはウリドラから授かった漆黒の剣を手に相対する。相手の攻撃を記録して回避や反撃につなげるスキル“愚直(オーネスト)”で立ち向かうが、スヴェンの未来透視能力“天啓(オラクル)”に苦戦する。カズヒホはスキルの弱点を突かれ、スヴェンの一撃で水中へ沈む。

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魔導竜・ウリドラを連れて、一廣とマリーの温泉旅行がスタートする。一廣が握ったおにぎりを手に、ウリドラは車窓の景色に興味津々、マリーははしゃぐ。目的地の“秩父”に到着した一行は、ご当地グルメの“みそポテト”を楽しみつつ、いざ温泉旅館へ。初めての大浴場を満喫するマリーとウリドラは、サウナにも挑戦することに。その中で、マリーは心にしまっていた一廣への戸惑いをウリドラに打ち明け始める。

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地下迷宮の調査許可証を入手したカズヒホとマリーは、街で暮らし始めた猫族のミュイを訪ねる。そこで魔導竜・ウリドラのうろこを鑑定してもらうと、その身に異変が起きていることが判明する。遺跡へ急行した二人を待っていたのは、子育てに奮闘中の魔導竜だった。赤ちゃん竜の世話に疲れ果てた魔導竜を元気づけようと、カズヒホはある約束をしてしまう。その頃、迷宮探索の代理人の座を得ようと、すご腕の魔術師・スヴェンが動き出していた。

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地下迷宮が発見されたことで、アリライ国の街は活気に包まれている。その頃、ナズルナズル遺跡では、かつて出会った“弁当好き”の魔導竜・ウリドラの卵が1000年に一度のふ化の時を迎えていた。一方、日本ではマリーが日本語の勉強に励み、一廣は仕事の合間に迷宮探索への準備を進める。そんな二人は、薫子と夫・一条徹のフレンチレストランでの食事会に招かれる。マリーは初めてのコース料理に挑戦する。

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カズヒホとマリーは、幻想世界で盗賊団に立ち向かう。捕らわれた獣人の子供・ミュイを救出するため、二人はパーティーとして作戦を開始する。マリーは精霊魔術で怪物をかく乱し、カズヒホは夢幻剣士のスキルで盗賊団を翻弄するが、盗賊団の頭領は冷徹な戦術で二人を追い詰めていく。激戦の中、地鳴りと共に再度姿を現した巨大な怪物を目の前にして、ミュイはある決断をする。

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エルフの少女・マリーは日本での生活を楽しんでいた。河川敷で見つけたネコに夢中になり、図書館では司書の一条薫子と出会い、新たな交流が生まれる。家では、手作りパンケーキをほお張りながらアニメ映画に感動する穏やかな時間が流れ、一廣と共に新たな喜びを見つけていく。夜になり、幻想世界のウジャーピーク遺跡で出会った獣人の子供のことが気がかりな二人は、作戦を練り始める。

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一緒に眠ることで幻想世界と日本を行き来できるようになり、一廣とマリーは日本での共同生活を満喫する。手作りギョーザとワインを堪能するマリーの姿に、一廣は気持ちが和む。一方、幻想世界では、二人は魔石を探しにしゃく熱のウジャーピーク遺跡へと向かう。オアシスの泉から飛び出してきた魔物・クッパーと戦っているカズヒホたちを、物陰から監視する一行がいた。

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一廣とマリーは日本での一日を楽しむ。帰宅後、二人は一緒に眠ることで、また幻想世界へ戻れるのではないかと考える。しかし、戻ることができても、そこは遺跡の最深部であり二人を襲った魔導竜の目の前。二人は魔導竜の逸話を元に“秘密兵器”を用意し、しっかりと抱き合いながら眠りにつく。

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普通のサラリーマン・北瀬一廣の趣味は寝ることだった。夢の中で幻想世界を訪れることができる彼は、そこで仲良しになったエルフの少女・マリーと冒険を楽しんでいた。しかし、ある日目覚めると、夢の中でしか会えないはずのマリーが隣にいる。驚きと戸惑いの中、一廣は日本を案内することに。マリーは和食に感動し、満開の桜に心奪われる。そんな彼女を見て、一廣は優しく「日本へようこそ、エルフさん。」と語りかける。

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