おいち不思議がたり

滝代(湯川ひな)と十助を探す杉野小十郎(須賀健太)は、滝代が自分の兄のいいなずけだったと話す。国元の側用人が滝代を殿の側室として差し出し出世を図ったが、殿と側用人が急死したことで、滝代は殿の正室の一派に命を狙われることになったという。そんな中、“吾妻屋”に引き取られた赤子・十助の居場所を追っ手につかまれてしまう。

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追っ手から逃れ、おいち(葵わかな)の元で赤子・十助を生んだ滝代(湯川ひな)が何者かに殺されてしまう。やがて残された十助は、上方に里子に出したという体で、おきく(銀粉蝶)らが営む薪炭屋“吾妻屋”に引き取られる。そんな中、国元から滝代と十助の行方を求め、杉野小十郎(須賀健太)と名乗る侍が現れる。

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おいち(葵わかな)が滞在していた“いさご屋”の大旦那・吉兵衛(升毅)は、亡くなった娘・お京に切り付けられたと話す。一方、“いさご屋”の女中で姿を消していたおよし(穂志もえか)も何者かに襲われるが、仙五朗(高嶋政宏)が救い出す。そしておよしは仙五朗に、若旦那・庄助(平埜生成)を助けてほしいと頼む。

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おいち(葵わかな)と、父・松庵(玉木宏)の診療所に“いさご屋”の若旦那・庄助(平埜生成)が訪ねてくる。話を聞くと、庄助は幼い日に死んだ姉・お京が、自分の中で生きていると話しおびえていた。おいちと仙五朗親分(高嶋政宏)は、世間を騒がす夜鷹殺しと、庄助の件にはつながりがあると考える。

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十斗(葉山奨之)は、松庵(玉木宏)が自分の母を見殺しにしたと言い、おいち(葵わかな)は衝撃を受ける。松庵ははやり病に倒れた十斗の両親と大名の姫を同時に治療していたが、十斗の母が急変して亡くなったと、おうた(財前直見)から聞かされたおいち。だが、腑に落ちず、十斗と一緒に松庵に真相を聞く。

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おいち(葵わかな)が幼なじみのおふね(水谷果穂)の家を訪ねると、おふねは死産し自らも落命していた。おいちはおふねの相手を探しに行った歓楽街で2人組に絡まるが、医者の十斗(葉山奨之)に助けられる。そして医者の山賀(尾美としのり)の弟子である十斗は、松庵(玉木宏)にも弟子入りしたいと訪ねてくる。

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おいち(葵わかな)は、生薬屋の女中だった霊・お梅(松本妃代)に頼まれ、毒を飲んだ直助(阿部進之介)の命を救おうとする。さらにおいちは、岡っ引きの仙五郎親分(高嶋政宏)と共に、直助の先妻・お加世(中村映里子)とお梅が亡くなったときの詳細を、直助の父で生薬屋の大旦那・直右衛門(榎木孝明)に聞きに行く。

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不思議な力を持つ少女が事件の謎を解く。父である医者・松庵(玉木宏)の診療所を手伝いながら医師を目指して修行中のおいち(葵わかな)には、無念の死を遂げた人の心や姿が見える力があった。ある日、おいちは生薬屋の若旦那・直助(阿部進之介)が女性の霊を背負っていることに気付き、その霊の無念を晴らそうとする。

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