Summer Pocketsのあらすじ一覧
七海は七影蝶の導きで、自分の正体が未来のしろはの娘であることを知る。七海はしろはの母のことを知るために、加藤家の岬鏡子に会いに行くことに。そこで、以前聞いた“白羽の伝承”のことを詳しく聞かされる。そして七海は鏡子の話を聞きながら、おかーさんを絶対に助ける、と決意する。その頃、鳥白島は“夏鳥の儀”でにぎわう。七海と夏祭りにやって来たしろはは、「おかーさんに会いに行く」と、森の奥へ。そこには無数の七影蝶が舞っていた。
七海は、ついに“おとーさんのチャーハン”を完成させる。チャーハンを食べたしろはは、“おとーさんのあじ”と喜ぶ。しろはの願いで小鳩にもチャーハンを食べさせると、その味から勝手に定食屋を使っていたことがバレてしまう。小鳩に怒られたショックで、しろはは家を飛び出してしまい、しろはの思いを知る七海は小鳩を責める。そんな中、小鳩は七海に、鳴瀬家の女性に脈々と伝わる“不思議な力”のことを打ち明ける。
鳥白島にどこからともなく現れた少女・七海は、記憶を失っていた。運命に導かれるように鳴瀬家へ向かった七海は、そこで鳴瀬小鳩とその孫娘の幼い少女・しろはと出会う。七海は、人見知りのしろはと少しずつ近づいていく。しろはは父親を病気で、母親を原因不明の失踪で失ってしまっていた。そんな中、しろはは父親が営んでいた定食店を小鳩に内緒できれいに掃除していた。七海はしろはのために、“おとーさんのチャーハン”の再現を決意する。
「おかーさんと一緒に、したいこと…ある」と明かすうみの願いをかなえるため、羽依里としろははうみと“疑似家族”の関係を築いていく。うみのためにプールにウオータースライダーを作ったり、紬と一緒に歌を歌ったり、鴎の協力で絵本を描いたりするなど、羽依里としろはうみと本物の親子のように、楽しい時間を過ごしていく。「ちゃんとおかーさんできてるなら、うれしいかな」と、うれしそうに話すしろはは、うみが未来を予知するような言葉を発するのを目の当たりにする。そしてしろはは、突然母親役を辞めると告げる。
うみは父親が隠し持っていた母の写真を頼りに、鳥白島に来たことを羽依里に打ち明ける。七影蝶を追いかけて崖から転落してしまったうみの話を聞き終えた羽依里は、うみが未来から来た自分の子供だと理解する。そして、未来の自分の伴侶でうみの母親がしろはであることも把握。そんな中、羽依里はうみの願いである“楽しい夏休み”をかなえようと改めて決意する。しろはにもう一度母親役をやってもらおうと、果敢にアタックをかける。
「おかーさんといっしょに、したいこと…ある」といううみの願いをかなえるため、羽依里としろははうみと“疑似家族”の関係を築いていく。うみのためにプールにウオータースライダーを作ったり、紬と一緒に歌を歌ったり、鴎の協力で絵本を描いたりして楽しむ。羽依里としろは、うみは本物の親子のように楽しい時間を過ごしていく。しろはは「ちゃんとおかーさん出来てるなら、うれしいかな」と、うれしそうに話す。そんな中、うみが未来を予知するような言葉を発するのを目の当たりにしたしろはは、突然母親役を辞めることを告げる。
いつしか引かれ合う羽依里としろはは、晴れて両思いになる。しろはは羽依里に隠していた事実を打ち明ける。それは、自分が鳥白島に伝わる行事の“夏鳥の儀”で溺れてしまうことを未来視したこと。おそらく、自分はそこで命を落としてしまうだろうと吐露する。しろはの告白を受け止めた羽依里は、その未来を共に回避することを決意。“夏鳥の儀”でしろはの側にいられるよう、しろはの祖父・小鳩に頼み込む。そこで小鳩が出した条件は、鳥白島伝統の“水中格闘技”で自分に勝つ事だった。
羽依里は、良一と天善から鳴瀬家が島の神事や祭事の全てを司る家系だと教えられる。迷信深い島の人たちから、しろはは特別視されており、それもあってか彼女は周りと距離を置いて孤立していた。そこで羽依里は、良一と天善からしろはのことを気にかけてほしいと託される。ある日、秘密基地の卓球台が壊れてしまう。抜け殻になった天善のために、羽依里らは卓球台を買おうとするが、スポーツ店で値段見て絶望する。そこでしろはが、屋台でお金を稼ぐアイデアを出す。
蒼が捜しているのは、何年ものあいだ昏睡状態に陥っている双子の姉・空門藍の七影蝶だった。かつて優れた姉に負い目を感じていた蒼は、嫉妬から引き起こした軽率な行動のせいで姉を事故に巻き込んでしまった過去を羽依里に打ち明ける。蒼の悔恨の思いを受け止める羽依里は、力になりたいと訴える。いつしか引かれ合っていた2人は、夜の森で結ばれる。翌朝、幸せに包まれる羽依里と蒼は、藍の異変を告げる島内放送を耳にする。
夜の山中で羽依里は、光る蝶・七影蝶を集める蒼を目撃する。翌日、いつものように眠そうにしている蒼に、羽依里は前夜のことを尋ねることに。何のことかと誤魔化す蒼だが、何かを隠していることは明白でさらに踏み込もうとする羽依里に、「もう夜の山に入らないで」と釘を刺す。しかし、羽依里は蒼の言葉を無視して夜の山に踏み行っていく。そこで再び七影蝶を発見し、蒼がやっていたように蝶に触れた羽依里は、突如異変に襲われてしまう。
繰り返される夏休み。叔母の鏡子から祖母の遺品整理の手伝いに誘われた羽依里は、鳥白島にやって来る。 少年団による歓迎会が開かれ、羽依里はすっかり島に馴染んでいく。 中でも、駄菓子屋でバイトをするちょっぴりムッツリスケベな女の子・空門蒼とは“長年ペアを組んだ混合ダブルス選手のようだ(天善談)”と称される仲になっていた。なぜかいつも眠そうにしている蒼だが、 島を守るみこの一族である空門家として、なにやら特別な“お役目”があるように感じる。
紬が、羽依里と静久の前から突如として姿を消す。二人は紬を探すべく、ヴェンダース邸の場所を島の人達に聞いて回る。そこで、駄菓子屋のおばーちゃんから、灯台守が金髪の女の子を探し回っていたという昔話を聞かされる。鳥白島ではたびたび「神隠し」が発生していたようで、かつて姿を消した金髪の女の子のことを最後に知っていたのは、亡くなった羽依里の祖母だったと教えられる。羽依里と静久は嫌な予感を覚えながら、ヴェンダース邸に向かう。そこで、「ツムギ・ヴェンダース」の日記を発見する。
羽依里の「残りの夏休み、全部紬にあげる」という案に、静久も全面的に賛成する。紬の「やりたいこと」は、パリングルスの空き容器で灯台にベランダを作ることに決まり、羽依里と紬、静久の特別な夏休みが始まる。そんな中、同じ時を過ごす中で、羽依里はいつしか紬のことが好きになっていた。一方、紬は羽依里の気持ちを知り、激しく動揺してしまう。そんなある日、紬は羽依里ともっと仲良くなりたいと思うようになる。
























