雨と君とのあらすじ一覧
【最終回】天気予報でついに梅雨入りが発表され、雨が好きな藤は思わず笑みをこぼす。「なんで雨好き?」と「君」に聞かれた藤は、“素敵な理由”を考えてみることに。考えた末、そもそも好きなものに理由なんているのかという結論に至るが、「君」から「いる」と言われてしまい、もう一度考えてみることにする。藤は公園へ行き、アジサイが近くに咲くベンチに座りネタ帳を取り出すも何も思いつかない。家に戻ってきた藤は、「君」を散歩に誘う。
打ち合わせで藤が1日外出することになり、「君」は1人で留守番をすることに。玄関のドアが閉まり、部屋は一気に静まり返る。「君」は水を飲んだり、おもちゃで遊んだり、藤の部屋をのぞいたりして過ごす。ふと窓の外を見ると、冬の青空を飛行機が軌跡を残しながら飛んでいた。日が暮れ、打ち合わせを終えた藤が帰宅する。「君」が足元へとやってきて、「ふーん…」と寂しそうに鳴き驚く。「君」と出会って以来、初めて聞いた「君」の声に、藤はほほ笑みを浮かべる。
担当編集者の橋上から漫画原作の仕事を新たに持ち掛けられた藤は、漫画家の兎角アラタとリモートで顔合わせをすることに。顔合わせ当日、藤はパソコンの画面の前でアラタを待つが、彼女はなかなか入室して来ない。アラタの担当編集者が電話をしてみると、彼女はとても緊張している様子だという。ある満月の夜、部屋で「君」が毛玉ボールを作って遊んでいるのを見た藤は、今日が十五夜であることを思い出し、お月見団子を作り始める。





















