最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうかのあらすじ一覧
ファルコニア軍との停戦交渉に向かったナナカとディオスだったが、おとりとなるはずだった“紅天竜騎兵団”の脳筋ぶりで作戦は崩れ、立ち往生してしまう。報せを受けたスカーレットによる再度の陽動作戦をやはり聞いていなかったアルフレイムはただ一騎、圧倒的な数の魔物に立ち向かう。過酷な戦いの中、スカーレットは「焼き足りなかったようですね。いっそミンチにしましょうか」と言い放ち、各人の奮闘によって危機は次第に切り開かれていく。
大聖石を破壊されたパリスタン王国は、魔物の侵攻と周辺国からの宣戦布告により危機的状態に陥っていた。圧倒的な数の魔物と国境に迫る敵軍を前に、スカーレットらは打開策を模索する。そんな絶望的な状況の中、心強い同盟軍が現れる。そして敵国と交渉の余地があることも明らかになり、一同は危機を乗り越えるために立ち上がる。「さあ、魔物狩りと参りましょうか」とみんなを鼓舞する狂犬姫スカーレットの“拳”が炸裂する。
テレネッツァとの戦闘で力を使い果たしたスカーレットは、昏睡状態に陥る。一方、ジュリアスは“もう一人の裏切り者”の正体を突き止めようとする。裏切りの理由を問いただそうとしたその時、パルミア教の計画が動き出す。魔物の侵攻、周辺国からの戦線布告など、パリスタン王国は重大な危機に瀕する。そんな中、ようやく目を覚ました狂犬姫が「寝起きはやはりこれに限りますね」と言い放ち、“拳”を振るう。
黒幕・ゴドウィンを捕えるが、彼は獄中で不可解な死を遂げる。消えぬ不穏な気配に、スカーレットはディアナ聖教の“聖地巡礼の儀”に同行することを決める。だが、巡礼の出発地へ向かうスカーレットらは道中で対立するパルミア教の妨害を受けてしまう。スカーレットは「殴り心地が良さそうな豚野郎ですわ」とつぶやき、立ちはだかる異端審問官を前に“拳”を構える。一方、聖女・ディアナはスカーレットとの再会を待ちわびていた。
スカーレットは、“テレネッツァは異世界から転生してきた人間”だとゴドウィンから明かされる。しかし、スカーレットはその意味を全く理解していなかった。「そろそろ殴ってもよろしいでしょうか?」と告げたスカーレットは、ゴドウィンに想いのこもった“拳”を叩き込む。悪の宰相は、ボコボコにされながらも最後の力を振り絞って起死回生の一手を打ち、スカーレットはピンチに陥る。そんな中、万事休すの彼女を身を挺してかばう人物が現れる。
スカーレットらは、黒幕のゴドウィンに会うため、奴隷オークションへの潜入を企てる。スカーレットは奴隷商と交渉し、ナナカを奴隷として引き渡すことを条件としてオークションへの参加を許可される。いつもは“拳”で解決する彼女も、今回は話し合いで解決かと思いきや、乱暴に扱われるナナカを見てやはり“拳”を握る。一方、ゴドウィンも怪しげな動きを見せ始めていた。
見目麗しき公爵令嬢のスカーレットは、婚約者である第二王子カイルから理不尽な婚約破棄を言い渡されてしまう。新たな婚約者も登場し、散々な濡れ衣を着せられたスカーレットは“悪役令嬢”とののしられる。しかし彼女は、ただ断罪されるだけの悪役令嬢ではなかった。「私の最後のお願いです。このクソアマをブッ飛ばしてもよろしいですか?」と告げた彼女は“拳”を握り、目の前の腹立たしい悪徳貴族たちに立ち向かう。
























