Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。のあらすじ
「クローバー」は、反転迷宮(テネブレ)の中に現れた冒険者ギルドでベンウッドたちと合流し、地下にある大空洞へと向かう。伝説のパーティ「アヌビス」は、シャドウストーカーを相手に15年前と変わらぬ戦いぶりを見せる。そんな「アヌビス」の助けもあり、ユークたちは大空洞から「無色の闇」にたどり着くことに成功する。「クローバー」が、そしてユークが抱く大きな夢である深淵の扉(アビスゲート)への挑戦が今、スタートする。
ユークは、かつて深淵の扉(アビスゲート)を封印してから消息不明となっていた叔父であり師匠でもあるサーガと再会を果たす。2人は連携し、サーガはベンウッドらと共にフィニス側から、ユークはサルムタリアの王廟側から“無色の闇”の最奥を目指す。反転迷宮(テネブレ)の進入に成功したものの、王廟の周囲にはシャドウストーカーが大量に発生していた。からくも“無色の闇”に突入したユークらは“もう一つのフィニス”を目撃する。
不気味かつ不穏な半球状の黒い壁が、サルムタリアのみならず世界を覆い始める。それは“反転迷宮(テネブレ)”と呼ばれる現象だった。ユークは、“無色の闇”の最奥にある“深淵の扉(アビスゲート)”の封印が解けたことで、当地とつながっている全てのダンジョンにテネブレが漏れ出たのではないかと推測する。だが、フィニスに戻り“無色の闇”へ向かう時間はなかった。「クローバー」はある可能性に懸けてテネブレに踏み込もうとするが、その正体は絶望的なものだった。
モンスターの大暴走とその原因である解け始めた封印を食い止めるため、ユークはサルムタリアにある王廟へ速攻を仕掛けることを提案する。サルムタリア全土に危険がおよぶという一刻の猶予も許されない状況の中、「クローバー」は配信用中継アーティファクトの設置、王廟へのルート確保と内部のチェック、そしてその攻略という三つの作戦を敢行する。だが、「死の谷」の石窟で作業する「クローバー」は、未知の異変を目の当たりにする。





























