NNNドキュメント’25の放送内容一覧
犠牲者は2万人を超え、およそ47万人が避難を強いられた東日本大震災から14年がたつ。各地で大規模な災害が頻発する一方、記憶の風化が懸念されている。震災を知らない世代が増える中、被災者たちに残った過酷な経験と、心のよりどころを探し続けたこれまでの歩みや自分たちにしか語れない言葉にカメラが迫る。
ウクライナ国立バレエのプリンシパルを務める一人の女性に密着する。戦争で国外に避難した後、度重なる足の手術を経て一時は踊ることを諦めたが、監督の励ましと日本からの熱いエールに支えられて復帰した。“芸術の灯を絶やさない”と、主演作に込めた思いや爆撃への恐怖を抱えながら踊り続ける原動力に迫る。
2004年、新潟県中越地震で児童3人が亡くなった小千谷市塩谷地区。小学5年生だった男の子は倒壊した自宅の下敷きになり命を落とした。あの日から20年、遺族は地区に建てられた慰霊碑の前で静かに手を合わせる。そしてそれぞれの道に進み、父親、母親となった同級生たちが、亡き友へ伝えたい思いに密着する。
アマチュア劇団「小杉爆笑劇団」で認知症の老人を演じる一人の男性を追う。彼の本業は介護施設の施設長で、認知症をテーマに笑いを交え伝えている。そんな中、能登半島地震が起き、施設には被災地からの避難者がやって来る。老いて故郷を離れざるを得なかった人たちを笑わせ、老いを心豊かに迎えるヒントを探る。
2016年、広島で当時のオバマ米大統領と抱擁した被爆者の男性は、会社員として働きながら、被爆死した米兵捕虜の調査を続け、12人の身元を突き止めた。腸の病気で手術を受け入退院を繰り返しながらも調査と証言を続ける彼に、「谷本清平和賞」が贈られた。そんな彼の、命ある限り伝え続けようとする執念に迫る。
阪神・淡路大震災の発生から30年。神戸の街は大きく姿を変え、痕跡を日常的に見ることはなくなった。神戸市職員の7割以上が震災後に採用され、職員として地震を経験していない。経験者も伝える人も減っていく中で、経験した人々が「伝えたい」と思う背景を丁寧にひもときながら、被災者たちの思いを伝える。






















