キミとアイドルプリキュア♪のあらすじ一覧
クリスマスが近づいてきたはなみちタウン。しかし、ダークランダーの影響で街には活気がなく、クリスマスツリーやイルミネーションもあまり見られない。そんな中、はなみちタウンをキラッキランランにしようと前を向くうたらは、プリルンとメロロンを連れて広場に集まり、アイデアを出し合う。「街じゅうの木をクリスマスツリーにしちゃおう」といううたの提案に始まり、キッチンカーでチキン料理をふるまうなど、さまざまなアイデアを巡らせる。

うたらの元にピカリーネから久しぶりの連絡が入る。キラルンリボンが全て集まり、ついにビッグキラキラリボンを復活させることができるということで、ピカリーネはうたたちをキラキランドに招待するという。うたらはプリキュアに変身してMOMOに乗り、キラキランドに向かう。キラキランドにやってきたキュアアイドルたちがビッグキラキラリボンの前でキラルンリボンブックを開くと、見事にビッグキラキラリボンを復活させる。その後、プリルンの案内で城に向かったうたらは、ピカリーネに以前チョッキリーヌの口から出た「クラクランド」という存在について尋ねる。そこでメロロンが異変を「感じ取る。

なんとか成功に終わった響カイトのライブだったが、アイドルプリキュアとダークランダーの姿は多くの観客に目撃され、大きなニュースになっていた。うたは、正体がバレることを心配するみんなを励ますため歌う。そこに、偶然喫茶グリッターに来ていた芸能事務所の社長がうたの歌声に感激し、アイドルデビューの話を持ちかけられる。翌日、スカウトの話を学校で聞かれたうたは、「カイトさんのように、自分ももっとたくさんの人をキラッキランランにできたらうれしい」と答える。みんなから背中を後押しされたうたは「アイドルをやりたい!」と決心する。そして、世話になる社長に歌いかけようとするうたに対し、社長は突然腕でバツ印を作る。
次の生徒会長を決める時期が近づくある日、研究会で活動をしているこころの元に、うたとななが駆け込んでくる。立候補者の甲斐ちよは、アイドルプリキュア研究会の廃止の公約を掲げていた。ちよの演説を聞いたこころが廃止の理由を問いただすと、研究会は成果を出していないからだという。研究会に見学にやってきたちよの前で、研究会の活動で制作したアイドルプリキュアのファンブック、さら応援の練習を見せて真剣に活動していることをアピールするが、「応援する成果がなんなのかが分からない」というちよの意見は変えられなかった。研究会の廃止を防ぐためみんなで考え込んでいると、アイデアが浮かんだこころが部室を飛び出していく。
ななの元に、海外でピアニストとして活動する母・睦美から航空券とコンサートのチケットが届く。父と共にフランスに渡り、コンサートを堪能したななは久しぶりに家族3人の時間を過ごす。睦美にピアノの演奏を聞いてもらった後、ななは髪をブラシでとかしてもらいながら、睦美が海外に渡る前のことを思い出す。同じくそのときのことを思い出していた睦美は、ななにあることを提案する。翌日、喫茶グリッターに集まっていたうたらに連絡をしたななは、「このままフランスで暮らさないか」と睦美に誘われて迷っていることを明かす。
放課後、うたらは喫茶グリッターに集まる。そこで、田中が出してくれたバナナマフィンのハロウィーンバージョンにお化けのトッピングを見たうたは、店の外まで走り出す。実はうたはお化けが大の苦手で、いつもハロウィーンを楽しめないでいた。それでも仮装をしたり、トリック・オア・トリートをしたりして楽しみたいといううたを前に、こころははなみちタウンで開催される仮装コンテストの出場を提案する。怖くて勇気が出ないうただったが、最初は「恥ずかしい」とためらっていたななに「一緒に出よう」と誘われ、みんなで出場することに。だが、何の仮装をしようかと話し合っている最中も、うたはお化けの話題が出るだけで怖がってしまう。
うたらがカフェでライブの成功を喜んでいると、田中から「プリティストアを手伝ってほしい」と連絡が入る。うたらが向かおうとすると、近くをカイトが通りかかる。みんなに背中を押されたうたは、カイトを追い掛けることに。みんなより遅れてプリティストアにやって来たうただったが、何か考え込んでいる様子に気づいたななが閉店後に「カイトさんと話せた?」と尋ねる。すると、うたはなぜか寂しそうな表情をしていた。レジェンドアイドルだけに悩みを話せないのかもしれないとみんなが言うのを聞いたうたは、再びカイトの元へ駆け出していく。海辺でカイトを見つけたうたは、カイトが「カズマ」とつぶやくのを聞く。
プリルンは、アイドルプリキュア研究会のメンバーたちが「ステージを生で見たい」と話しているのを目にする。放課後、プリルンは喫茶グリッターに集まったみんなに「ライブをやろう!」と提案し、うたらも賛成する。うたらはすぐに田中に会場をおさえてもらい、どんなライブにしようかと盛り上がる。ライブタイトルがなかなか決まらないものの、翌日、田中の家に集合し、アイドルプリキュア研究会で集めた意見を参考にセットリストを組むと、早速リハーサルが始まる。しかし、約5000人が集まる会場のイメージができないキュアアイドルは、「それなら、行ってみようよ」とキュアズキューンに提案され、みんなで会場を訪れる。
カイトは、喫茶グリッターで蓮司を助けたお礼に遊園地のペアチケットをもらう。ちょうど遊園地のガイドブックを手にしていたうたは、カイトから「一緒に行こうか」と誘われる。うたは緊張しつつも当日を迎え、カイトと遊園地に向かう。一方、ななの「私たちもデートしよう」という言葉で、ななとメロロン、こころとプリルンのペアに分かれてデートをすることに。コーヒーカップに乗ったり、ソフトクリームを食べたりするうちに緊張がほぐれていくうただったが、ふとした拍子にカイトの帽子が落ちてしまう。うたは周りにバレないよう慌ててカイトを連れ出すが、思いがけず乗り込んだのは観覧車だった。
喫茶グリッターの手伝いをしていたうたとはもりは、開店当初の古いメニューを見つける。開いてみると、中には一つだけ黒く塗りつぶされたメニューがあった。“お”で始まり“グ”で終わることは分かったが、どうして消してあるのか、父の和も母の音も「忘れてしまった」と教えてくれない。しばらくして、うたが自分の部屋でみんなと消されたメニューの正体を考えていると、探偵のような格好をしたはもりがやってくる。それは、最近はもりがハマっているアニメ“ズンドコ探偵”のキャラクターをまねた姿だった。はもりは相棒役のきゅーたろうを連れ、メニューと虫眼鏡を手にして手掛かりを探しに出掛ける。うたらが後を追っていると、はもりは街の大通りで常連客の絵真に出会う。さすがに絵真には古いメニューのことは分からず、それなら一番の常連さんに聞いてみてはとアドバイスを受け、はもりは蓮司に会いに行くことにする。
アイドルプリキュアへのファンレターがたくさん届く中、うたは一通の差出人の名前に目をとめる。それはうたらが以前出会った、力士のくりきゅうたからのものだった。手紙には、強い力士になるために頑張っていること、ときどきくじけそうになるけど、アイドルプリキュアから元気をもらっていることが書かれていた。事務所を後にし、広場にやってきたうたらは、そこで偶然、くりきゅうたと再会する。「きゅうたさんを応援します」と伝えるうたらだったが、くりきゅうたは「お相撲さんをやめる」とつぶやき、さらに「アイドルプリキュアになる!」と言いだす。
双子姉妹の学園生活を描いた小説を読んでいたメロロンは、プリルンと一緒に自分も学園生活を過ごしたいと言いだす。しかし、プリキュアの姿で登校するわけにもいかず悩んでいると、メロロンがあることを思いつく。夢の学園生活のために2人で試行錯誤していると、キラキライトがキラッキランリボンバトンに変化し、プリルンとメロロンの姿にも変化が起きる。翌朝、無事に学校に行くことができるようになったプリルンとメロロンは、初めて体験することばかりの学校生活を楽しむ。一方、うたらのクラスに、この日から持田という教育実習生がやって来る。
キュアチューブの5人のステージが評判となり、テレビや雑誌でもアイドルプリキュアの話題でもちきりとなる。そんな中、こころが出来上がったファンクラブ会員証の「ハコ推しバージョン」を披露する。それを見たメロロンから、どうしていつもキュアアイドルが真ん中なのかと聞かれ、うたは3人の頃からずっと自分が真ん中だったことに気づいていなかった。そこでこころは「センター争い、しますか?」と問いかける。こころから「誰もが認めるセンターであることがいちばん大事」と聞く。他のメンバーがセンターになったらと想像するうたは、翌日、学校で「誰がセンターがいいか」というアンケートを取り始める。
アイドルプリキュアとズキューンキッスは、プリティホリックで開催されたトークショーに登場する。観客の女の子からの「アイドルプリキュアとズキューンキッスは仲良し?」という質問に、キュアアイドルらは「仲良しだよ」と答え、キュアズキューンも「みんな友達」と答える。だが、キュアキッスだけはその答えを受け入れられず、ショーの終了後、「友達なんかじゃない」と言い残し、キュアズキューンを連れて去っていく。喫茶グリッターに戻り、うたはロフトにいるメロロンに「友達になろう」と歌いかけ、プリルンも「みんなお友達」と後押しするが、メロロンは「ねえたまのわからず屋!」と窓から飛び出していってしまう。
うたは家族や愛犬のきゅーたろうに加え、ななやこころ、田中らも連れて祖父・平治の家に遊びにやってくる。きゅーちゃんはもともとこの家で暮らしており、祖母の温子が亡くなったのをきっかけに、うたの家にやってきたのだった。居間でみんなでスイカをごちそうになっていると、平治は「まだ自分が元気なうちに、温子の部屋を片付けようと思っている」とうたに打ち明ける。それを聞いたうたは、少し動揺した様子で、居間から去っていく。温子の部屋で大好きだった温子との思い出を振り返るうたの寂しそうな表情を見たきゅーちゃんは、居間に戻り一枚の写真の前で何かを伝えるかのように吠えだす。
ファンクラブの入会希望がたくさん集まり、事務局は会員証の発送作業に追われる。そんな中、ある提案で「見た人がキラッキランランになってくれたらうれしいよね!」と、キュアチューブにアイドルプリキュアやズキューンキッスの動画を上げることに。うたらは早速新しい動画を撮影して次々とアップしていくが、夏休み中の登校日に学校にやってきた際、「アイドルプリキュアと知り合いなの?」とクラスメートに声を掛けられる。なんと、キュアチューブ用の動画に、うたの姿が映り込んでしまっていたのだ。放課後、うたは下駄箱に何かが入っていることに気づく。それは、「咲良うた様へ」と書かれた一通の手紙だった。
アイドルプリキュアのまねをして遊ぶ子供たちを見かけたこころは、うたらに「ファンクラブを作りたい」と提案する。うたらはもちろん、田中も賛成してすぐに設立の準備を進める。どんなファンクラブにするか話し合う中、こころは子供たちが遊んでいた姿を思い出し、インカムやコスチュームなどのグッズを提案。数日後、キュアアイドルたちはファンクラブ事務局にもなった田中の家に集まり、会員証用の写真を撮影する。そしてファンレターに書かれた質問に答えようという話になり、「好きなことわざは?」という質問が読み上げられる。こころの好きなことわざは「好きこそものの上手なれ」。それは幼い頃、父から教えてもらった言葉だった。
























