ブサメンガチファイター

【最終回】怒り狂ったカリナにより誠司らは倒れ、戦況は絶望的に陥る。それでも誠司は自らの信じる“正義”を掲げ、仲間を守るために立ち上がり続ける。リーズもまた、その背中を支え、共にカリナに立ち向かう。一方、しげるはイケメンの姿では本来の力を出せず、がれきの下で無力さに苦しんでいた。そこにエルカローネへと変身した聖華が現れ、癒やしの力でバリアを張り、カリナの雷撃からしげるを守り抜く。身をていして守ろうとする聖華の姿を目の当たりにしたしげるは、忘れかけていた“本当の自分”を思い出し、本来の姿と力を取り戻す。ついに、絶対神・しげるともう一人の絶対神・カリナ、2人の宿命を懸けた決戦の幕が切って落とされる。

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リアは賞金首の海堂に連れ去られた子供を救うため、急いで後を追う。しかし、それは彼女をおびき寄せるためのカリナのわなで、カリナの狙いは聖華と仲の良いリアを殺し、純粋でまっすぐな聖華に“恨みと憎しみ”を芽生えさせることだった。絶体絶命のリアの元に、アルディーンと聖華、遅れてしげるが駆け付ける。しげるらが彼女に近づいた瞬間、しげるの体は大きく歪み異変が起きる。

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求人面接に、派手な洋装に身を包んだ謎の女性・リアが現れる。しげるは「ただ者ではない」と直感し、思わず冷や汗を流す。緊張の中、聖華のフォローで会話が進むと、リアは自分が前世で占い師だったと語りだす。彼女が口にした“占いの師匠”とは、前世のしげるのことだと判明。一方、面談者の素行を探っていたリーズは、リアが謎の組織“オルドヌング・スピア”の一員と思しき男と密かに接触する場面を目撃する。その男は違法な金貸しを営み、泣き崩れる子供でさえ容赦なく追い込む冷酷非道な存在だった。

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殺人カジノでの騒動をようやく収めたしげるらは、お祝いパーティーを開く。そんな中、しげるはもう一人の絶対神・カリナと彼女が属する謎の組織“オルドヌング・スピア”の存在について思いを巡らせる。翌日、カジノの元従業員・加藤が現れ、コロシアムから助けた富豪の護衛を依頼したいと相談を持ち掛ける。しげるは、元上司によく似たその富豪に嫌な予感を覚える。

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梶田の目的を阻止するため、しげるらは闘技場へと突入する。そこには、部下すら容赦なく始末し、命と共に相手の力を奪うという恐ろしい能力を使う梶田が待ち受けていた。身構えるしげるらだったが、梶田は突如場内を暗転させ、その隙に姿を消してしまう。暗闇の中からはどう猛な魔獣が次々と現れ、しげるらに襲いかかる。誠司、聖華、リーズが変身して応戦するが敵の勢いは止まらない。しげるは魔獣を仲間に託し、一人で梶田の元へ向かう。

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金持ちを装ってカジノに潜入したしげると聖華は、“エクストラ・ステージ”の調査を開始する。そこは通常のフロアとは異なる、重く張りつめた異様な空間だった。緊張感が高まる中、聖華が案内役・加藤の注意を引きつけている隙をつき、しげるは奥のフロアへと進む梶田の後を追う。そこで梶田の真の目的が明らかになる。それは、裏社会とつながった富豪たちに制裁を加え、魂を“解放”するという危険なものだった。

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ヴァレリア公国に到着した一行は、カジノに勤しんでいた。誠司の提案で妙に高額な報酬を得られる怪しげな求人の裏を探るため、潜入捜査をすることになったのだ。しかし、そんな真意に気付かない聖華は、豪快に金を賭けていき手持ちの金を溶かしてしまう。その羽振りの良い様子を見ていたカジノのホールマスター・梶田は、聖華に声をかけて奥の部屋へと案内する。そこで、しげると聖華は特別な会員に向けた「エクストラ・ステージ」への入会を勧められる。

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自身で記入した“美人を許さない”という特記事項に振り回される伶亜は、望まない殺人を繰り返していた。そして、彼女の刃は聖華へと向かうが、しげるとリーズが阻止する。しげるが伶亜にトドメを刺そうとしたその時、突然光を放ち天使のような姿へ変身した聖華が現れる。聖華の優しい光に包まれた伶亜の腕は瞬く間に再生し、失ったはずの左腕を復活させてしまう。傷ついた友人を体だけでも癒やしたいと語る彼女だったが、伶亜を苦しめる特記事項を書き換えることは、かなわない。

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リーズは、しげるの本名が“吉岡しげる”である事を知っていた。彼女は特記事項により、他人のウィンドウを読む事ができる能力を持っていたのだ。さらに彼女の告白はそれだけに留まらず、前世で聖華を壊してしまい、その罪を償うために異世界に来たのだという。日が変わり、しげるら一行は情報を求めて都心部へと向かう。道中のキャンプで浮かれる聖華だったが、誠司のおかげもあって一行は穏やかな夕食のひと時を楽しんでいた。そんな中、しげるらは物陰から深手を追った女性、伶亜が倒れているのを発見する。

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長い雄たけびの後、誠司は光に包まれ翼の生えた姿に変身する。恭志郎らは身の危険を感じて身構えるが、彼は振り上げた拳を下ろしてしまう。困惑する恭志郎に対し、誠司もといアルディーンは法で裁きを受け、改心することを望む。いい人すぎるとあきれるしげるだったが、恭志郎一味は熱い誠司の姿に徐々に感化されていく。しかし、悪の根源はそう簡単には変わらず、再び油断した誠司に襲い掛かる。

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魔物の群れを倒した一同は、地図を頼りに街へとたどり着く。聖華に借りを返したいしげるは、陰ながら様子を見守るも逆に宿代をおごってもらう。純粋すぎて危なっかしく目が離せない彼女に、しげるはペースを乱されてばかり。そんな中、誠司は収入源を得るため、洞窟の調査をしようと提案する。すると、どこからともなくと怪しげな男・恭志郎が声を掛けてくる。初心者狩りを疑うしげるだったが、自分たちと同じく”転生者”を名乗る彼を、ガイドとして雇うことにする。

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