「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたいのあらすじ
フラムとセーラが宿に戻ると、デインの配下たちがステュード親子を刺し、ミルキットに襲いかるという惨劇が広がっていた。激怒したフラムは容赦なく始末する。だが、フラムの冷徹な処刑を目の当たりにしたセーラは困惑を隠せずにいた。一方、魔族の城では、三魔将たちがフラムの“反転”の力について議論を交わしていた。「ただの田舎の女の子を、なぜわざわざ英雄に選んだのか?」その答えを探る中で、彼らは一つの決意を固める。
フラムらが螺旋のオーガから逃げた末にたどり着いたのは、謎の地下研究施設だった。そこで見つけた研究ノートには、恐ろしい実験の記録と何故かフラムの名前が記されていた。「なんで私の名前がここに出てくるの?」と困惑するフラムの前に、助けを求める女性が現れる。だが、それは罠で、女性の顔は渦巻く肉塊に変貌し、フラムの腕を飲み込もうとする。さらに地上から追ってきたオーガも背後から迫り、絶体絶命の危機が迫る。
キマイラから無事生き延びたフラムとミルキットは、新しい服を購入するなど束の間の平和を満喫していた。ある日、ひったくりの犯人を捕まえた縁で知り合った商人のリーチから「妻の病気を治すため薬草を探してほしい」と依頼を受ける。共に犯人を捕まえた修道女のセーラも加わり、3人は薬草を求めて山村へ向かう。フラムにとって、気の置けない友達と旅をするのは初めての経験だった。
地獄から脱出したフラムとミルキットは新たな人生を歩むため冒険者ライセンスを取得し、初の依頼に向かう。Fランクと言われ受けたワーウルフ討伐だったが、実際に現れたそれは、Fランクよりも遥かに強力なDランクの魔物であった。しかし、圧倒的な力を手に入れたフラムには関係がなかったのだが、そこに異形のワーウルフが現れる。その得体のしれない化物が同族を体内に取り込み、さらにその姿を歪に変貌させていく。それは新たな地獄の螺旋の始まりだった。

























