「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたいのあらすじ一覧
決闘現場は教会によってきれいに整地され、セーラの行方は依然分からない。そんな中、フラムは中央区の教会でエルンからセーラは魔族崇拝の理由で破門されたと聞かされる。さらに、エドとジョニーも消されたとの情報にショックを受ける。教会を追っていたオティーリエさえも所在が分からない。フラムは意を決し、インクに本当のことを教えてほしいと告げる。家族の思いに触れるインクは、「私の家族は7人、パパの名前はオリジン」と、ついに真実を告白する。
冒険者ギルドで受けた依頼で街に向かったフラムは、道に散乱する異形の肉塊を発見する。現場にいた教会騎士のエドらが言うには、その肉塊は目玉のような者に襲われた被害者なのだという。目撃証言を聞いたフラムは、過去に遭遇したキマイラやオーガとの類似性に気付く。その頃、橋の下ではデインとカーニスの決闘が行われていた。だが、そこに現れたのは大量の目玉であった。目玉はチンピラたちを次々と異形に変貌させていく。
フラムはデイン一派と共謀する衛兵に殺人の嫌疑をかけられる。追われる身となったフラムは、お尋ね者の貼り紙まで作られてしまう。ついには袋小路に追いやられたフラムは市民らしき盲目の少女を人質にとられ、絶体絶命のピンチに。そこへ突如現れたのは、王国軍副将軍オティーリエだった。オティーリエの助けもあり窮地を脱したフラムが家路急ぐと、その道中で先程人質となっていた少女インクと再会する。
新しい生活にも慣れ、フラムはミルキットが台所で朝食を作る微笑ましい光景に心をほころばせる。勇者パーティーを抜けた英雄エターナも同居することになり、一同はにぎやかな毎日を送っていた。唯一の懸念は、冒険者ギルドでデインから向けられる猜疑の目だった。仲間の行方不明の原因としてフラムを疑っていた。その場は冷静を装いフラムが帰宅すると、ミルキットが「ご主人様のチーズケーキを食べてみたい」と自ら初めてのおねだりをしてくる。
フラムとセーラが宿に戻ると、デインの配下たちがステュード親子を刺し、ミルキットに襲いかるという惨劇が広がっていた。激怒したフラムは容赦なく始末する。だが、フラムの冷徹な処刑を目の当たりにしたセーラは困惑を隠せずにいた。一方、魔族の城では、三魔将たちがフラムの“反転”の力について議論を交わしていた。「ただの田舎の女の子を、なぜわざわざ英雄に選んだのか?」その答えを探る中で、彼らは一つの決意を固める。
フラムらが螺旋のオーガから逃げた末にたどり着いたのは、謎の地下研究施設だった。そこで見つけた研究ノートには、恐ろしい実験の記録と何故かフラムの名前が記されていた。「なんで私の名前がここに出てくるの?」と困惑するフラムの前に、助けを求める女性が現れる。だが、それは罠で、女性の顔は渦巻く肉塊に変貌し、フラムの腕を飲み込もうとする。さらに地上から追ってきたオーガも背後から迫り、絶体絶命の危機が迫る。
キマイラから無事生き延びたフラムとミルキットは、新しい服を購入するなど束の間の平和を満喫していた。ある日、ひったくりの犯人を捕まえた縁で知り合った商人のリーチから「妻の病気を治すため薬草を探してほしい」と依頼を受ける。共に犯人を捕まえた修道女のセーラも加わり、3人は薬草を求めて山村へ向かう。フラムにとって、気の置けない友達と旅をするのは初めての経験だった。
地獄から脱出したフラムとミルキットは新たな人生を歩むため冒険者ライセンスを取得し、初の依頼に向かう。Fランクと言われ受けたワーウルフ討伐だったが、実際に現れたそれは、Fランクよりも遥かに強力なDランクの魔物であった。しかし、圧倒的な力を手に入れたフラムには関係がなかったのだが、そこに異形のワーウルフが現れる。その得体のしれない化物が同族を体内に取り込み、さらにその姿を歪に変貌させていく。それは新たな地獄の螺旋の始まりだった。
神のお告げで勇者パーティに選ばれながら能力値オールゼロだったフラムは、賢者ジーンにより奴隷商に売られてしまう。ジーンが語るには他の仲間も承諾し、信頼していた勇者ですら「あの顔を二度と見なくて済むと清々する」と言い放ったという。奴隷としても役立たずの烙印を押されたフラムは、余興としてその命を奪われようとしていた。絶体絶命の状況で、彼女が最後につかんだのは呪いの剣。死を覚悟し剣を握った瞬間、運命が反転する。



























