味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指すのあらすじ一覧
【最終回】アレクらは傷だらけになりながらも力を合わせ、なんとかメレアに勝利する。致命傷を負ったメレアは、ここに来た真の目的をオリビアに語り出す。ダンジョンコアを集めた先にあるエデンの存在、かなえたい願望、そしてオリビアの母への思いなどを聞いたオリビアは敵であったはずのメレアの思いを受け止め、別れを告げる。メレアは封印され、アレクらは無事ラビリンスのミッションをコンプリートする。仲間たちと共に喜ぶアレクだったが、ヨルハが報酬のダンジョンコアを手にした途端、ダンジョンコアは光を放ち、ヨルハは倒れてしまう。
剣聖・メレアはアレクらの猛攻をものともせず、圧倒的な強さを見せつける。追い込まれたアレクは覚悟を決め、自分だけの固有魔法“リミットブレイク”を解き放つ。メレアを激しく攻めるも、メレアは攻撃をものともせず不敵な笑みを浮かべ、アレクの師であるエルダスの名を口にする。なぜ、剣聖がエルダスを知っているのかと驚きを隠せないアレクに、メレアは自身の力をさらに開放し、凄まじい速さで襲い掛かる。死闘を繰り広げるアレクとメレア。リミットブレイクによって自身の身体を酷使し続けるアレクに限界が近づく。
モンスターハウスからなんとか脱出したアレクらは、ヨルハらが待つダンジョンへと急ぐ。しかし、そこにヨルハらの姿はなく、目の前の巨大な穴の端にヨルハの帽子飾りが落ちていた。不安に駆られるアレクらは、ヨルハらを捜す。一方、ヨルハを取り戻すべく、オーネストはグロリアと激闘を繰り広げる。オーネストはグロリアに幾度も致命傷を与えるが、グロリアはその度に異端魔法“ブラッドマジック”によって回復し、攻撃の力が増していく。絶体絶命のオーネストの脳裏に、アレクと手合わせしていた頃の記憶がよみがえる。
オリビアを追いかけていたアレクとクラシアは、無数のモンスターがはびこる魔物の巣窟“モンスターハウス”へ転移してしまう。クラシアはテレポートを展開しようとするが、何者かによって魔法無効の陣が張り巡らされ、八方塞がりになる。何とかこの状況を打破するため、アレクらはオリビアと協力し戦い、モンスターハウスからの脱出を試みる。共に戦う中で少しずつ打ち解け、オリビアがダンジョンへ来た理由は自身の母を殺した男への復讐だと知る。そしてアレクとクラシアは、オリビアのために戦うことを約束する。その頃、ヨルハとオーネストはダンジョンの深部へ進む先で“闇ギルド”に遭遇する。
アレクらは“ネームレス”のルオルグから、ダンジョン“ラビリンス”の合同討伐に誘われる。あまりにも好条件すぎる誘いに疑問を抱くアレクらは、クラシアが介抱している“ネームレス”の剣士・オリビアの元へ向かうが、既にオリビアの姿はなかった。オリビアが満身創痍の状態でダンジョンへ向かったことに責任を抱くクラシアは、なんとか追い掛けようとする。その思いに寄り添い、アレクらはラビリンスの攻略、そしてオリビアの救出を決意する。目指すはラビリンス最下層だが、そこは転移魔法が張り巡らされた迷宮で、アレクらは分断を余儀なくされる。
“ラスティングピリオド”再結成後、初のミッションも無事コンプリートし、久しぶりの休日を4人でフィーゼルの街を散策する。だが、オーネストとクラシアの計らいによってアレクとヨルハの2人で散策することに。一方、ギルド内の医務室にはけが人が殺到し、治癒師だけでは治療が追い付かずクラシアも手伝う。そこでクラシアは冒険者を襲う犯罪者集団“闇ギルド”が暗躍していることを知る。数日後、“ラスティングピリオド”はSランクパーティーに昇格する。そんな中、アレクは図書館でSランクパーティー“ネームレス”のメンバーであるルオルグに出会う。
アレクらは、第64層のもう一体のフロアボスである首なし騎士“デュラハン”と激闘を繰り広げる。戦闘の最中、徐々に冒険者としての感覚を取り戻していったアレクは、ロキの作戦によってわずかに生まれた攻撃のチャンスで、勝敗の決め手を託される。数日後、任務を終え第2の人生を歩み出したアレクの元に、ある人物が訪ねてくる。それは、かつてアレクをクビにし、王宮から追放した張本人の王太子・レグルスだった。レグルスは己の正しさを証明するため、アレクに決闘を申し込む。アレクは宮廷魔法師だった過去の自分にケジメを付けるため、決闘を引き受ける。
王太子レグルスらのパーティーは、王都ダンジョン第30層攻略に挑む。だが、これまで順調だったダンジョン攻略とは一転して全く歯が立たず苦戦を強いられる。レグルスは、アレクに弱体化の呪いをかけられたのではないかと疑う。だがある日、父である国王フェルクス・ガルダナに呼び出され、アレクに対して行った仕打ちを撤回し、才能あるアレクを重用するよう告げられる。苦戦した理由が自身の力量不足であったことを突き付けられたレグルスは憤慨し、アレクの行方を捜す。一方、フロアボスを倒したアレクらは“リクロマ”の残りのメンバーの行方を追っていた。
かつて仲間だったオーネストとクラシアに再会し、“ラスティングピリオド”は4年振りに再結集する。彼らは、ギルドマスターのレヴィエルからSランクパーティー“リクロマ”のメンバー救出ミッションを依頼される。向かうはフィーゼル西ダンジョン深部第64層。回復魔法が一切使えず、冒険者たちから“タンク殺し”と呼ばれていた。死霊はびこるダンジョンを互いに連携しながら進む先で、“リクロマ”のメンバーである魔法師のロキ・シルベリアと出会う。だが、彼はまさに今、死に物狂いでフロアボスから逃走しているところだった。
4年前、王都ダンジョン前人未到の第68層を攻略し、ダンジョン踏破記録を打ち立てた伝説の4人パーティー「ラスティングピリオド」。彼らは、いつかまた一緒にパーティーを組もうと約束を交わして魔法学院を卒業し、それぞれの道に進んでいった。そして現在。宮廷魔法師を辞めたアレクは、冒険者としてダンジョンへ挑むことを決意する。酒場でギルドマスターのレヴィエル・スタンツに出会い、ダンジョン深部への通行証を懸けて、手合わせをすることに。レヴィエルに苦戦を強いられるアレクの元に、かつての仲間が現れる。



























