LIAR GAME(ライアーゲーム)のあらすじ一覧
ネアルコのアナウンスが場内に響き渡り、「密輸ゲーム」全50ゲームが幕を閉じる。ゲームの最終局面、両タームはどちらもATMにマネーを残しておらず、均衡が続く。どちらもパスの応酬を続けるが、ヨコヤには状況を打開するための秘策があった。その策により「昼の国」は混乱し、終盤の「昼の国」は密輸を止められずボロボロの状態になる。両チームがロビーに集い、ついにアキヤマとヨコヤが対面する。ヨコヤはアキヤマの19億1千万円をとっさに隠した機転を称賛するが、アキヤマは実は隠してないことを告白。これでATMの残金は全て「夜の国」のものとなり、ヨコヤはアキヤマに失望した様子を見せる。
自白ゲームによって“昼の国”の策が暴露され、ヨコヤがその大胆な作戦を解説していく。ヨコヤは、アキヤマがうそをついている可能性もあると考えていた。ヨコヤは本当に19億1000万円を隠したのかという真偽を見極めるため、“昼の国”の策に乗った振りをすると宣言。さらに“夜の国”のATMから全額を下ろして“昼の国”のATMに入金した振りをする。だが、実際は“夜の国”にマネーを隠しておく作戦を目論む。そんな中、ヨコヤは“夜の国”ATMからマネーを運ぶ密輸人にアカギを指名する。
“昼の国”の勝利条件、それはメンバーの借金の帳消しと3回戦でのドロップアウト。そのためには、第三国口座のマネーを“夜の国”より下回る状態で確定させ、その後、協力者に“夜の国”のATMマネーを“昼の国”に運んでもらわなければならない。アキヤマが慎重に事を進めようとする一方、“夜の国”ではヨコヤが徹底した支配体制を敷き、絶妙なまでのアメとムチのシステムによって独裁がますます強固となっていた。アキヤマは支配を砕く“力”を信じて策を進めるが、その矢先にヨコヤが作戦を潰しにかかり、“昼の国”に大きな動揺が広がる。
ヨコヤはアキヤマが考案した裏切り作戦を先に完了していた。“昼の国”のATMマネーは全額“夜の国”ATMに入金され、“昼の国”のATMマネーは0円に。フクナガは、この状況から“昼の国”が勝つ可能性はゼロになったと吐露。すでに作戦を知る対戦相手には、もはや裏切りも期待できない。アキヤマは、策にハマったメンバーに「チームのためにやった事なのか」と尋ねる。その答えを聞いて「起死回生の策はある」と宣言し、自らが検査官となりメンバーをだました“夜の国”チームのアカギに接触を図る。アキヤマはアカギを揺さぶり、追い詰め、“夜の国”チームの仕組みとヨコヤの脅威を話すように仕向ける。
密輸ゲームは2日目に入り、アキヤマが最初の密輸人として出場する。フクナガはアキヤマのトランクには1億円が入っているとにらみ、対戦相手の検査官も同様に“ダウト1億円”をコールする。しかし、アキヤマのトランクは空だった。フクナガは、アキヤマがなぜマネーを積極的に運ばなかったのか納得できない。アキヤマはゲームで使われるATMとカードの仕様を細かく確認し、そこから“勝利する方法”を導き出したという。計画の鍵となるのは、対戦相手“夜の国”の協力者。ナオは“夜の国”の支配関係を探るため、相手の心理に迫っていく。
キクザワは、かつて自身がヨコヤに支配されていた過去を語り始める。高校時代、キクザワの通う学校に転校してきたヨコヤは、突然「この学校の支配者は誰ですか?」と尋ねてくるなど、奇妙な雰囲気を漂わせていた。金融グループの社長の息子であるヨコヤは不良グループに目を付けられ絡まれてしまうが、彼は不良たちを罠にはめて脅し、懐柔することで完全に掌握し、あっという間に学内の頂点に立った。恐怖の支配体制を敷き、学校中を意のままにしていたヨコヤが、今回のゲームでは“夜の国”を支配し、コントロールしているとキクザワが証言したものの、フクナガらは彼の裏切りに怒りを爆発させる。
キクザワは、“夜の国”の密輸を阻止する方法を見つけたと明かす。確認のために彼が再び検査官を務め、密輸を阻止すると“昼の国”の空気が一変。そんな中、アキヤマはヨコヤのいう“透視”の謎を解くように、次なる密輸人・ナオの背中を押す。ヨコヤと対面したナオは、トランクに現金が入っていないことを看過されてしまうが、同時にヨコヤの透視能力の疑惑を明るみにする。互いにライアーゲームの本質を語り合うナオとヨコヤだが、ヨコヤはナオの考えを否定し、独自の哲学を語り出す。一方、“昼の国”のキクザワがまたも密輸を阻止し、勝利への糸口をつかみかけるが、キクザワは次第に傲慢さを増して徐々にチームは分断されていく。
密輸ゲームが始まり、ナオらのチーム“昼の国”は最初の密輸人の役を押し付け合う。そんな中、1番手に名乗りを上げたナオは必勝法が見つかったと宣言するが、“夜の国”の検査官にトランク内の状態をあっさりと見抜かれてしまう。フクナガはその作戦は全員がとっくに気付いていたと呆れ、“夜の国”もリスクを恐れて同じ作戦を取るだろうと誰もが予想する。しかし、“夜の国”は早々に密輸を成功させ、“昼の国”に動揺が広がる。責任の押し付け合いが始まる中、ゲームの流れを変えるためにアキヤマが動き出す。流れが変わるかに思われたが、その流れを押し戻すかのような一言が“夜の国”の検査官・ヨコヤノリヒコから告げられる。
アキヤマは敗者復活戦を何とか乗り越えたナオに、「人は疑うべきだ」と忠告する。多くの人間が“信じる”の名の下に行っているのは他人を知ることの放棄、“無関心”であると告げ、疑うことは“悪”ではないと告げる。アキヤマの忠告を聞いたナオは、その言葉に心を動かされる。翌日、参加者たちが事務局員に案内されたのは廃空港。レロニラが告げる新たなゲームは、“密輸ゲーム”。今回はチーム戦で、参加者は“昼の国”と“夜の国”に分かれ、それぞれが敵国に残した資産を密輸しなければならない。両国のメンバーは“密輸人”と“検査官”の役を交互に務め、検査官は密輸人のトランクに現金が幾ら入っているか、空っぽかを推理していく。
9回目の投票が終わり、ナオは80票を獲得して得票数トップに躍り出る。ナオはアキヤマの策により、キクザワだけではなく全員に接触して大金と10票を交換していた。7人それぞれに大金を支払う約束をしたことで多額の借金を抱え、払えなければ契約不履行のペナルティーとなる状況だが、アキヤマには借金を帳消しにする大胆な作戦があった。彼のある宣言により、参加者たちの間に大きな動揺が広がり、次々とアキヤマとナオに接触してくる。一方、フクナガもアキヤマの提案を呑まざるを得ず、最下位を避けるために参加者同士の接触が活発化していく。アキヤマの強気の交渉はその後も続くが、参加者のサトウがこのゲームの必勝法にたどり着く。
“リストラゲーム”も中盤を迎えるが、ナオの票数は0票のまま。敗北を確信し打ちひしがれるナオに対し、フクナガはある提案を持ちかける。それはフクナガの票数30票と、ナオの所持金3000万円を懸けた1対1の勝負。提示されたゲームの内容は、トランプを使った運だけが勝敗を左右するゲームだった。フェアなゲームだと信じたナオは、申し出を受ける。幸先のいいスタートを切ることができたナオだったが、結果は敗北。ナオはフクナガに3000万円を奪われて泣き崩れる。そんな中、ナオから事情を聞いたアキヤマが、先のゲームはフクナガが勝つように仕組まれていたと看破。リベンジを促されたナオは、再びフクナガに勝負を挑む。
ナオらは敗者復活戦のため、廃墟のボウリング場に呼び出される。レロニラが告げる新たなゲームは、“リストラゲーム”。10回に渡る投票によって、9人のうち1人がリストラ=敗者となり、残り8人が3回戦に出場できるゲームだ。敗者は再び1億円の負債を背負う非情な戦いだが、参加者はなぜか落ち着いており、ナオは会場の空気に違和感を抱く。敗者はすでに決まっていると大半の参加者が考える中、投票までの時間を潰すためにフクナガがそれぞれのアピールタイムを催すことを提案。そこで、ナオは前回のゲームで大金を手にしたことをフクナガに暴露されてしまう。
フクナガはミウラ、15番と結託し、“少数決”の引き分けを狙う。だが、開票が始まる寸前に、アキヤマはフクナガらが「まんまとワナにかかった」とこぼす。動揺するミウラに対し、フクナガはハッタリにすぎないと一喝。そして、ついに開票が始まる。こうして、ライアーゲーム2回戦“少数決”は幕を閉じる。ゲーム終了後、アキヤマは、弱い人間にだまし合いをさせ、面白がっている主催者を突き止めると言い残して、ナオの前から姿を消してしまう。アキヤマと連絡が取れなくなってから1週間が経った頃、ナオの前にライアーゲーム事務局員の谷村が現れる。
フクナガユウジは、自らが“X”であることを明かし、勝利を宣言する。最後の勝者になるよう仕組んでいたと語り、アキヤマが少数派になることはないと断言。必ず少数派に入り、勝ち上がることができたトリックを明かし、完全勝利の構図を説明する。一方、ナオは信頼を巧みに利用され、裏切られた衝撃に涙をこぼしてしまう。巧妙な計画を聞いた会場の誰もが、フクナガの勝利を確信するが、アキヤマは含み笑いを見せる。彼は必勝法に穴があることを理解し、状況を見極めるため、ゲーム開始当初から参加者たちの“ある一点”にのみ神経を研ぎ澄ませていたという。アキヤマの“X”の策略を見破った方法が明かされる。
「少数決」の必勝法を見つけたアキヤマとナオは、5人の女性と初老の男性を集め、賞金を手にしつつライアーゲームから抜け出す作戦を説明する。それはゲームごとに必ず半数に分かれて投票を続け、最後に残った1人が代表として賞金を受け取るという協力戦だった。6人の賛同を得て、裏切りを防ぐための契約書も交わし体制を整えたが、懸念は危険人物“X”の存在だった。“X”を警戒することを約束し、ついに「少数決」の第1ゲームが幕を開ける。ナオは不安のあまり“X” の疑いのある15番の男に釘付けになる。その後、第1ゲームの結果が告げられ、疑惑の15番も勝ち残っていた。だが、アキヤマの違和感は別のところにあった。
ライアーゲーム2回戦の会場に、22人の参加者が集まる。ナオとアキヤマも参加することになった次なるゲームは、“少数決”。ライアーゲーム事務局の仮面を付けたディーラー・レロニラにより、ルールが説明される。“少数決”とは二者択一の問題が出題され、各プレイヤーはイエスかノーかを投票し、少数派になる回答をしたプレイヤーが勝ち抜ける。ゲームのリハーサルで少数派になれなかったナオは、“少数決”は他人を欺くことが必要で駆け引きと互いのハラの探りあいで勝負が決まることを思い知る。ナオは勝ち筋が見えない状況下で、ゲームを棄権すれば1億円の負債を抱えることに狼狽する。そんな中、アキヤマはある必勝法にたどり着く。
ナオは対戦相手のフジサワに、奪った1億円を返してほしいと必死に懇願するも、聞き入れられなかった。そしてライアーゲーム終了の時間が訪れ、2億円を守り切ったフジサワの雄叫びが響き渡る。同時にフジサワのもとにライアーゲーム事務局の回収人が現れ、札束のナンバーを照合し始める。返却分の1億円を差し引いた1億円を渡すと告げられたフジサワは歓喜に酔いしれる。一方、アキヤマはフジサワに“ある仕掛け”を講じていた。
元天才詐欺師・アキヤマシンイチの協力を得たナオは、自らをだましたフジサワから2億円を奪う覚悟を決める。アキヤマの提示した策は二つ。一つ目は、ライアーゲーム参戦の意志を敵にはっきりと告げる事。二つ目は、常に敵を監視する事。早速、フジサワに宣戦布告したナオは張り込みを行い、アキヤマが借りたフジサワ宅近くの空き家から監視を続けることに。監視の目を気にするフジサワは次第に外出を止めて家に閉じこもるが、作戦の意図がつかめないナオは、この方法で2億円を奪えるのかと焦り始める。ナオが疑問と不安を感じる中、これまでの策によってある結論に達したアキヤマは、フジサワにさらなるアプローチを仕掛けようと試みる。
周りから、“バカ正直のナオ”と呼ばれる女子大生・カンザキナオは、百円玉一枚であってもきちんと交番に届けるほどの正直者だった。ある日、ナオの元に送り主不明の小包が届く。中に入っていたのは、“ライアーゲーム”への招待状と現金1億円。ライアーゲームのルールは、いかなる手段を使ってでも対戦相手からマネーを奪うこと。拒否権はなく、ゲームに負ければ借金1億円。ナオは悪夢のような文面に震えるが、弁護士には相手にされず、警察にも相談できない。打ちひしがれるナオの元に、対戦相手の名前が届く。それは中学時代の担任教師・フジサワだった。






















