神の雫のあらすじ一覧
“第七の使徒”の対決で雫は一青に敗れ、一青との圧倒的な差を感じる。さらには、“神の雫”を巡る闘いは自分を負けさせるために豊多香が仕組んだ出来レースだと不信感を募らせ、“第八の使徒”の遺言状開封を欠席してしまう。会社にも出て来なくなり、心配したみやびがロベールの元を訪れると、ロベールは「雫と一青の二人が最後まで戦わなければ、“十二使徒”の頂点に立つ“神の雫”には、決してたどり着けない」と口にする。翌日、久しぶりに出社した雫は、使徒探しの勝負から降りることを宣言。ワイン事業部一同が必死に止めるなか、突然一青がネットで“第八の使徒”の記述を公開し、雫への宣戦布告する。
雫とみやびは、“第七の使徒”のヒントを得るためオーストラリアを訪れていた。太陽ビールオーストラリア支部のナディアと意気投合するも、その父・ジャックからは「日本人は、我々の敵だ」と拒絶されてしまう。雫はナディアから詳しい理由を聞くなかで、オーストラリアの植民が始まった際、そのほとんどが砂漠や荒野だらけの土地だったため、貧しい土地の方が向いている葡萄栽培が広まったことを知る。そんな中、雫とみやびは「ジャックの森を燃やせばいい」という不穏な会話を耳にする。一方、一青はアメリカのナパ・ヴァレーで、ワインの映画を見せてもらうことに。
雫とみやびは、美島壮一郎とアンヌ・ギルマールの結婚披露宴パーティーに参加する。新郎新婦が料理に合わせて選んだワインには思わぬ仕掛けがあり、雫は6本のワインを通して“十二使徒”に秘められたもう一つの意味を悟る。時を同じくして、一青も“神の雫”とは何かをつかみかけていた。そんな中、神咲邸で“第七の使徒”の記述がひもとかれる。雫は「サグラダ・ファミリア」という言葉から、豊多香が「人の力」を表現しようとしているのではないかと考える。そこでみやびの提案を元にさまざまな地域のワインを試す中で、オーストラリアに狙いを定める。一方、一青はローランを連れてアメリカのナパ・ヴァレーを訪れる。
雫とみやびは、“第六の使徒”のヒントを得るため飛鳥を訪れる。雫らは失踪した元恋人を捜すレオナルドの話を聞くうち、手掛かりとしていた元恋人・菜月が残した詩歌の解釈に誤りがあることに気付く。3人は彼女の真意に触れるため、夜明けの丘で“宇宙に漂うような”光景を眺めながら“バローロ”を飲むうちに寝入ってしまう。ふと目覚めると、思いもよらぬ出会いが待っていた。一方、京都で連日弥勒菩薩の元へ通う一青は、母・仄香により“もう一つ”の弥勒菩薩の存在を知る。泣き弥勒と呼ばれる像の前で、仄香は一青が使徒の候補と見定めていた“クロ・サン・ジャック“を飲むように告げる。
“第六の使徒”が読み上げられる。本間が“第六の使徒”だと主張したイタリアワイン「バローロ」からヒントを得た雫は、“宇宙のようなワイン”を探しにみやびと共に飛鳥を訪れる。偶然見つけたイタリアワインのレストランバーの店主・レオナルドと話すうちに、とある詩歌にたどり着く。一方、“第六の使徒”の描写から、広隆寺の弥勒菩薩ではないかと察した一青は京都へ向かい、霊宝殿にて弥勒菩薩と対峙する。寺を後にした一青の前に、3年ぶりの再会となる母・仄香が現れる。拒絶する一青に対し、仄香は「ただ通い詰めて仏像を見ているだけでは“第六の使徒”を見つけることはできない」と忠告する。
雫と一青は“第五の使徒”のヒントを得るため、マッターホルンの頂上をそれぞれ別ルートで目指し始める。しかし、二人はあっという間に悪天候に変化する魔の山の本性を体現する。アンディの先導で、迂回ルートの長い道のりを進む雫に対し、一青は天候の影響をまともに受けるヘルンリルートでハイペースに進む。いよいよ身動きが取れないほどの吹雪に直面し、ガイドのハウワーは一青に「これ以上は無理だ」と下山を促す。だが、一青はマッターホルンに登ることは「命より大事なんだ…」と訴え、1人で登ることを決意。一層強くなる吹雪の中、一青は母・仄香の幻聴が聞こえ始める。
富士山の見える豊多香の別荘で「第五の使徒」が読み上げられる。ロベールは聞くなり、雫と一青に「命を懸ける覚悟をしておけ」と警告する。「第五の使徒」が指しているのはマッターホルンだと察した2人はスイスへと渡る。マッターホルン麓の街・ツェルマットに到着した雫は、途中に出会ったCA・真紀と共に登山ガイドを探すが難航する。望みをかけて入ったワインバーのような最後の一軒でも、店主のアンディから「山を分かっている登山家しかガイドしない」と断られてしまう。雫が、諦めようとした時、「どこの国のワインか当てられたらガイドを引き受けてやってもいい」とワインを渡される。
雫と一青の策略により、神咲家別荘の地下カーヴからワインを盗んだ犯人が判明する。だが、その犯人には気の毒な事情があった。そんな中、銘柄の分からなくなった数千本ものワインが眠っているとの情報が舞い込む。そのコレクションの鑑定を3日以内にすることができれば、犯人を救えるという。雫とローランは互いの得意分野を生かすため、香りで鑑定を進める。一方、みやびと一青はキャップシールやコルク、ワインの保存状態からワインを特定していくことに。作業を進める中、一青はみやびの仕事ぶりやワインへの熱心な姿勢を高く評価し、スカウトする。
神咲家別荘の地下カーヴから、5本のワインが盗まれる事件が発生。全て二度と手に入らない貴重なワインで、合わせて1000万円以上の価値があるという。犯行が可能なタイミングで屋敷を訪れた容疑者は4人で、何とその中にはロベールも含まれていた。神咲邸に駆け付けた雫と一青は、盗まれたワインがどれほどのものかを知るため、豊多香が2人に残した100年以上前の“シャトー・マルゴー”を試飲することに。あまりの味わいに圧倒された2人は、事件を解決しワインを犯人から取り戻すことに合意する。ロベール以外の3人を軽井沢の別荘に招待し、犯人のあぶり出しが始まる。
“第四の使徒”は“初恋”が主題となる記述だった。一青は、人捜しで横浜のあるバーまで赴き、ジャックという人物と再会する。一方、ワイン事業部では音楽家・真壁宗助から、豪華客船をステージにしたワインと音楽のイベントでワインのコーディネイトをしてほしいと雫宛に依頼が入る。“初恋”をテーマにした演奏会で、日本人のヴァイオリニスト・秋想名誰の音楽にふさわしいワインを探すことに。雫は偶然にも、15年前にフランスで想名誰と会っていた。雫にとって“忘れるはずがない”彼女の音色は、当時以上になぜか寂しく聴こえていた。
再び訪れた“第三の使徒”を巡る対決の日。雫と一青、二人が同時にテイスティングに臨むと勝敗は思わぬ結末を迎える。多忙な日常に戻った一青は、“失敗は決して許されない”会食の予定を控えていた。ローランはこの重要なワインの管理を任される。しかし、長年パトロンとして支えてきた自分を差し置いて一青に目をかけられているローランをよく思っていないマキが、裏から手をまわして劣化したワインを出させる。一方、一青の足を引っ張った責任を感じたローランは、自分が一青のそばにいるべきではないと考え、帰国することを決意する。
雫と一青は、“第三の使徒”と信じるワインを神咲邸に持ち込む。だが、二人は判断を誤りロベールから「両者資格なし」と宣告を受ける。「もう一度チャンスを」と食い下がる二人を見かねたロベールは、3日間の猶予を与える。“ジゴンダス”を飲んだ雫は、“第三の使徒”“郷愁”のワインは「グルナッシュの古木というより老木」から造られたワインだと確信する。高杉のスーパーで該当するワインを試飲する中、ワインのコルクで造られた古木のオブジェから“第三の使徒”を嗅ぎ取る。一方、一青は“第三の使徒”のヒントを求め、たった一人で3日間を遊園地で過ごす。一青はコーヒーカップを見ているうちに、幼少期の記憶へと引き戻されていく。
“第二の使徒”に関する記述が発表される。雫と一青は、手掛かりである“モナ・リザ”をヒントに探し始める。神咲邸を訪れた雫は、ミステリー作家の夏八木舞子と再会。夏八木は雫に、真っ黒のエチケットが貼られた奇妙なワインが届いたことを明かす。ワインに添えられていた手紙には、「ワインの正体が分からなければ、命はない」という脅迫状ともとれる内容が記載されており、雫はこの謎に挑むことに。後日、夏八木の家を訪れた雫は土産としてワインを渡すと、「セカンドワインは飲まない」と夏八木に拒まれてしまう。一方、一青は“第二の使徒”を探すためには“渇き”が必要だと考え、タクラマカン砂漠で日系の女性・ローランと出会う。
雫らは、有名なワインだけが一流ではないことを高杉に証明するため、ワイン探しに奔走する。雫は一青を頼り、ビッグ・ヴィンテージでありながら平凡な出来のマルゴー75年を見つけることに成功する。同じ年の格下シャトーでマルゴーを上回るワインを探すべくロベールを訪ねると、ワインスクールに手紙を持っていくよう指示を受ける。スクールに到着した雫らは、テイスティングに使用された500種類以上のボルドーワインの残りを試飲する。だが、納得いく最後の一本は見つからない。そんな中、高杉から連絡を受けたみやびは2人で食事をすることに。みやびは、学生時代から変わってしまった高杉に何があったのかを問い詰める。
ワイン事業部に、大口契約のチャンスが舞い込む。その取引先は、みやびの中学の同級生で初恋相手・高杉だった。高杉は、一流の食材や酒を専門的に扱うスーパーマーケットを開くため、一級シャトー、マルゴーを筆頭に有名高級ワイン限定でそろえてほしいと注文する。だが、雫と本間はワインの価値を値段や知名度だけで測る高杉の考えに納得がいかない。そこでみやびは高杉に対し、自分たちで選んだワインと高杉が言う高級ワインを飲み比べて判断してほしいと嘆願する。一方、高杉からは、もしマルゴーに程遠いワインを提案されたらみやびを自分の会社に引き抜くという条件を課し、要求を受け入れる。
ワイン事業部に、イタリアワインのみを保管するセラーを持つほどイタリアワイン好きな本間長介が配属される。しかも、香りをかぐだけでイタリアワインとフランスワインをかぎ分ける嗅覚を持っているという。配属されてまもなく、本間は太陽ビールワイン事業部ではイタリアワインのみ扱うことにすると宣言。勝手な方針にいら立った雫は、本間に激しく反抗する。2人の様子を見かねた河原毛とみやびは、イタリアワインとフランスワインの試飲会を実施を提案する。雫が試飲会で出すワインを考える中、ワインを次々とたたき割っている男性を目撃する。事情を聞くと、一青による酷評の記事のせいで彼の店から客や従業員が消えたと知る。
雫は、“第一の使徒”の手掛かりとなった画家・水澤カオリの失われた記憶の中のワインを探す。カオリが夫に止められていたブルゴーニュのワインにヒントがあると考えた雫は美島のフランス料理店でソムリエに扮し、客が頼んだワインをテイスティングすることに。そこで音楽家の真壁宗助が頼んだワインを口にした雫は、あることに気付く。後日、夫を連れて再び店を訪れたカオリは、雫がサーブしたワインを飲んで失っていた記憶を取り戻す。雫はこのワインが“第一の使徒”だと確信する。一方、一青も99%間違いないと自信に満ちた“第一の使徒”を探し出す。2人はあえて試飲せず、それぞれが“第一の使徒”と考えるワインを神咲邸に持ち寄る。























